アイルランドサイクリング

アイルランドサイクリング 詳細
1998年5月16日 土曜日 国際折り畳み自転車会議(Folder Forum)参加


| ←前日 | 写真1 2 3 4 5 6 | 地図 | 動画 | 詳細1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 | 日程 | トップ | 翌日→ |
.
.
走行ルート
s5tr
s5bls5br
Bellevue HouseWinter GerdenBellevue HouseBotanic GardenBellevue House
天候
s5tr
s5bls5br
晴れ
宿泊先
s5tr
s5bls5br
B&B Bellvue House
走行データ
s5tr
s5bls5br
最高時速:27km/s
積算距離:3783km
走行距離:9.02km
走行時間:1時間20分00秒
平均時速:6.7km/s
支払い
s5tr
s5bls5br
B&B Bellevue House宿泊料金(朝食付き)UK£17.50
Folder Forum参加費用UK£15.00
書籍他(Folder Forumカウンターにて)
1st Folder ForumバッジUK£1.00
小冊子ライフ・ビヨンド・カーUK£1.95
The Folderバックナンバー(11冊)UK£13.20
自転車用品(AVON VALLEY CYCLERYブース)
Brompton用ハンドルロックサポーター(3個)UK£11.85
パンク修理セットUK£1.30
昼食(ウインターガーデン食堂)
Finger Fish&ChipsUK£2.25
ラガービール(ハーフ)(2杯)UK£1.86
5万分の1地形図(Isle of Wight)UK£5.95
ミネラルウォーター(Evian)UK£0.87
.
.
Bellevue House 09:30発
s5tr
s5bls5br
B&Bの窓からの眺めs5tr
s5bls5br
B&Bの窓からの眺め
街角のイベントポスターs5tr
s5bls5br
街角のイベントポスター

朝起きると、とても良い天気だ。2階の部屋から朝食を取るために、1階に降りると、階段の脇には、折り畳まれたブロンプトンという私も通勤で使用している折り畳み自転車が6台もあった。会場から離れていることもあり、このB&Bの宿泊者の中ではフォールダー・フォーラム参加者は我々だけかと思ったら大間違い。ほとんどの人が、参加者だったようだ。

朝食は由緒正しいイングリッシュ・ブレックファスト。様々な種類のシリアルが置かれていて、好きなだけ食べる。朝食後は宿代を精算し、荷物と満腹になったお腹を抱えて出発。昨晩は日没近かったので解らなかったが、B&Bはとても見晴らしの良い場所に建っていた。海を見ながら、道を下り、会場に向かう。

Winter Gerden 10:00着
s5tr
s5bls5br
海辺でくつろげるフォーラム会場s5tr
s5bls5br
海辺でくつろげるフォーラム会場
展示車の試乗に余念のない参加者s5tr
s5bls5br
展示車の試乗に余念のない参加者
タンデム車で参加のご夫妻s5tr
s5bls5br
タンデム車で参加のご夫妻
「走り屋」の人達s5tr
s5bls5br
「走り屋」の人達
Folder Forumの展示会場内s5tr
s5bls5br
Folder Forumの展示会場内

フォールダー・フォーラムの会場であるウインター・ガーデンに戻ってきた。早速、預けてあった愛車を受け取り、会場の外で組み立てる。我が愛車のアレックス・モールトンは、この会では知られた自転車で何ら珍しい物ではないが、見慣れない形の袋が珍しいのか、数人の人に取り囲まれてしまった。いいや、公共交通機関に完成車のままで乗せることの出来るこの国で、なぜパッキングしてあるのか不思議に思ったのかもしれない。

ウインター・ガーデンは、ちょっと昔の小学校にあるような、体育館のようなホールがあり、メーカーやショップや、サイクリング協会のような各種団体がブースを出している。リンダさんがお手伝いをしている受付で、参加費を支払って、参加記念バッジを受け取り、あちこち見始める。

私が加盟している愛車アレックス・モールトンの英国のクラブも出展していて、1995年にメーカーのあるブラッドフォード・オン・エイボンで行われたアレックス・モールトンのオーナーイベントでお会いしたメンバーと再会する。その際立ち寄った、バースの駅の下のショップも店を出している。体育館の舞台上では、時間を決めて、新車などの説明会が開かれている。メーカーやショップの人が説明してくれるので、興味のある人が、壇上に上がって、取り囲んで話を聞くのだ。全く新しい形式のフロントサスペンションを搭載したアレックス・モールトンの新車の説明会が始まったので、壇上に上がって話を聞いた。半分も英語が理解できないのだが・・・。

昼食を食べるためにパブに行くと、昨日お世話になった、日本語の話せる英国女性が、旦那さんと赤ちゃん(ジャスミンちゃん)を連れてオーダーの列に並んでいた。並びながら話すと、その女性ジャスミン・ママ(お名前不明)は、日本でホームステイしていたことがあって、日本と日本人がとても好きだそうだ。

会場の建物の外も、折り畳み自転車で大にぎわい。参加者各自が乗ってきた折り畳み自転車が駐輪されていて、最大派閥のブロンプトンなどは、30台ぐらいが入り口付近に積まれていた。また、各メーカーは試乗車を貸し出していて、みんなこぞって試乗していた。一番興味を引いたのは、ブロンプトンをリカンベント(「横たわる」の意味で寝そべって乗るスタイルの自転車のこと)化するキットで、まだプロトタイプらしいが、ブロンプトンの折り畳み性能を殺さずに、ちゃんと折り畳むことができる。

