北緯36度線サイクリング

北緯36度線サイクリング PART3 WEST後編(諏訪湖〜越前岬) 詳細
1994年9月24日 土曜日 WEST後編初日は念願のスワコYHに泊まる


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走行ルート
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自宅桶川駅赤羽駅新宿駅八王子駅甲府駅上諏訪駅スワコYH
天候
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雨一時くもり
宿泊先
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スワコYH
走行データ
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最高時速:28.1km/s
積算距離:1457.7km
走行距離:2.39km
走行時間:0時間07分58秒
平均時速:18.2km/s
支払い
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運賃(東京都区内⇒上諏訪駅)¥3,500
¥100
エル・メディオ(雑誌)¥270
YH宿泊費¥3,600
夕食
ステーキホタテ定食¥1,789
ビール¥600
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自宅 12:05発
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午前中ゆっくり旅の準備をし、母親とたまたま来ていた親類のおばさんに見送られ、のそのそ自宅を出る。

桶川駅 12:10着 12:56発
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このところ輪行の回数は多いが、このランドナーは久しぶりのお出かけ。今年の始めに輪行しやすいモデルを新調したためちょっとすねているかも。

高崎線に乗り込み小型の時刻表をにらみながらこれから乗るべき列車に目星をつける。目当ての中央線普通列車は八王子始発である。八王子までどの程度の時間がかかるかわからないので、間にあるかどうかちょっと不安になる。まあいざとなれば特急列車という手がある。

赤羽駅 13:28発
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いつも工事中の赤羽駅で乗り換える。毎日のように通勤で通ってはいるが、たまに乗り換える度にホームの位置が変わっているのでどっきっとする。

新宿駅 13:51発
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新宿から中央線の特別快速を待って一番後ろの列車に乗り込む。八王子から出る目的の列車に間に合うかどきどきしながら八王子を目指す。

学生時代に2年間通ったなつかしい八王子駅に到着。甲府行きの普通列車には余裕で間にあったようだ。この駅は中央線の国電や特急列車が頻繁に発着しているにもかかわらず、相変わらずホームの幅が狭い。輪行袋を担いで人混みの中の移動は一苦労だ。

八王子駅 14:44発
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70%程座席を埋めた紺色とクリーム色の甲府行きの普通列車は程なく八王子駅を出発した。どんよりとした車窓からの景色を恨めしそうに眺めた後、先程キオスクで購入した週刊誌に目を移す。

甲府駅 16:45着 17:00発
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うとうとしている内に列車は終点の甲府駅に着いた。ホームに降り、人の流れに合わせて階段を上り隣のホームへ。あれ、どうも違うなと思って確認すると、松本方面に向かう列車はさっき到着したホームからの出発だった。重い輪行袋を担いで無駄なことをしてしまった。

甲府駅を出るとどんどん標高を上げ、だんだん寒くなってくる。車窓から見る限りほとんど雨は降っていないようだが、いまにも降り出しそうな暗い雲が立ちこめている。

上諏訪駅 18:28着 19:00発
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上諏訪駅に降り立ち自転車を組み立てる。去年の北緯36度線サイクリングの最後にこの上諏訪駅で自転車をパックしたことがつい昨日のように思い出される。いよいよ去年のサイクリングの続きである。

ブレーキにアーチワイヤーがうまくはまらない。輪行中にどこかにぶつかってワイアーの入るスリットがつぶれたようだ。適当な工具で軽くこじ広げる。

自慢の光量を誇るバッテリーランプのスイッチを入れて快調に20号線を走る。街灯があまり充実していないが、交通量も少なく走りやすい。

スワコYH 19:05着
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江戸五街道時代に茶屋だったという建物を利用したスワコYHs5tr
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江戸五街道時代に茶屋だったという建物を利用したスワコYH

まだまだ先と思っていたら、YHの看板が右手に見えた。目印の工場も右手にあり間違いなさそうだ。諏訪湖とは反対方向にかなりの角度の道を登って行く。暗い中に見覚えのある十字路の角に黒い木造のスワコYHがあった。ここが去年北緯36度線サイクリング前編を終えた所で、その時に後編の始めにはここに泊まろうと心に決めたのだった。

スワコYHは五街道時代は茶屋(料理屋)として使われた立派な木造建築の建物を使っている。しかし、来月(1994年10月)でYHはこの建物を去り、今までペンションとして使っていた建物に移る。今日が今月最後の週末であり、YHの旅好きな連中がたくさん泊まっていた。私もこれに合わせて予定を早めた。

このYHは夕食の提供はないので、諏訪湖岸まで降りて行きステーキハウスで食事をとる。このYHおすすめの店のようで他にも泊まり客のような顔ぶれが見える。YHに戻りビールで気持ちよくなったところで新築の風呂に入る。この建物は斜面に建っているため裏方にある風呂は張り出している。窓を全開にすれば日のあるうちはさぞ眺めがいいだろう。

みな居間に集まってお茶をすすりながら思い思いの話をしている。岐阜から車で来たという二人組の青年に声をかけるとこの付近の道の様子を事細かに教えてくれた。彼らはただ者ではない。車でそこらじゅうの道を走り回るそうで、景色や季節の草木を求めて地図に載っていない道に入り込む。この付近からこれから向かう木曽にかけての道の様子を事細かに聞くことが出来た。ただ、動力付きの乗り物であるがゆえに、標高差やピークの位置だけは正確さに欠けるようだった。

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