北緯36度線サイクリング

北緯36度線サイクリング PART2 WEST前編(桶川〜諏訪湖) 詳細
1993年10月11日 月曜日 奥武蔵の峠越えで苦戦のWEST前編初日


| ←前日 | 写真 | 地図 | 詳細1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 | 日程 | トップ | 翌日→ |
.
.
走行ルート
s5tr
s5bls5br
自宅高坂物見山山頂都幾川村白石峠(標高775mh)高篠峠大野峠(標高860mh)秩父西武秩父駅ホテル美やま
天候
s5tr
s5bls5br
晴れ
宿泊先
s5tr
s5bls5br
ホテル美やま
走行データ
s5tr
s5bls5br
最高時速:55.2km/s
積算距離:709km
走行距離:73.84km
走行時間:4時間58分21秒
平均時速:16.3km/s
支払い
s5tr
s5bls5br
スポーツドリンク¥110
チョコレート¥100
カロリーメイト¥200
スポーツドリンク¥110
焼きとうもろこし¥300
宿泊費¥12,000
スポーツドリンク¥110
.
.
自宅 10:30発
s5tr
s5bls5br

自宅を出て走りなれた道をまず西へ向かう。ひたすら西へ向かって走ってみようと企画した北緯36度線サイクリングの始まりだ。荒川を渡り、そのまま川越方面には向かわず、右に折れて東松山市高坂方面に向かう。

高坂 11:30着
s5tr
s5bls5br

東武東上線の踏切を横切り物見山に向って登り始める。高校生の頃何度か物見山に登ってアマチュア無線の移動運用をやったもんだ。これから何泊かの旅であるが、いきなりこんなに身近なルートから始まる旅は久しぶりだ。最近輪行で始まる旅が多いので、いずれは日本海まで到達する程の旅になるという実感がまだない。

物見山山頂 11:50着 12:20発
s5tr
s5bls5br

途中、県営の動物園が出来ているのに驚き、ハアハア言いながら大東文化大を越えてやっとピークに到着。峠の地形をしているようだが峠の名称はない。

好天の中、木陰で休憩していると何人かサイクリストが登ってきた。なんとそのうち2人は女性で、ロードとピストに乗っている。学校の自転車部に所属していてトレーニング中だと言う。ほとんど同時に到着したロードの男性は別らしく、挨拶をしてさっさと下って言ってしまった。

さすがに体も休ったので西に向って下り始める。こちら側に下るのは初めてだ。鳩山ニュータウンという新興住宅地があり、道がきれいに整備されていてあまり面白くない。

ゆるやかなアップダウンが続く丘陵地を沿道に咲き乱れるコスモスを見ながら快適に走る。予定していた36度線に近いコースより若干南側の八高線の踏切を通過した。だんだん36度線に近い道がなくなり、ほとんど北上して奥武蔵の尾根を越える峠の登り口を目指す

都幾川村 13:00着
s5tr
s5bls5br

都幾川村の中心部を過ぎ、白石峠へのアプローチが始まる。すぐにきつくなってきた。昼飯を食っていないので、途中のログハウス風の土産屋でカロリーメイトとチョコレートを買って小休止をする。

道標に従い、右に折れ白石峠を目指す。段々道が細くなり、連休の車の多さも手伝って、かなり走りにくくなってきた。この道は何度か車で通ったことがあるが、こんなにきつかったとは。へとへとになり、旅を止めて家に引き返そうかと何度か思った。

途中、話に聞く名水を吐き出す水場があり、自家用車で来た夫婦がしきりにペットボトル等に汲んでいる。近寄って行くと先にどうぞと譲ってくれたので、ボトルにめいっぱい汲んだ。

白石峠(標高775mh) 15:20着 15:40発
s5tr
s5bls5br

変に水を飲みすぎたせいもあって、へとへと状態は続く。かなりの高さに来たところで、パラセイルをやっている見晴らしのよいところに出た。まだ峠までは距離があるぞと思い、付近で小休止を兼ねて地図とにらめっこ。20分ほど休んで走り始めると100m程で峠に合流する堂平山からの道が右手に見え、白石峠に着いてしまった。こんなことなら見晴らしのよい峠で休憩するのであった。

とうもろこしを食べながら北向きに開けた景色を眺めて休憩する。車できたアベックや家族連れが多い。だんだん気温が下がってきて汗だくになったからだが冷えてきたので写真を撮って早々に出発することにする。

高篠峠 16:00着
s5tr
s5bls5br

久しぶりの奥武蔵グリーンラインだ。ほぼ尾根ずたいに峠を繋ぐように走るこの道は、非常に景色がいい分大きなアップダウンが多い。白石峠からは西に下る道がないのでこの道を若干南下し、高篠峠を経て大野峠に向かう。

大野峠(標高860mh) 16:10着 16:20発
s5tr
s5bls5br

汗だくになったトレーナーを脱いで看板に掛けて小休止。

ここから西に向って丸山林道を秩父方面に下る。すぐに下りに入るかと思いきや、峠から伸びた尾根沿いにゆるやかな登りが最初続く。

秩父 17:00着
s5tr
s5bls5br

途中の分岐で、谷を走る国道299号線方面には下らず、丸山林道を秩父市の郊外に向って下る。

西武秩父駅 17:10着 17:20発
s5tr
s5bls5br

この時間では秩父湖まで行くのはとうてい無理だ。ツーリングの初日で体がまだなれていないことを考慮せず考えた無謀な予定であった。西武秩父駅の観光案内所で宿を探すことにする。

案内所では豪華な食事付で\12,000の観光ホテルを紹介してくれた。疲れていて考えるのも面倒だし、たまには贅沢もいいかなと思い、代金を払う。

こんな高い宿泊施設に泊まるのは、プライベートでは生まれて初めてだ。ましてサイクリングで来た地元埼玉県内となるとなおさら贅沢さを感じる。なにせここから電車で帰っても2時間ぐらいで自宅に泊まることも可能な位置なのだから。

ホテル美やま 17:40着
s5tr
s5bls5br

ホテル美やまはさっき下ってきた丸山林道の終点を北に向かった地点にあり、来た道を戻ることになる。秩父市内から小高い山を越えた所を流れる川沿いに少し登った所にあり、市内からほど近いわりには自然の美しいロケーションにあった。

自転車を壁に立てかけ、チェックインを行う。自転車置場の場所を尋ねると、夜にロビーに運んでおきますとのこと。汚らしい格好でなので少々不安であったが、さすが山中の観光ホテルだけあって登山者も来るらしく、不快な扱いを受けることはなかった。

部屋にある貧弱なユニットバスはもちろん無視し、大浴場に向かう。別な広間の一角で用意された夕食は旅館等で出される和食フルコースにフランス料理の皿が数品付いていてワインが注がれたグラスが一つ。若者向けに用意されている洋食のあまりを付けてくれたのかも知れないが、なんと豪華な食事だ。ビールを別に頼んで残さず食べると、身動きするのがやっとの状態になってしまった。

.
| ←前日 | 写真 | 地図 | 詳細1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 | 日程 | トップ | 翌日→ |

©1992 - 2006 YOSHIDA, man