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まだ薄暗い中、二泊したホテル、クラブ・エラジュラを後にする。 |
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| 長距離バスの発着するAstro Bus Terminal |
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ホテルから、一昨日、トリニダー行きのバスチケットを購入したバス・ターミナルは近く、あっという間に到着。Bromptonを畳んで、トランク・ルームに預ける。 バスはハイデッカーで、立派なバスだ。キューバに来てから、利用した公共交通機関と言えば、貧弱な渡し船程度で、とても古い鉄道車両を見ただけだったので、どの程度のバスか心配していたが、これなら安心だ。 バラデロを出たバスは、どこをどのように走っているのか、今どの辺なのか、地図を見ていても、まったく解らない。それなりのハイウェイを走っているようで、とにかく、見渡す限りの平坦な農村地帯を、ノンストップでどんどん東に向かっているようだ。 |
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バラデロを出て、2時間ほどでドライブ・インのようなところに到着。みんな降りるので、私も、のそのそ降りる。みんな飲み物や軽食を買って食べている。軽食と言っても、バンズにハムとチーズを挟んだだけの物だが、2個というジェスチャーで買い求めると、それが2個乗った皿を二つ差し出してきた。どおやら、一皿2個でセットのようだ。一皿で十分なので、一皿を戻して、飲み物と一緒に食べる。 2人組のマリアッチが、演奏して歌っているので、チップを入れて、写真を撮らせてもらう。 30分ほどの休憩で、バスはドライブ・インを出発。 |
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サンタ・クララの街に入ってきた。高いところに、銅像がある建造物が見えてくる。あれが、チェ・ゲバラの像だろうか。 バスは町の中心部に入り、何をするでもなく、20分ほど停車。時間調整だろうか。 |
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走り始めたと思ったら、こんどは、ガソリン・スタンドのようなところで、給油。5分ほどで出発。 |
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サンタ・クララを出て、1時間ほどで、サンクティ・スピリタスに到着。バラデロからトリニダーまで、どんなルートで向かっているのかやっと理解出来た。時間があったら自転車で走ろうと思っていたルートよりだいぶ遠回りで、主要都市を結んでいるようだ。 |
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サンクティ・スピリタスを出て、1時間ほどで、目的地のトリニダーに到着。東側から回り込むように入ってきたことになる。 早速、宿探し。こちらから探さなくても、バスターミナルには、宿の客引きが多く、盛んに声をかけている。バスから降りた観光客がほとんどいなくなって、最後に私しか残っていないところに、2人の客引きが来た。最初に女性が、宿を紹介するので、場所を確認すると、ちょっと離れている。もう一人の男性が、私がその女性の紹介した宿が遠いと言っているのを見て、他の宿を紹介してくれた。こちらの方が街中だということで、女性も、彼は信用出来るよ。というようなことを言って、譲ってくれた。客引き同士、紳士的にやらないと、観光客も嫌がるからというのは解っているようだ。 |
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紹介された民宿を探して、路地をうろうろする。外側から見ると、なんとも貧弱だが、狭い入口から中にはいると、小さな中庭がある、こぎれいな2階建ての宿だ。部屋は、立派で、トイレ兼シャワールームは広いが、やっぱり便座がない。不思議だ。 最低限の荷物を持って、民宿を出てアンコン・ビーチへ。このトリニダーの中心部からアンコン・ビーチへのルートは、サイクリングのガイド・ブックに出ていて、手頃な距離なので、今からでも走れそうだ。 |
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トリニダーの中心部から、郊外にあるカシルダという地域に向かう。どおやらこちらの方がトリニダーより古い街のようで、立派な教会の跡などがある。今のトリニダーには、カシルダより後に作られた街のようだ。 道をひたすら行くと、ゲートがあり、その先は軍事関係の施設がある。怪訝そうな顔をしていると、ゲートのにいる係員が話しかけてきたので、アンコン・ビーチへの道を尋ねると、方角を指さしてくれた。すぐ手前の交差点を右折するのを忘れていたようだ。 |
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カシルダの街も通過し、海が見えてきた。彼方に、ホテルだろうか、巨大な建物が見えてきた。 海風が強い中、アンコン・ビーチに向かう途中で、トリニダー湾のマリーナが見えてきたので寄ってみる。ヨットが沢山停泊していて、桟橋の売店で、コカ・コーラもどきの炭酸飲料を買って飲む。 |
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アンコン・ビーチに到着。海水浴客は少なく、静かだ。バラデロに比べれば比較にならないほど小さいが、とても美しいビーチだ。このビーチを目指して来る観光客のためだろうか、海岸線には立派なホテルが並んでいる。 |
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帰路は、ガイド・ブックの通り、ラ・ボカという小さな港町を経由して、トリニダーに戻る。海岸線は風が強く、吹き飛ばされそうになるが、港町に入ると風は穏やかになる。 ラ・ボカは小さな集落だが、きっとトローリングを楽しみに、世界中から観光客が来るのだろう。カジキマグロの看板がそれを物語っている。 |
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ラ・ボカを通過して、トリニダーへ向かう。やや高台にあるので、登っている。しかし、空荷なので、楽な物だ。 予定通り、民宿に戻ってきて、夕食後眠りにつく。 |