やっとのことで、ホワイトヘブンの町に到着。しかし、駅は市街地から離れているらしく、駅を示す看板にしたがって進めどなかなか到着しない。時計をみるともう列車の発車時刻である。もうこうなったら時計が進んでいることと、列車が遅れていることに期待するしかない。。
やっとのことで駅に到着。列車の気配はない。自転車を軒先に置き、ポンチョを脱ぎながら駅に駆け込むと、列車もう発車した後であった。次の列車は2時間弱も待たなければならず、おまけに幹線に乗り換えるカーライル駅では接続が悪く、もう2時間も待たなければならない。
雨の中走りずくめで疲れていて、何も考えられない状態なので、待合室でボーっと休憩する。もうこうなったら開き直るしかないと、駅近くのマーケットに昼食の調達に行く。大きな駐車場のある巨大なマーケットで、漁港の町だからか、魚介類が豊富に売られていた。イングランドに来てスーパーマーケットでの買い物は初めてだし、時間があるので、どんなものが売られているのかじっくり見てまわることにする。
列車が到着アナウンスが有ったので、小さな駅舎を出て自転車とともにプラットホームへ入る。改札という物がありそうでないので変な気分である。到着した列車の客車のドアから顔を出している車掌さんに誘導されて乗り込み、自転車を客室の入り口の荷物スペースに置く。ローカル線は、荷物車が連結されていないのだ。
乗り込んだ列車は数人しか乗っていない。さっきスーパーマーケットで仕入れたサンドイッチやサラダやバナナを昼食として食べる。海岸線を北上する列車の車窓からアイルランド海を眺めながら、各駅で乗り降りする人を見ていると、イングランドの普通の人々の生活が見えてくるようだ。
トーマスクックの時刻表と首っ引きで、別のルートが無い物か考えたが、やはりカーライル駅で2時間待つより早く次の乗り換え駅であるバーミンガムの駅に到着することはできそうにない。これではストーンヘンジのあるソールズベリー行きを諦めざるを得ないようだ。乗換予定だったブリストル駅で下車し、ブリストル国際YHに泊まることにする。このYHは駅からも近く、24時間オープンだから遅くなっても大丈夫だ。そもそもソールズベリーはB-O-Aには50kmと遠すぎて、この腰の状態でなくてもストーンヘンジを見学してからイベントの開始には間に合いそうにない。