機外が明るい状態で日付変更線を越えて今日になった。往路での得した気分はこれで帳消しだ。午後搭乗してから11時間ほどの空の旅だったが、日本に着いたときの時間はまだ夕方と言うには早すぎる時間だ。
入国審査をスムーズにパスし、荷物を受け取って税関へ向かう。土産のビーフジャーキーは検疫が必要であるが、なんとスモークサーモンは検疫不要である。魚類は海路から簡単に国境を越え来るので、空港でいくらチェックしても無意味だそうだ。北海道マラソン参加者の面々に「グッド・ラック」と告げて別れる。
ここからの移動は大荷物を抱えての移動になるので一番しんどい。税関を出て多くの出迎えの人の待つロビーに入ると、私には高湿度の空気だけが出迎えてくれ、無事日本に帰ってこれたことを感じさせられた。
空港からの最も一般的な交通手段は、まずバスで京成電鉄の駅まで行き、そこから形成スカイライナーで都内まで。京成電鉄の駅までは歩いて行けない距離ではないはずだが、空港の警備上それは許されないし、大荷物を抱えてそんな気になるわけがない。満員で立っている人が多い中、一番最後の方に乗り込んだ。わずか数分のバスの旅ではあるが、自転車を支えて入り口のステップ近くの乗車はかなりつらい。空港ビルの真下に駅を早く作ってほしいぞー。