ノルウェーサイクリング

ノルウェーサイクリング 詳細
1991年9月6日 金曜日 ゴールデンルート初日から悪天候に泣かされる


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走行ルート
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Andalsnes YH展望台(Stig滝)峠(Tollstigheimen)Valldal
天候
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オンダルスネス:くもり 峠付近:雨及びみぞれ
宿泊先
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モーテルFjellro Kafe og Densjonat
走行データ
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走行距離:56km
支払い
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レストランNOK46.00
ヘアバンドNOK20.00
モーテル宿泊料金(朝食付)NOK325.00
夕食(レストラン)
Tickin TikaNOK60.00
ライトビールNOK20.00
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Andalsnes YH 10:10発
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同泊の米国軍人OBのスティーブとYHの前で写真を撮り出発。途中地元の人に念のため道を確認し、しっかり曇った空を睨みつつ、峠へのアプローチを快調に登る。

オンダルスネスYHで同泊の人達5人ほどが詰まったバンに抜かれた。彼らが陽気に手を振ってくれたので、思いきり手を降り返す。

本格的な登りが始まった。周囲には低木しか生えていないので、上を眺めると、これから登るべき道がくっきりと見える。先はかなりきつそうだ。苦しくて息がハアハアであるにもかかわらず、登るに連れ寒さがきつくなり、おまけに雲のなかに突入したようで、ポンチョが必要になってきた。

ふとつづら折れに登ってきた道を見下ろすと、男女二人連れのサイクリストが登ってくる。のろのろ登っていると軽く抜かれた。かなりの荷物を持っているのに、すごい体力だ。

展望台(Stig滝) 13:00着 15:30発
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ゴールデンルートs5tr
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ゴールデンルート

ちょっとした展望台に着く。ここから滝が見えるはずだが、雲のなかのためほとんど見えない。さっき抜かれたサイクリストと思われる2人に会釈をするが、リアクションがどうも違う。人違いのようで、その2人は車のなかに消えていった。

自転車のところに戻っていた2人連れのサイクリストに着いて走り、ちょっと峠付近に向かったところにあるカフェに入る。

暖かいコーヒーや軽食をとり、かなり本ぶりになっている雨がおさまるのを待つ。彼らと話をしていると、昨晩オンダルスネスYHで同泊であった人達であることがわかった。彼らはスイス人の夫婦でヘルシンキからずっとスカンジナビア半島を走っているそうだ。

わたしがろくな雨具しか持っていないのを知ると、マーケットの袋などを足に被せるとよいと教えてくれた。確かに今回は簡単なポンチョしか持っていないので、前輪の巻き上げる雨水で靴の中まで水が入りそうだ。

いつまでもここにいるわけにも行かず、ついに痺れを切らして出発することにする。峠はもう近いはずだと言い聞かせて登り始めるが、なかなかピークに達しない。彼らにピークまでの距離を尋ねてもわからないようだ。

峠(Tollstigheimen) 16:00着
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雪の残る峠s5tr
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雪の残る峠

苦しくなって、彼らについて行けなくなり間隔が徐々に離れてきた。ついに見えなくなり、視界の聴かない中をマイペースで走っているとやっとピークに到着する。ピーク付近は今日だけでなく年間を通して気候が悪いのか、木々が少なく不毛の土地を感じさせる風景だ。

Valldal 17:30着
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Valldalの町の案内看板s5tr
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Valldalの町の案内看板

下って行くにつれ、だいぶ小雨になってきた。前輪が路上の雨水を巻き上げ、足にひっかける。やっと2人連れサイクリストに追い付き、後ろに付いて下る。

朝抜かれたオンダルスネスYHで同泊の人達のバンとすれちがう。彼らはもうガイランゲルを観光し、オンダルスネスに戻る途中だ。バンに向かって三人で手を振る。

バルダル町に着いた。町の入口付近の交差点には宿泊や食事,YH等のわかりやすい看板が出ている。この時期この町にあるYHは閉まっている。3人は宿泊施設の看板に従い町の中心にある交差点に近い宿(モーテル)にたどり着いた。

宿の一階にあるレストランのカウンターで宿泊料金を聞き、まあこんなもんだろうと泊まることにする。2人は宿泊料金が安くないので泊まる気がないらしく、散歩に行って来ると言いのこして出ていった。長旅であるので宿泊費の切り詰めは無理もないと思い、手を振って別れる。

部屋は2人部屋でシャワー付。ちょっと古く狭いが、風格のある造りの建物で、朝食付NOK325(約6,500円)だ。

宿の一階にあるレストランは雰囲気が暗くて、町の老人がたむろして酒を飲んでいるので、おちついて夕食をとる雰囲気ではない。雨上がりのバルダルの町をうろついてどこか良い店を見つけようと思い、宿を出た。

少し歩くとすぐにフィヨルドに出た。フィヨルドが見える所に位置する一見イタリア風のレストランに入ることにした。宿の一階にあるレストランとは大違いで、一面ガラス張りで、外から覗くとキッチンまで見えるほどの明るい雰囲気の店である。チキンを食べ、ライトビールで1人で乾杯をする。

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