昼食から戻ってくると、私の自転車にメモが貼ってあった。「スターメー・アーチャーのブースに来い。」なんだと思い、そのブースに行くと、ブルックスのサドルオイルをくれた。英国のブルックスは、私の愛用している皮サドルの老舗メーカーで、今は自転車部品の総合メーカーであるスターメー・アーチャーのブランドである。ユーザーの自転車にメモを張り付け、ブースに呼び出して、手入れの方法などをアドバイスしているのだ。私の場合は、私の自転車の止めてあるところまで来てもらい、オイルが足りないなどの、アドバイスをしてもらった。

日も暮れだしたので、昨晩泊まることが出来なかったB&Bにチェックインするために向かう。しかし、またトラブル。空き部屋はないとのこと。朝10時までにチェックインしないから、キャンセル扱いにしたとのこと。ヘンショー氏にあれだけ念を押してもらったのにこのザマだ。ここまでひどいと、もう交渉するつもりはない。我々は、昨晩利用して、とても良い印象をもっていたB&Bであるベルビュー・ハウスに今晩もお世話になることにし、私が愛車でチェックインをしに坂を上がった。B&Bに到着するなり、奥さんにお願いすると、ベッドメーキング中であったが、昨晩と同じ部屋に泊まることを大歓迎してくれた。

Bellevue House 18:10着 18:40発
s5tr
s5bls5br
Shaun Moultonさんと記念撮影s5tr
s5bls5br
Shaun Moultonさんと記念撮影
主催者のHenshaw夫妻と片岡氏s5tr
s5bls5br
主催者のHenshaw夫妻と片岡氏

今晩は、ウインターガーデンとは別の場所にて、フォールダー・フォーラム参加者が集う夕食の宴があるため、一度B&Bに戻って支度をすることにする。

宴の行われる植物園への行き方をB&Bの奥さんに訪ねると、子供である男の子に案内役を指示してくれた。彼の案内で、私は自転車で、片岡さんは歩きで、海岸線と平行に通る道を西の方向に歩いて行く。

Botanic Garden 19:10着 23:10発
s5tr
s5bls5br
記念の夕食会s5tr
s5bls5br
記念の夕食会

植物園に到着すると、すでに、ヘンショー氏ご夫妻らが到着して、温室の中などを見学している。夕食の宴は、もうちょっと下の方にある空間で行うようだが、開場にはまだ時間があるので、自転車でも走ることが出来る植物園内の小道をうろうろする。

会場とおぼしき、公園の回りには、続々と折り畳み自転車が集まってきて、周囲はスゴイ状態になっていた。いろいろな折り畳み自転車を見ながら歓談していると、建物のカウンターが開いて、ワインなどの飲み物と、簡単なつまみが配られはじめた。世界中から集まった折り畳み自転車愛好家と歓談を続けていると、食事が配られるため、行列が出来始めた。かなり待たされたあげく、配られた食べ物は、皿に盛られたチーズやパン、野菜、ハムなどなど。あまり料理とは言えない物でばかりであるが、食べ物が目的ではないので満足。腹ごしらえが終わったあたりから、バンドの生演奏が始まる中、なにやらイベントが始まった。

片岡さんは、寒いので宿に引き上げるとのことだったが、私は我慢して、ファーガー夫妻らと、日本や英国の自転車事情について話をする。ファーガー夫妻と同じ会社の人なのか、鉄道会社に勤める人から、一枚のハガキ大のカードを渡された。そのカードには「クリティカル・マス」と書いてあった。意味が分からないので、説明してもらうが、どうやら原子力用語のようで、説明に困っていた。どうやら、月一回ロンドンで行われる自転車によるデモ行進の呼びかけのカードのようだ。1995年に渡英した際に聞いた、あえて通勤時間帯の自動車の渋滞の中で行われる、車道における自転車のデモ行進のようだ。こんな事をして、違反として警察に摘発されないのか問いただすと、警察は喜んで協力してくれているとのこと。自転車渋滞が要求するところは、自転車に対する自動車の安全運転でもあり、そのおかげで、事故が減り、警察も仕事が減るというのがその理由であるが、自動車至上主義の日本では、自動車の走行を妨害しることを警察が歓迎してくれるなんて、信じられない話である。

もうこんな時間で、かなり寒くなってきた。宿に戻る人も増えてきたので、私も愛車を飛ばして、B&Bに戻ることにする。

Bellevue House 23:20着
s5tr
s5bls5br

先に帰った片岡さんに部屋の鍵を託したため、鍵の掛かった玄関の扉を空けることが出来ず、締め出しを食らうかもしれないと心配していたのだが、幸いにも扉は締め切っていなかった。後で聞くと、片岡さんが心配してくれて、オートロックの玄関の扉が完全に閉まらないように開けて置いてくれ、誰かが帰ってきて、閉まってしまうたびに、開けに行ってくれたらしい。感謝である。

すでにベッドに入っている片岡さんにすまないと思いながら、シャワーを浴びて、体を温めてからベッドにもぐり込んだ。

.
| ←前日 | 写真1 2 3 4 5 6 | 地図 | 動画 | 詳細1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 | 日程 | トップ | 翌日→ |

©1998 - 2006 YOSHIDA, man