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長万部駅で、日本海方面に行くという、関西から来たサイクリストと別れ、おまけに、国道5号線と、函館本線とも別れ、内浦湾岸沿いの国道37号線及び室蘭本線沿いを走る。 |
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調子よく、室蘭本線と内浦湾の間の道を走っていると、いきなり前方に山が見えてきて、少々内陸に入り、国道37号線は登りになった。礼文華峠へのアプローチの始まりだ。この辺は唯一内浦湾に山がせり出しているところで、湾岸沿いの道も、少々内陸に入らざるを得ず、地形的には峠を越えることになる。 |
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いくつかのトンネルくぐり、豊浦町に到着。ここからはまた湾岸の道だが、相変わらずトンネルは多い。 ドライブインで早めの昼食。というより、朝食は食べていないので、朝食兼昼食だろうか。食後のんびりしていると、眠くなってうとうとしていると、お店のオバチャンが、眠いなら寝ていけばと言うので、座敷の席で座布団を枕に昼寝をさせてもらう。 大沼公園で会ったサイクリストが言っていた通り、北海道はもうだいぶ涼しくくなってきたようだが、地元の感覚ではそうではないらしく、ドライブインのおばちゃん達の話の中の、今年は暑いね。と言う言葉に驚いてしまう。 |
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室蘭本線の洞爺駅を過ぎ、少々行ってから、左に曲がって内陸に向かって少々登り洞爺湖をめざす。洞爺湖は内浦湾から、ほんの5km内陸に入った所だ。登っていると、ロードレーサーのサイクリストと会った。ロードレーサーにしては、荷物を持っていて、ツーリストのようだ。少々話をすると、札幌から来たとのこと。北海道もまだまだ走っていないところが多いと言っていた。少々意外だったが、私だって、地元の関東地方をサイクリングすることは少なくないわけで、地元の人が北海道をツーリングするのも不思議なことではない。 |
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洞爺湖への登りは大したことが無く、ピークを過ぎて、あっという間に、洞爺湖に下ってきた。洞爺湖の南側の湖岸の通りは、ホテルなどが沢山り、温泉もあるので、いかにも観光地というたたずまいだ。ホテル街を抜けて、ちょっと前に、噴火で有名になった昭和新山を見るために少々寄り道をする。新山の名のごとく、まさしく、出来たばかりの山で、木など生えていない禿げ山であった。 |
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洞爺湖に別れを告げ、洞爺湖のすぐ東側を走るローカル線である胆振線沿いに走り、久保内駅を見つけたので、今日はここに泊まることにする。駅員さんに声をかけたら、一応、何かあったら困るので、住所と名前を書かされ、建物の中で火を使わないことを注意された。 駅の外で、固形燃料を燃やして、お湯を沸かし、インスタントラーメンを作って夕食にする。 |