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今日は、バスでハバナに戻るのだが、15時台のバスなので、それまでしっかり、トリニダーの世界遺産等を堪能するのだ。 朝食を食べて、やはり最低限の荷物を持って、出発。午前中は、やはりトリニダー郊外のマナカ・イズナガへ向かう。このルートも、サイクリング・ガイドに出ていたコースだ。昨日、バスで、サンクティ・スピリタスからトリニダーに来たルートを少々戻ることになる。 通勤時間帯か、トリニダーに向かう車両が多く、大勢の人を乗せたトラクターなどがゆっくりと走っていて、ちょっとした渋滞が起きているが、のんびりとした物だ。 |
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| | イラストの主はCastroとChe Gevaraだろうか |
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畑の中にぽつんと、塔が見えてくる。あれが、マナカ・イズナガのようだ。看板に従い、メイン・ルートから左に折れると、鉄道を横切るところで、駅らしき物があったが、線路を見る限り、半分土に埋もれていて、現役の鉄道なのか、疑わしいほどだ。 マナカ・イズナガは、それなりに著名な観光地のようで、敷地内には観光バスがひしめき、多くの観光客が来ていた。自転車を入口近くに止めて、塔に登ると、周囲の畑が良く見渡せる。なにやら、革命前は、キューバ人が奴隷のように働かせられていたが、それを見張るための塔だったようだ。革命により、キューバ人を資本家から解放したわけだが、この観光地はその象徴となのだろう。 |
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来た道を、そのまま戻り、トリニダーの旧市街に向かう。トリニダーの西側に位置する、シンフエゴスには、この旧市街をバイパスして向かわせるべく、左に折れる看板が出ている。日本ほど自動車の交通量は多くないとは言え、さすがにトリニダーの旧市街を通過するのは、現実的ではないのだろう。 いよいよ、世界遺産の旧市街に入る。石畳の街で、スペインの統治時代の建物が立派に残っている。世界遺産に指定されているが、悲しいかな、保存状態は悪い。お金があれば、もっと保存と修復が進むだろうが、これだけの規模となると、すぐにという訳には行かないだろう。それでも、キューバは観光立国として、順調に復興しているので、今後が楽しみだ。 |
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小高い丘に自転車を押して登ると、古い教会の有るところから、トリニダーの旧市街が一望出来る。写真を撮影してうろうろしていると、裏に洞窟があり、見学が出来るというので、入ってみる。男の子が、蛍光灯の明かりで案内してくれるが、途中で灯りが消えてしまって、仕方なく私がキー・ホルダーに付けている小さなライトで照らす。夜はディスコになるということもあり、階段などはしっかり整備されていたが、ディスコとなると、音楽や灯りはどうするのだろうか。 |
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トリニダーの旧市街の中心部、サンテシシマ教会の広場に戻ってきた。一服したいと思い、近くのオープン・カフェのような、バー・ラ・ルイーナに入ってみる。名前から察するに、寺院の跡なのだろう、レンガ作りの朽ちかけた建造物をそのまま使った良い雰囲気の、カフェだ。しかし、ゆっくりしている時間は無いので、サンドイッチや飲み物を購入してバスの中で食べることにする。 |
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昨晩お世話になった民宿に戻り、預けてある荷物を受け取り、すぐにバス・ターミナルに向かう。 |
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バス・ターミナルで、予定通り、ハバナ行きのバスに乗り込む。往路で乗ったのと同じ様なハイ・デッカー・バスだ。 バスは予定通り、トリニダーを出たので、買い込んでおいた昼食を食べる。 |
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トリニダーを出たバスは、一時間半ぐらいの後、シンフエゴスに到着。バスターミナルで、少々止まって、出発。 |
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往路と同様、途中のドライブインで休憩。小腹が空いたので、ホット・サンドイッチを食べる。 |
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ハバナに向かう途中、日没。夕日が空を赤く染め、何故か寂しい。もうキューバの旅も終盤だ。 バスは、ハバナのバス・ターミナルに到着。日没からだいぶ経過し、どこをどう通ってハバナに入ってきたのか、勘も全く働かず、一体ここはどこ?という感じで、地図を見て、やっと現在位置を確認。前回もお世話になった、宿、マレコン59に向かう。 |
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宿に向かう途中で、公園の脇で、Pollo(鶏肉)スタンドを発見。フライド・チキンや、ミート・ボール、フレンチ・フライとビールなど買い込んで、宿で食べる。 |