|
| Half Moon Bayのホテルの部屋に架かった素敵な海の小物 |
|
|
朝起きると空が曇っている。朝食を取るため、1階のバーの隣の部屋に移動するべく、ホテルの入り口を出ると、なんと雨が降っている。今までは好天に恵まれ、やっぱりカリフォルニアは雨が降らないんだと思いこんでいたので、唖然としてしまう。 テラスの方に向いた席に座り、焼きたてのパン数種類と、ゆで卵と、オレンジジュースやミルク,コーヒー紅茶の朝食を取りながら、板張りのテラスの床を見つめるが、雨は全く止む気配はない。食事を終えて、部屋に戻り、ちょっと考えて、今日はこのホテルにもう一泊する事に決めて、1階のカウンターにて一番安い部屋に買えてもらう。部屋に戻って、持参の音楽プレイヤーで音楽を聴きながら、ベッドに横たわっていたら、ぐっすり寝てしまった。昨日は飲んだくれてしまったし、旅の疲れも出てきているし、ちょうど良い休養日だ。 何度か、寝ては起きてをくり返し、目が覚めると、もう4時を過ぎている。外を見ると、もう雨が上がって、日が差している。ハーフ・ムーン・ベイの町中を観光しようと思い、遅まきながら歩いて出かける。 |
|
| Half Moon BayのMain Streetにはお洒落な看板が沢山 |
| | Half Moon BayのMain Street |
|
|
ホテルを出て、すぐ前のメイン通りという名前の通りを南に向かうと、昨日に引き続いて、公共施設の庭に移動式の遊園地に沢山の人が集まっている。子供達は、観覧車に乗ったり、お菓子を買ってもらったりして、喜んでいる。 メイン通りをホテルの方に戻る途中、良く見ると素敵なお店が沢山ある。日曜日の夕方でほとんどの店が閉まっていたが、カフェとか、家具屋とか、どの店もセンスの良い店ばかりだ。歯医者の看板でさえ、日本ではさしずめペンションの看板のようだ。自動車修理工場だって、とても素敵な看板を出して、町ぐるみで良い雰囲気を作り出しているのがわかる。昨日も同じ通りを通ったが、パレードに気を取られていたのと、宿を探すので必死で、街並みを楽しむ余裕など無かった。 |
|
| Half Moon Bayで宿泊したSan Bonito House |
| | San Bonito Houseの1階にはパブとレストランがある |
|
|
ゆっくりとメイン通りの街並みを見学しながら、宿泊しているサン・ボニート・ハウスの前に戻ってきた。改めてこの建物を見ると、それなりの雰囲気をもった建物であることがわかる。あれこれ角度を変えて、写真を撮ってみる。1階にあるパブには、地元の人だろうか、沢山集まってきて、飲んでいる。 |
|
| Half Moon BayのMain Streetの入り口 |
| |
| | セブンイレブンで購入した巻き寿司とうどんのセット,サンドイッチなど |
|
|
サン・ボニート・ハウスを過ぎて、まだメイン通りを反対側に行くと、家がまばらになってきて、橋を渡るとモダンな商業区画が現れた。もうどの店も閉まっているが、ここにある自転車店は、かなり大きく、窓から中を覗くと、最新の技術を使った高級車と並んで、ヨーロッパの香りのする少々アンティークな自転車等も並んでいて、もっと早く散歩に出てこなかったことを悔やむ。 この辺は、もうメイン・ストリートの北端で、もうちょっと行くと州道1号線との合流するわけで、サン・フランシスコ方面から来ると入り口に当たるわけだ。交差点の近くにセブン・イレブンがあったので、中に入ってみる。海外のセブン・イレブンと言えば、10年以上前にカナダで見かけたが、日本の物とはずいぶん違う感じがした記憶があるが、ここのは売っている商品に違いはあるものの、日本のセブン・イレブンと似た雰囲気を感じた。商品の並べ方や、簡単にその場でオーダーを受けて作る物がカウンターに並んでいたり、なんといってもお店の明るさが似ている。セブン・イレブンは、経営が破綻して、日本の法人に買い取られたと聞いたが、日本に合わせたものか、そもそも日本が本家米国のやり方を取り入れていたのか定かではない。 寿司と細いうどんのセットやサンドイッチ、スナック菓子やサイクリングにはいつも携帯しているチョコレートや飲み物を買い込む。レジに並ぶと、前の人は、ちょっとした物を買っているのに、カードを使っている。カード支払いは、他の種類のお店でもよく見かけるどころか、現金で支払うのが少ないぐらいだが、この辺が日本のお店とは大きな違いだろうか。 |
|
セブン・イレブンを出て、もう一つある商業地区に入ると、こちらはモダンな新しいお店が並んでいた。カフェとか、書店とか、エスニック料理の店だ。奥の建物の1階にはまた別な自転車店があったが、こちらは流行のモデルのみの扱いのようだ。この時間はもちろん開いていない。飲食店以外で開いているのは、書店だけだったので、中を覗くが、結局何も買わずに、その地区を出る。 ホテルに戻る途中、いろいろなお店が入っている建物があったので入ってみる。入り口が薄暗く、小綺麗で地味な看板が出ているだけで、来るときは気が付かなかったが、中にはいるととても魅力的な店が並んでいる。入り口脇には小さなカフェがあり、アンティークな雰囲気のレストランや、紙を中心に扱い、ちょっとした印刷も行う店など、趣味的な店もあり、センスの良さが感じられる。このような規模の町で、どうしてこなに素晴らしいお店が揃っているのか不思議だ。昨日今日と週末だが、それほど多くの観光客が詰めかけているようでもないし、宿泊施設だって数が限られている。夏は、ビーチに来る客が沢山いて、まだピークシーズンになっていないのだろうか。などと考えながらホテルに戻る。 |