キューバ・サイクリング

キューバ・サイクリング 詳細
2003年4月5日 土曜日 腰を痛めて完全休養日


| ←前日 | 写真1 2 3 4 5 6 7 8 9 | 詳細1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 | 日程 | トップ | 翌日→ |
.
.
走行ルート
s5tr
s5bls5br
Pension Malecon 59Habana散策Pension Malecon 59
天候
s5tr
s5bls5br
晴れ
宿泊先
s5tr
s5bls5br
Pension Malecon 59
走行データ
s5tr
s5bls5br
最高時速:0km/s
積算距離:4288.8km
走行距離:0km
走行時間:0時間00分00秒
平均時速:0km/s
支払い
s5tr
s5bls5br
昼食(テイクアウト)
ハム&チーズ サンドイッチUS$2.50
US$1.00
ハム&チーズ サンドイッチUS$1.00
夕食(ファスト・フード店)
瓶入りコカ・コーラUS$0.90
ハンバーガー(Jumbo)US$1.80
パラペーニョ・ピザ(1ピース)US$1.35
.
.
Pension Malecon 59 20:10発
s5tr
s5bls5br
一日中バルコニーから外を眺めるs5tr
s5bls5br
一日中バルコニーから外を眺める

朝起きたら、腰が痛い。今日、ハバナを出て、バラデロをめざそうと思っていたが、それどころではない痛みだ。昨日、腰にかなりの違和感があったが、夕食にビールを飲んで、柔らかいベッドで、瀑睡したのが、いけなかったようだ。腰痛持ちの私としては、過去何度か、立てなくなったことがあり、ふだんの生活では無理をしないように気を付けているつもりだ。昨日は、その兆候があったのにもかかわらず、ぜんぜん考慮せず不覚だった。慣れない土地に来ると、そういった普段気を付けていることが、なおざりになってしまう。とにかく、今日の出発は無理だ。しかし、1日休んで、明日なら大丈夫という保証もないので、かなり焦る。

メイディスが来たので、腰が痛いので、もう1泊したいと告げ、US$30を支払う。朝食を一緒に食べようと言うので、ご馳走になることにする。彼女の家族の住む家の台所で、子供2人を含む、家族4人が集まっていて、スパゲッティを作ってくれた。例によって茹ですぎで、ふにゃふにゃで、味付けが薄いが、片言の英語とスペイン語で、楽しい食事だった。メイディスの友人なのか、家族なのか良くわからないが、英語の出来るおじさんがいて、地図を売っているところはないかと尋ねると、サイクリング協会があるので、行けばなにか貸料があるかも知れないと、場所を調べてくれた。電話して確認までしてくれたが、移転したのか、繋がらなかったようだ。

バルコニーから、マレコン通りを眺めながら、行き交う、クラッシク・カーの写真を撮影する。じっとしている限りは、腰の痛みはさほどでもないが、忘れた頃に動き出すと、痛みが走る。ベッドに横になっていても、改善する兆しもないので、少々動かした方がよいかと、午後、散歩に出てみる。昨日、夕食を食べた近くに、カフェテラスのようになったレストランがあったので入ってみると、店内の改装工事をしている。しかし、営業はしているようで、テイクアウトなら出来るというので、サンドイッチを頼んで、テイクアウトする。ハムとチーズを挟んだだけのパンで、宿に持ち帰って、海を眺めながら、食べる。

ベッドに横になって、うとうとしていると、あっという間に、7時を過ぎて、外は暗くなっている。腰の調子は相変わらずだが、ラウンジに置いていある冷蔵庫に入れて冷やしてある水を飲もうとすると、冷凍庫の霜が目に入った。氷があれば、腰を冷やすことが出来るのにと思っていると、なにやら、挽肉のような肉の固まりが、ビニールに入って、凍り付いている。これだと思い、腰に当ててみると、とても良い気持ちだ。とにかく急性の腰痛は、炎症が発生しているので、冷やすに限る。なんか、食肉を身につけるとは、なさけないが、タオルで巻いて、別なビニール袋で覆って、腰に当てて、夜のハバナの街に出てみることにする。

