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摩周湖YHを出発して、弟子屈町を通り抜けたところで、今日の宿泊予定の標津周辺にある、尾岱沼YHに電話をして予約する。しかし、よく地図を確認し、その後行く方向を考えると、この尾岱沼YHは少々遠回りだし、標津町にもYHがある。もう一度電話し、キャンセルを願い出るが、キャンセルの場合は、料金がかかるというので、キャンセルを諦める。 |
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鉄道沿いの道を走る。途中、計根別駅があったので、休憩がてらに寄る。 中標津の街が近づいてきた。眺めが良いという海洋台に寄るのは諦める。時間的に余裕がないし、登って降りてくる体力もない。 中標津の町中のほかほか弁当屋さんで、串カツ弁当を購入して食べる。安くて、ボリュームがあって、できたてでとても美味しい。 |
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下ってゆくと正面に海が見えてきた。野付水道だ。少々南下し、分かれ道を野付半島に入る。両側が海の細い土地に作られた道を走って行くと、トドワラが見えてきた。トドワラは、海水が影響したのか森が風化して、巨木が枯れて倒木になっている場所だ。事前の情報では、もっと沢山の木が立っているイメージだったが、今はそれに比べてずいぶん減ったようだ。完全になくなるのも時間の問題だろう。 野付半島の一番北東の地点からは、国後島がよく見える。野付水道を挟んで、20kmも離れていないのだから当たり前だ。日本人はなかなか行くことが出来ない、多国に占拠されたままの日本の島を間近に見て、いろいろなことを考える。 |
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尾岱沼は、エビ漁が盛んで、そのための特徴の有る船で有名とのことだが、その船を見ることはなかった。 |
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尾岱沼YHは、夜になると蟹を出してくれて食べ放題だ。食べ放題と言うこともあり、それほど高級なカニではないと思うが、みな黙ってひたすら食べる。もったいない話ではあるが、思ったより沢山食べられず、飽きてしまう。 宿泊者8人ぐらいで、近くの灯台の所まで散歩しに行く。門限に少々遅れてYHに戻ってくると、YHの管理人のお兄さんに少々嫌みを言われた。彼はYHでは禁止のビールを飲んでいて、少々顔を赤くしているが、それも問題なんじゃないかと思う。 |