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朝早く旅立った同室の彼を見送った後、ベッドでもう少しうとうとして、モーテルを出た。 |
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昨夜は満員で泊まることのできなかったクイーンズタウンYHに行き、荷物を置く。昼間YHは閉まっているが、エントランスホールは開いていて、みな椅子の下などに荷物を置いて遊びに行くのだ。誰でも出入り自由だが、荷物を盗む人などいないようだ。 白人のグループの人が話しかけてきて、ラフティング(川下り)のチケットが余っているので安く買わないかという。様子を見ていると、どうも予定が変わり、何人かのチケットが余ったようだ。ラフティングはクイーンズタウンの有名な観光の一つであり興味はあるが、今日は帰りの飛行機や明日のミルフォードサウンド観光ツアーの手配に奔走せねばならないので、丁寧に断る。 |
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マウントクック航空のカウンターでクイーンズタウンからオークランドまでの帰路の飛行機の手配をする。まったくの場違いだとは思ったが、国際線のチケットを見せてリコンファームをお願いする。なにやら調べてくれたらしいが、登場再確認ができたのかどうかよくわからなかった。 隣の建物にある政府観光局へ行って今度は明日のミルフォードサウンドツアーの申込だ。明日朝早く出発するバスツアーのチケットを無事入手することができた。 |
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またまた昼食はお馴染みのケンタッキーフライドチキン。一人で豪華な食事をしてもおもしろくないので、ついついお手軽な方法になってしまう。 |
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昼食の後、ゴンドラで展望台に登る。クイーンズタウンの街と、ワカティプ湖、その向こうにリマーカブル山など、すばらしい大パノラマが見える。 マウントクックYHで同泊だった日本人女性とドイツ人のおじいちゃんのペアとばったり再会。レストランでコーヒーなど飲んで歓談。彼女はオーストラリアに滞在し、ワーキングホリデーで仕事をしているそうで、知人のドイツ人のおじいちゃんとニュージーランド観光に来ているそうだ。 |
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展望台へ登るゴンドラ乗り場の脇にある鳥の動物園バードライフに寄る。ここはニュージーランドだけに住む夜行性の鳥、キーウィが見られることで有名。暗くした部屋で目を凝らして見ると、思ったより大きな子猫ぐらいの鳥がのっそり歩いていたのがわかったが、あまりよく見えなかった。 |
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ワカティプ湖岸の船着き場まで下ってきて、湖を見ながらボーっとする。湖岸をぐるっと回った所にちょっとした公園のような所があるので行ってみることにする。そこは半島になっていて、その片側が船着き場の対岸に位置するのだ。 この公園は湖岸にブランコなどのちょっとした遊び道具があり、日本人カップルが一組と、小さい子どもを連れたおかあさんがいるだけで静かな空間である。 |
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日没にはまだ時間があるので、ワカティプ湖観光を楽しめる蒸気船が船着き場から出ているので、乗ることにする。 一人旅の日本人がいたので、よもやま話をしながら船の外を眺める。雲行きが怪しくなってきて、雨が降り出した。徐々に暗くなって景色も見えなくなってきたので、船の中をうろうろする。機関室では蒸気エンジンがせっせと蒸気の中で動いていた。 |
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ずいぶん暗くなって、なにごともなく蒸気船は船着き場に戻ってきた。天候のせいか、あまりぱっとしない蒸気船観光であった。 |
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昨日泊まることのできなかったクイーンズタウンのYHはとても大きかった。今日は管理人さんの誕生日とかで、なにやらにぎやかだ。設備のととのった大きなキッチンで自炊をしていると、台湾人の女の子3人組が話しかけてきた。いかにも文法通りのしっかりした感じの英語であるが、まともに答えられない自分が悲しい。海外に出る東洋人で、英語がこれだけ話せないのは日本人だけだろう。 |