Habana散策
s5tr
s5bls5br

マレコン通りを、東に向かうと、中央に立派な歩道のある???通りに出た。この歩道は、街路樹に覆われていて、石造りのベンチなどがある歩道とは言えないほど立派な物だ。そこを歩いていると、外国人だというので、地元の若者が声をかけてくる。レストランを紹介するとか、葉巻は欲しくないかとか。この通りは、人通りは少なくないが、とにかくハバナの街は薄暗いので、少々警戒しつつも、食事は済んだとか言って断ると、キューバ人は、客引きもおとなしいようで、そんなにしつこく付いてくることはない。

その???通りの街路樹がとぎれたところは、観光客なのか、地元の若者なのか、とても大勢の人がいて、賑やかだ。近くにナイト・ショーでもやっている店でもあるのだろうか、そこから人が出てきて、歩道に人があふれている。なにかもめ事でもあったのか、パトロール・カーが来ている。

建物の1階にある食べ物を売っている売店を覗くと、またもやハムとチーズのサンドイッチが売っていた。定番のファストフードなのかもしれないが、あまりにも手抜きだなと思いつつ、US$1で買い求め、かぶりつくと、チーズが意外とボリュームがあって、しっかりしている。それにしても、味付けという物がない。こんなものしかないのだろうか。

宿の裏側エリアを、とぼとぼ歩いていると、いきなり人通りが多い一角に出くわした。映画館でもあるのか、1階にファスト・フードの店があり、多くの人が出入りしている。中に入ってみると、ハンバーガーだけで6種類ぐらいあり、ピザなどの軽食も売っている。もちろん飲み物や、アイス・クリームもある。ここで、ジャンボという大きめのハンバーガーと、ピザを1ピース買い求める。そして、瓶入りコカ・コーラも。これはびっくり。米国から経済封鎖をされているのに、100%米国ブランドのコカ・コーラが何故あるのかと思い、瓶を見てみると、メキシコ製と書いてある。飛行機が行き来しているだけあって、メキシコとは貿易があるのだろう。しかし、メキシコからの輸出は堂々とは出来ないはずだ。そのようなことをしているメキシコの現地法人に製造ライセンスを与えないように、米国政府がコカ・コーラの会社に圧力をかけるはずだ。これは、決して大げさな話ではなく、ベリーズでも、米国資本のガソリン・スタンドが、在ベリーズのキューバ大使館に、月払い清算でガソリンを売っていたことに対して、米国政府から圧力がかかったという話を聞いたことがある。

そんなことを考えながら、ハンバーガーを食べていると、隣のおじさんが片言の英語で、旅行者なのかと、話しかけてきた。そうだというと、名刺を差し出し、宿をやっていると言う。ようするに宿の客引きだが、強引でないところがよい。泊まっているマレコン59よりは、安いようだが、明日はハバナを離れることもあり、出国前のハバナ泊で、他に泊まるところがなければお世話になるとする。

Pension Malecon 59 22:53着
s5tr
s5bls5br
夜のMalecon通りs5tr
s5bls5br
夜のMalecon通り

ファスト・フードの店を出て、海方向を見ると、交通量の多いマレコン通りらしき通りが見えたので、歩いてゆくと、ほんの数ブロックで、マレコン通りに出た。ここを行けば、間違いなく宿に戻ることが出来る。それにしても、道には、あいかわらず、警察官が多い。数ブロックに1人づつ立っている感じだ。あくまでも米国への不法出国の抑止のためであり、決して旅行者を取り締まるためではないのだが、腰を少々脹らませて、その中には、凍った挽肉の固まりが入っている、という、自分の異常な状況を考えると、それだけで何か後ろめたい。

59と壁に書かれた宿の建物に戻ってきて、鍵を3回開けて、部屋に戻る。ベランダから見える夜景は、なかなか美しいので、カメラを固定して、何枚かスローシャッターの写真撮影を試してみる。凍った挽肉が効いたようで、腰の調子は、少々良くなっている感じだ。挽肉はだいぶ解凍したようだが、まだ中心部が凍っているので、腰に当てたまま寝ることにしよう。

.
| ←前日 | 写真1 2 3 4 5 6 7 8 9 | 詳細1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 | 日程 | トップ | 翌日→ |

©2003 - 2009 YOSHIDA, man