スイスサイクリング

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1989年8月27日 日曜日 ユングフラウヨッホへ登山鉄道の旅


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走行ルート
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Grindelwald YHGrindelwald駅Kleine Scheidegg駅Jungufraujoch駅Kleine Scheidegg駅Grindelwald駅Grindelwald YH
天候
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雨時々くもり
宿泊先
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Grindelwald YH
走行データ
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走行距離:0km
支払い
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登山鉄道WAB運賃(Grindelwald駅〜Kleine Scheidegg駅)SF19.00
登山鉄道JB運賃(Kleine Scheidegg駅〜Jungufraujoch駅往復)SF70.00
コーヒーSF2.30
絵はがき(6枚)SF3.60
切手(5枚)SF5.50
登山鉄道WAB運賃(Jungufraujoch駅〜Grindelwald駅)SF19.00
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Grindelwald YH 09:30発
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YHの丘を下りGrindelwald駅へs5tr
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YHの丘を下りGrindelwald駅へ

朝起きると雨が降っていてがっくりくる。せっかくきたのだから待ってもでも天候のよい日に登りたいものだが、先の予定に響くのでつらいところである。

Grindelwald駅 09:30発
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Grindelwald駅の登山列車(WAB)s5tr
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Grindelwald駅の登山列車(WAB)

晴れ間が見えてきたので思い切って出かける。歩いて駅まで下り、登山列車の切符を買う。帰りは途中のクライネシャイデックから歩いて下る予定だがそれでも89SF(約8千円)もかかる。

YHで一緒だった三重大学の学生とともに登山列車に乗り込む。この列車はベルナーオーバーランドのもう一つの観光地であるラウターブルンネンとをクライネシャイデック(小峠)を越えて結んでいる登山列車である。

列車の座席は白木でできていて、かなりの角度で斜面を登るためみんな片側に傾いている。最初は谷に下りそれから峠を登るので、座席の角度は一体どうなるんだと思っていると、谷底のグルントという駅でスイチバックして向きが変るので解決であった。

Kleine Scheidegg駅 10:50着 11:10発
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上を見るとアイガーが雲に隠れている。ここで駅舎の反対側に止まっているユングフラウ鉄道に乗り換える。

ユングフラウ鉄道は、ほとんどがトンネルの中で、よくもまあ明治時代にこんな鉄道を作ったもんだと感心する。あのアイガーをくりぬき、南北の壁面に駅を作っている。中ではドイツ語,フランス語,イタリア語,英語となんと日本語でも案内がアナウンスされている。

Jungufraujoch駅 12:00着 16:00発
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ユングフラウ山のスフィンクス展望台s5tr
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ユングフラウ山のスフィンクス展望台
ユングフラウから南側に延びる氷河s5tr
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ユングフラウから南側に延びる氷河

せっかくきたのに天候がわるくてなにも見えない。さっそくスフィンクス展望台に登り1時間もねばるが、ユングフラウ山が一瞬見えたぐらいだった。

標高が高いだけではなく天気がわるいと気圧が低いせいか、たくさん息をしないと頭がボーとする。歩くのもゆっくりでないと苦しくなってくる。なんてこった。

絵はがきを買って日本に手紙を書く。ここには世界一高い郵便局があって、記念の消印が押される。

外を歩いてゆくとすごい裂け目があって眺めがすごい所があると言うので、歩いて行く。しかし、すごい吹雪なので引き返してきた。

うろうろしていたらこんな時間になってしまった。はやく下らないと帰りのハイキングの時間が無くなってしまう。

頭がボーとしているせいでユングフラウ鉄道の中ではしっかり眠ってしまった。

Kleine Scheidegg駅 16:50着 17:02発
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Kleine Scheidegg駅の登山鉄道(JB)s5tr
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Kleine Scheidegg駅の登山鉄道(JB)

クライネ・シャディック駅からは歩いて下る予定であったが、雨が降っていたのであきらめ列車で下ることにする。頭の中で描いていた白いアイガーを背に緑の草原を下る情景はおあずけだ。もう一度来るぞと誓う。

天気が悪くて車窓の景色もいまいちだ。

Grindelwald駅 17:40着
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駅に着くともうこんな時間だ、雨の中を急ぎ足でYHへ向かう。

Grindelwald YH 18:00着
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YHに着くと、おなじ部屋に日本人の山男二人がきていた。彼らも社会人で、たった一週間の間にユングフラウとマッターホルンをせめるそうだ。天候が悪いので彼らも浮かない顔をしている。

夜遅く同室の日本人に誘われ、オーストラリアとオランダから来た3人組とむちゃくちゃな英語で馬鹿話をする。それぞれもっとも重要な国はここだと言って自分の母国を指さす。とくにオージーの奴はひょうきんで、日本語をあいさつを教えてやると、夜遅くまで叫んでいた。

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