スイスサイクリング

スイスサイクリング 詳細
1989年8月25日 金曜日 アンカレッジ,コペンハーゲンを経てスイスへ


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走行ルート
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Anchorage空港Copenhagen空港Zurich空港Luzern駅Interlaken-Ost駅Bonigen YH
天候
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くもり
宿泊先
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Bonigen YH
支払い
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ワイン¥200
鉄道運賃(チューリッヒ〜インタラーケン)SF36.00
YH宿泊料金SF22.50
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Anchorage空港 11:00着 12:00発
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給油のためアンカレッジ空港に着陸する。黄色いカードを持たされて全員機外に出される。

入国はしないがアメリカ合州国の土を初めて踏む。立ち食いうどんなど日本人相手の商売が目につく。外国にある日本人相手の表示はどこかみょうに変で面白い。カタカナの「シ」と「ツ」の区別がつかないのとかよくある。

飛行機に酔ったのか、カーペットに横になっている日本人少年がいた。私は飛行機は大丈夫だが、船などではすぐに酔ってしまうので、気持ちがよくわかる。

長いフライト中、映画を見たかったがスクリーンから遠く、ほとんど寝ていた。

Copenhagen空港 06:30着 09:58発
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Copenhagen空港にて乗り換えs5tr
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Copenhagen空港にて乗り換え

コペンハーゲンはストックホルムと並んでSASの本拠地で、各地から出た飛行機が集まりそして各地へ飛び立って行く。一緒の飛行機で来た日本人たちも、ロンドン行、パリ行の飛行機が出ると、だんだん姿を消していった。

チューリッヒ行飛行機の出発まで3時間以上ある。朝早いので空港内のお店もほとんどやっていないし換金して買い物をするのも面倒だ。

空港にはたくさんのSAS機が並ぶ。SASは西側北欧3国(デンマーク、スエーデン、ノルウエー)で共同運用しているのか3国の国旗の色をあしらった斜ラインを機体に描いている。

かすんだなかに大きな湖が見えてきた。地図を見るとやっぱりボーデン湖だ。チューリッヒは近い。飛行機は大きく向きを変えて外国の童話に出てくる様な家々の見える中を降下して行く。

Zurich空港 12:05着 12:34発
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Zurich空港のVIDEOTEX端末s5tr
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Zurich空港のVIDEOTEX端末
上下に2つのモニターs5tr
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上下に2つのモニター

ターミナルビルから出た腕に取り付いている白十字マークのスイスエアーを横目に、ビルからかなり離れたところに着陸する。ここではスイスエアー以外のよそもの飛行機はこんな扱いだ。飛行機から降り低いバスに乗る。これでターミナルビルまで行く。

換金を済ましてから入国手続きをする。パスポートを見るだけでスタンプ一つ押さない。預け荷物をとりに行くともう人気がなく、私の自転車だけが寂しく置かれていた。

チューリッヒ空港は国鉄の駅が地下にあって手押し車でホームまで行ける。とにかく早くインターラーケンに行きたいのでかたことの英語で切符を買う。

チューリッヒからインターラーケンへはベルン経由で乗り換え無しのコースもあるが、景色がいいというルツェルン乗り換えブローニング峠越えのコースに決めた。

手押し車のままエスカレータでホームに降り、ルツェルン行列車の再後尾に自転車を乗せ、すいた車輌の中ほどに座った。外国で地下鉄以外の鉄道に乗るのは初めてである。

空港駅を出てすぐにチューリッヒ駅についた。10分経ってもなかなか発車しないのでだんだんイライラしてきた。スイスの鉄道は、種類が色々あって特別な列車以外は料金は皆一緒である。もしかしたらこれは鈍行列車ではないのかという不安が沸き上がり、そう思うと先に出発する列車がみなルッツエルン行きに見えてくる。

いっそ降りて確かめようかと思っているとドアが絞まり、やっと発車した。回ってきた車掌さんに聞いても、英語がわからない様で、全然取り合ってくれない。どうにでもなれと開き直っていると、列車はチューリッヒ湖沿いに小さな駅を飛ばして行く。少なくとも鈍行ではないようだ。

Luzern駅 13:55着 14:10発
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客車のテーブルに印刷された沿線案内図s5tr
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客車のテーブルに印刷された沿線案内図

何とか無事にルッツエルンに着いた。チューリッヒ駅同様この駅も片側行き止まりで車止めがあり反対側は扇型に線路が広がっている。ッ

ここからインターラーケンまでは、は線路の幅が違うので必ず乗り換えが必要である。時刻表を持っていないので、今度は確実に駅に張ってある黄色い時刻表で調べる。

各駅停車のインターラーケン行が15分後にあるので自転車を担いでホームに向かう。ホームには日本人が沢山いて小さな列車が入ってきた。

ここの列車はこの区間専用らしく、窓際の小さいテーブルには列車のコースマップが描かれている。

ルッツエルンをでてすぐに田舎の山村の中に広がる湖や、その湖岸で人々がキャンピングやバカンスを楽しむ姿が見られる。民家、ホテル、駅をとわず、全ての建物の窓に赤や黄色の花が見事に飾ってあるのが車窓から見える。

インターラーケン行きの列車は登山列車でないわりにはかなり険しいコースを通るため一部の登りでラックレールにギアを噛み合わせて走る。

ブローニング峠を越え、マイリンゲン駅に着く。列車はここでスイッチバックしてインターラーケンに向かうわけである。自転車でこの町を通る予定なのでどんな雰囲気の町なのか窓から眺める。駅前はとてものどかで、サイクリストのお爺さんや、ハイカーなどがいて、ここもアウトドアライフが楽しめそうだ。

Interlaken-Ost駅 16:20着 17:15発
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静かな雰囲気のInterlaken-Ost駅s5tr
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静かな雰囲気のInterlaken-Ost駅

日本にもよくある型の駅で、地下通路を通って駅の外にでる。スイス観光の拠点の一つだけに、様々な観光客がいる。

さっそく自転車を組み立てる。慎重に1時間もかけて組み上げ、バッグ類を装着する。後ろのディレーラー(変速機)のプレートが曲がっていた以外は問題なく組み上がった。きっと飛行機の中でなったにちがいないない。

ヨーロッパでは車輌は右側通行である。そのことを肝に命じながら走り初める。走り初めてすぐにカウベル(牛の首に付けたベル)のカランコロンという音が聞こえてくる。

Bonigen YH 17:30着
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Interlakenに近いBonigen YHs5tr
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Interlakenに近いBonigen YH

今日泊まる予定のYH(ユースホステル)は、インターラーケンの隣町のベニゲンYHである。自転車でゆっくり走って10分ほどである。ベニゲンYHはブリエンツ湖岸のオートキャンプ場やリゾートホテル街の一番インターラーケン寄りに位置し、静かでのんびりするにはとてもいいロケーションだ。

同室のイギリスから来た男性と話して、ユングフラウの情報を得る。彼は女友達と二人で来たそうで一緒に3人でYHの夕食を食べる。夕食はスパゲティーミートソース、サラダ、パン、オレンジ、コーヒーor紅茶という具合でまあまあでありました。

夏時間導入のためまだ外は明るく、食後自転車でウオーミングアップをかねて湖岸を走る。

宿泊者の中の日本人は思ったより少なく、親子3人連れの家族と女の子2人だけであったようだ。その他韓国や台湾の若者が多かった。

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