カナダサイクリング

カナダサイクリング 詳細
1987年8月22日 土曜日 ワイルドなYHに泊まりカナダの大自然を満喫


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走行ルート
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Mosquito Creek YHBow湖Bow峠Peyto湖展望台Saskatchewan交差点Rampart Creek YH
天候
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晴れ
宿泊先
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Rampart Creek YH
走行データ
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走行距離:65km
支払い
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Saskatchewan交差点の食料品店にて
アイスクリームCA$1.00
ハムCA$2.50
アップルジュースCA$1.00
Rampart Creek YHにて
ハンバーガー
フランクフルト
ビール
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Mosquito Creek YH 10:00発
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Mosquito Creek YHの朝s5tr
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Mosquito Creek YHの朝

朝食後、同泊のおばさんとこのYH宿泊者の義務であるキッチンの掃除や川への水くみをしっかりやっる。一人でライトバンを運転して旅を続けるそのおばさんにほめられると、つい日の丸を背中に背負ったような気になってしまう。

YHの会員証にスタンプを押してもらうときに、「タノシンデクダサーイ」と変なイントネーションで管理人の女性が私に言う。発音だけ日本人に教わったようで、意味がわからないというので「Enjoy!」という意味だと教えてあげる。英語は不得意なのでこれだけしかわからない。

昨日より日差しの強い中、再びアイスフィールドパークウェイを北上する。今日はとてもすばらしいと聴くペイト湖に行くのだ。会社の元上司が昔レンタカーでここを走ったとき行きそびれたということで是非見てきて欲しいと言われている。

Bow湖 11:00着
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Bow湖s5tr
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Bow湖
Icefield Parkway沿いに現れるBow湖s5tr
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Icefield Parkway沿いに現れるBow湖

道のすぐ脇にボウ湖が出現した。この付近は湖と反対側にも高い木が無く、日差しがもろにきつい。ボウ湖をはじめ、沿道にある湖はどれも青い水の色をしている。この付近はアイスフィールドという道の名が示すように、氷河が多く、その氷河が長い間かけて岩から削り取った鉱物が水に豊富に含んでいるためにこのような色になるらしい。

Bow峠 12:00着
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ボウ湖からなだらかに登って行くとボウ峠に到着。思ったより楽に登ることができた。この峠は、南はボウ湖から南へと流れるボウ川、北はペイト湖から北へ流れるミスタヤ川の分水峠となる。

峠についてほっとしたのもつかの間、ペイト湖の展望台へはボウ峠から標識に従って峠から嶺を登らなければならない。峠の登りよりもこっちの方が数段きつい。

Peyto湖展望台 12:20着
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Peyto湖上流部方向s5tr
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Peyto湖上流部方向
絶景を楽しみながら一服s5tr
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絶景を楽しみながら一服
展望台からのPeyto湖の眺めs5tr
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展望台からのPeyto湖の眺め

展望台の駐車場が見えてきたので力を振り絞って登る。ここでペイト湖を見ながらの大休止の後は、ずうっと下りなので後のことは考えないでめいっぱい体力を使う。

車がたくさん止まっている駐車場の片隅に自転車を止めフロントバックとボトルを持ち、ちょっとしたハイキングコースを歩き始める。程なく切り立った嶺に着くと眼下にすばらしいブルーの水を満たしたペイト湖が見える。いくつかある展望ポイントの木でできた手すりにもたれ、時を忘れて見入ってしまう。

更にハイキングコースを嶺に沿って高いところまで行く。木の手すりでできた道は終わりになり、岩場を登って行くとだんだんペイト湖とそれをとりまく針葉樹の森、その向こうにそびえる山々がよく見えるようになる。手頃な岩に腰掛け、あまり物の食料で昼食をとる。森に囲まれて道はよく見えないが、北に向かってのびる谷をこれから下って行くわけだ。

Saskatchewan交差点 15:30着
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特徴のある山がどんどん現れるs5tr
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特徴のある山がどんどん現れる
出会ったサイクリストとアイスクリームを食べるs5tr
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出会ったサイクリストとアイスクリームを食べる
Icefield Parkwayをひたすら南下するs5tr
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Icefield Parkwayをひたすら南下する

ペイト湖から流れるミスタヤ川はサスカチュワン交差点で北サスカチュワン川と合流してほぼ直角に東へ折れて流れる。南北を貫くアイスフィールドパークウェイも同様にここが東に折れる道との交差点である。

交差点をすぎたところで大きな橋を渡ると、久しぶりにガソリンスタンドや食料品店が集まった一角があった。食料品店の入り口付近にロードレーサー風の自転車が止まっていて、店の中から大盛りのアイスクリームを持ったレーサーパンツ姿のおじさんが出てきた。目で挨拶して食料品店に入り、食料とアイスクリームを購入。出てくるとおじさんは食べ終わっていて、「ワンモアー」と言って再び食料品店に消えた。何ともう一つあのでかいのをやっつけるわけだ。二人でアイスクリームを片手に記念撮影をして先に失礼する。

Rampart Creek YH 16:40着
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Rampart Creek YHで楽しく過ごすs5tr
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Rampart Creek YHで楽しく過ごす
今日は宿泊費タダでBBQs5tr
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今日は宿泊費タダでBBQ
夜遅くまでバレーボール大会が続くs5tr
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夜遅くまでバレーボール大会が続く
夜9時ぐらいにやっと日没s5tr
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夜9時ぐらいにやっと日没
日没後も賑やかだs5tr
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日没後も賑やかだ

サスカチュワン交差点からは川沿いの登りになるが、今日宿泊するランパートクリークYHは30分ほど行ったところにあった。道から少し入ると広い広場があって、今までのYHと違い人がたくさんいる。

このYHは一昨日コーラルクリークYHでお世話になったディビットが言っていたようにかなりおもしろいYHのようだ。到着していきなり今日はタダだと言うのだ。「ホワイ?」と中学で習った英語を発すると、今日はバレーボール大会だからタダでいいという。少し低くなった所に作られたバレーボールのコートではすでに白熱?した試合が展開されていた。軽快な音楽がジープのラジオから絶えず流れている。私もゲームのカウント役などをさせられ、緊張しながら英語でカウントをとる。皆しきりに体を動かし、腹が減るといくらかの金を払い、焚き火の上に載せた金網でハンバーグやフランクフルトを焼きパンに挟んで食べ、樽からわき出る泡の多いビールでのどの渇きを潤す。とにかく今日は近隣からダダでいいからと友人知人をたくさん呼んで、飯を作る暇も惜しんでバレーボールをやって騒ごうと言う企画らしい。

日本の北海道より緯度が高いので夜8時をすぎてもまだ外は明るい。さすがに9時を回ってだんだん暗くなってきた。山奥のYH なのでガス水道はもちろん電気も来ておらず、当然バレーボール大会は終わりである。と思っているとさにあらず。ジープがバレーボールのコートに向かって斜面を降りようかというところで止まり、ヘッドライトを点ける。ラジオのスピーカーがコートに向けられるとより一層盛り上がってきた。

昼間自転車で走ってきてさんざん騒いだ私には、疲れてもうこんな奴等とはつきあっていられないと、車で旅をする女性2人男性1人のグループと一緒にサウナにはいることにした。若い女性とサウナに入るということでちょっと期待したのであったが、真っ暗な小屋の中では声がするだけ。暗さを覚悟して用意していたミニマグライトで、皆の膝の上に足を載せてくるルーシーの足の指をくすぐるとキャッキャの大騒ぎ。今度は小屋を出てサウナ小屋のすぐ脇を流れる川にで水の掛け合いをして、またまた大騒ぎ。

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