カナダサイクリング

カナダサイクリング 詳細
1987年8月23日 日曜日 最大の難所のサンワプタ峠を越えコロンビア大氷原へ


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走行ルート
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Rampart Creek YHSunwapta峠Columbia Icefield Chalet
天候
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晴れ
宿泊先
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Columbia Icefield Chalet
走行データ
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走行距離:40km
支払い
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Rampart Creek YH燃料費CA$2.00
Columbia Icefield Chalet宿泊費CA$52.50
アサバスカ氷河ツアーCA$12.00
ホットドック,コカコーラCA$3.75
サングラスアダプターCA$12.00
夕食CA$16.20
メインディシュ:ハンバーグのような肉類
サラダ
アイスクリーム
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Rampart Creek YH 12:00発
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Rampart Creek YHの朝s5tr
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Rampart Creek YHの朝
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Wepping Wall

皆昨日はしこたま遊んだためか、朝が遅い。そのペースに巻き込まれ9時頃起きだし、ゆっくり朝食を作って食べる。

出発する前にYHの会員証に宿泊スタンプを押してもらおうと管理人の小屋に行くと管理人は夫婦そろってサウナでリフレッシュしているようだ。なんだかんだ1時間も待ってやっと出てきた管理人をつかまえてスタンプを押してもらう。結局朝食を作るときに使用したガスの料金を$2.00徴収され、やっと出発となった。

YHからはこの旅の最大の難所であるサンワプタ峠まで15km程ずうっと登りだ。前半の大きく切り立った岩盤の壁面から涙のように水が滴り落ちるウェッピング・ウオールという所までは良いペースで登ることができたが、ここからずいぶん勾配がきつくなってきた。大きいヘアピンカーブを登って行くと今まで登ってきた道のある谷を見おろせる所に到着。この付近は山羊などの野生動物が多く見られ、観光客も車を止め餌などを与えて喜んでいる。

Sunwapta峠 15:50着
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工事区間終了s5tr
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工事区間終了
駐車場にたむろする山羊s5tr
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駐車場にたむろする山羊
登ってきた道を背景にs5tr
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登ってきた道を背景に
まだまだ続く峠への急勾配の登りs5tr
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まだまだ続く峠への急勾配の登り
ついにSunwapta峠に到着s5tr
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ついにSunwapta峠に到着
ここからはJasper国立公園に入るs5tr
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ここからはJasper国立公園に入る
Icefield Parkwayは1951年に開通s5tr
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Icefield Parkwayは1951年に開通

小休止の後、ちょっとしたコーナーを曲がったところでカラスの大群が。いや、よく見ると日本の女子高生の団体が山羊などの野生動物を間近に見てキャッキャと歓声を上げているのだ。自転車を止め唖然としてみていると、引率の先生らしき人が話しかけてきた。なんでも私立の女子高校でカナダの姉妹校にサマースクールで来た帰りに観光をしているそうだ。最近の高校生は海外までかと驚いていると、「大学生ですか?」との質問で反撃されてしまった。

パーカーリッジと呼ばれる尾根(きっとこの尾根の反対側ではコロンビア大氷原から流れ落ちるサスカチュワン氷河を見ることができる)を左手に見ながら標高2,000mを目指す。直線的に登る道はとてもきつく、軽いギアをいくら回してもなかなか前に進まないという感じ。自動車もたくさんの排気ガスを出してあえぎながら登って行く。標高2,000mのパーカーリッジへの登山口をすぎるとずいぶん楽になった。

峠まであと2kmの地点で谷が開け、広々とした景色が広がってきた。あの向こうに見えるのが峠かと思いながらひたすらクランクを回す。2,000mを越える標高のためか今までの森に囲まれた風景とは異なりずいぶん木々が少なく荒涼とした風景になってきた。もう峠は近い。

広々とした丘の頂上といった景色のサンワプタ峠に到着。峠にはカナダの楓のマークの入った大きな看板がジャスパー国立公園とバンフ国立公園の境目であることを表示している。

Columbia Icefield Chalet 16:20着
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今日はサンワプタ峠を下ったすぐの所にあるアサバスカ氷河が観光の拠点であるコロンビア・アイスフィールド・シャーレーという観光ホテルに泊まることにする。ちゃんとした宿泊施設に泊まるのは久しぶりだ。

汚い格好でホテルに泊まるのは気が引けたが、山中の観光ホテルなのでそれほど気にすることもないかと、$5高い表側の氷河の見える部屋を指定した。

指示通り自転車を裏口から入ったホテル内の通路にいれ、荷物を部屋に入れた後、アサバスカ氷河観光に向かう。売店で眼鏡に装着するサングラスアダプタを購入し、まぶしい氷河の上を行く氷河観光参加の準備はOK。

Icefield Center 18:00発
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Columbia大氷原の周囲の氷河s5tr
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Columbia大氷原の周囲の氷河
Columbia大氷原ツアーに参加し氷河を散歩s5tr
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Columbia大氷原ツアーに参加し氷河を散歩
これがツアーの乗り物s5tr
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これがツアーの乗り物
巨大なタイヤで氷原へのダメージを減らすs5tr
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巨大なタイヤで氷原へのダメージを減らす

ホテルの隣のアイスフィールドセンターという施設の前から 1kmほどバスに乗ってアサバスカ氷河の先端まで行き、そこから氷河の上を走る専用の大型のタイヤを装備した装甲車のようなバスに乗り換える。この専用バスは、いぜん氷河を破壊するので使用を中止したキャタピラ式バスに代わり、日本の観光業者の援助によって作られた物だそうだ。氷河観光を打ち切られたら日本の観光業者も商売にならないというわけだ。

氷河の下の方の土のかぶった部分を過ぎて氷の表面が比較的平面になった部分に到着した。全員バスから降りて氷河の上を散策する。観光客はそれぞれ思い思いの時を過ごしていて、氷河の氷でウイスキーのオンザロックを楽しんでいる人もいた。去年の春行った南半球最大の氷河であるニュージーランドのタスマニア氷河ほどではないが、氷河はとても大きく、上を見ても最上部のコロンビア大氷原にはほど遠く、かつ下の方の麓は見えない。横方向は大きな山々に囲まれ、巨大なスキーゲレンデを思わせる。

ホテルに戻り、たまった洗濯を洗面台で行い部屋の中の昔ながらの暖房機(温水が金属製の放熱器の中を流れる形式)の上で乾かす。ホテル内のレストランで、久しぶりのまともな食事をとり、久しぶりのちゃんとしたベッドで寝る。

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