体育館の様な大袈裟な建物のYHの前に3人程人がいてYHの開くのをまっていた。日本人がいたのでで話しかけると、彼は「自転車でですか?」といってびっくりしていた。お互いにこんなマイナーな町に日本人がいるとは思わなかったと言いつつ情報交換に花が咲いていると、YHの管理人とおぼしき人が来た。
このYHはあまり利用者がいないせいか、建物の地下だけを使っているようで、受付を迷路のような地下の一室で行なう。ここの管理人も英語がだめらしく、フランス語で説明する。宿泊者名簿に書き込んでいると「JAPAN・・YORII・・」という文字が目に留まった。なんと彼は私と同県人で寄居町民であった。
彼は現在立教大学生で、高校生の頃スイスに交換留学していたこともあって、今回はくまなくスイスを回るためこの町には2泊目だそうだ。昨日はYHの隣の体育館でやっているレスリングの国際大会に出場している日本選手団の人と食事をして、五輪金メダルの小林選手とも会ったそうだ。彼と一緒に町のレストランで食事をながら、いろいろな情報をおしえてもらう。
彼の時刻表を見てこの辺の列車の便はかなり良いことを知る。明日は鉄道沿いにモントレーまで走ってFinish。レマン湖をながめた後、列車に乗ってチューリッヒまで行くことにする。