東九州サイクリング

東九州サイクリング 詳細
1992年8月30日 日曜日 都井岬を目指して海岸線を南下


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走行ルート
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宮崎婦人会館YH青島堀切峠日南海岸鵜戸神宮都井岬都井岬YH
天候
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雨一時くもり
宿泊先
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都井岬YH
走行データ
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走行距離:90km
支払い
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スポーツドリンク¥110
冷凍パイナップル¥100
軽食(焼イカ)¥300
昼食(冷麺)¥500
YH宿泊料金¥3,450
ビールつまみ等¥500
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宮崎婦人会館YH 09:10着
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昨晩考えたとおり、航空会社に電話をして席を確保する。翌日の夕方の便はどれも空いているとのことだった。それから、バス会社にも自転車を積めるかどうかの確認をしたら、荷物用のトランクルームのない普通のバスだが、すいているので1台ぐらいならOKとのことだった。

同泊のサイクリスト氏は、えびの高原に向かう予定であったが、彼の方も予定がきつく、宮崎市周辺を周り、今日宮崎から輪行して帰ることにしたそうだ。青島まで一緒に走ろうと言うことになり、YH前で写真を撮り、小雨の降る中出発した。

空港を過ぎるあたりで雨がきつくなり、近くの商店の軒先で雨宿りをする。すぐ上がりそうな雨なので、雨具を着ないで、雨の上がるのを待つ。本格的にレースまでこなすロードレーサーの彼はさすがに走るのが早そうだ。彼のことを考え、自分にとっては早めのペースで先を走っていたが、彼はもっとゆっくりでいいよと言ってくれたのでほっとした。

青島 10:10着 10:30発
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青島に近付くと雨も上がり、青空が見えてきた。青島入口に着くとパイナップルの切り身売りのおばちゃんたちがしきりに勧めてくる。たいしたことのない観光地だと思っていたら、ロードレーサー氏は昔来たことがあるが、久し振りなので寄って行くというのでつき合うことにする。島付近は鬼の洗濯岩と呼ばれる洗濯板の様になった黒い岩が一面にひろがる。何層にも重なった溶岩の層が斜めになって表面に現れ、海で削られて強い層だけが沢山の筋状になって残っているという感じであった。

今日は日曜日なので、地元のサイクリングクラブも青島に訪れているようだ。記念撮影の後、彼らに挨拶をして島から離れ、おばちゃんの勧めるパイナップルの切り身を朝食替わりに食べ、ロードレーサー氏とわかれる。

堀切峠
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青島を出てちょっと行くときれいな海岸線が見渡せる堀切峠にさしかかった。途中で雨に降られたが、ポンチョを着込むほどではなかった。

日南海岸
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沿道にはフェニックスなどの南の植物が沢山目に着き、南国に来たことをつくずく感じながら走る。以後、青島で見かけたような奇岩が沢山ある日南海岸沿いをひたすら走る。

鵜戸神宮 12:10着 14:00発
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日南海岸の中心部に位置する観光地である鵜戸神宮に着いた。朝食が軽かったこともあり、非常に腹が減っていたので、入口付近のお土産屋兼食堂に飛び込んだ。しかし、そこではちゃんとした食事は今はやっておらず、焼イカなどの軽食で一時をしのぎ、冷たい麦茶を飲んで休憩する。

鵜戸神宮は神武天皇の父親の何とかのみこととかいう神様が奉ってある神社で、例のごとく奇岩で埋め尽くされた海沿いの洞穴のなかに本堂がある。ここには、運試しのようなものがある。海の岩に掘られた30cm四方の穴に向かって、てのひらで握り隠せるほどの大きさの焼き物のつぶてを投げ入れる。5つほどつぶてを購入し、男は左手で、女は右手で10m程離れた穴に向かって投げるのがきまりだそうで、訪れた人ほぼ全員が試している。試した結果は穴の縁に当たって砕けた破片が半分ぐらい入ったかな?といったところ。

メイン出口付近の土産屋の二階の食堂で冷やし中華を食べて、自転車のところに戻る。大型バスがじゃんじゃん運んでくる観光客を横目で見ながら、暑さに絶えきれずかき氷を食べ鵜戸神宮を後にした。

都井岬 18:00着
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日南市を過ぎ、メインの国道から別れると沿道は寂しくなり、道幅は急に狭くなった。海岸線を走っていると、海の遥か向こうから黒い雲が近ずいて来る。なんだろうと思って見ていると急に辺りが暗くなり、にわか雨の攻撃となるのだ。雨宿り出来るような軒先ほとんどなく、雨具を着る余裕もなく突然の攻撃なので、しかたなく雨のシャワーを浴びることになる。

何度か雨のシャワーを浴び、やっと都井岬のある半島の入口に到着した。半島は手前の海岸線から見ると標高が高く、海面から突き出た山のように見える。ここを登って行くこと思うと、最後でどっと疲れが出てきた。バス停で、ずぶ濡れになった靴下を脱いで絞る。

最後の力をふりしぼり、半島の付け根に登り切った所で、直角に左折し岬方向に向かう。直進方向は、半島の反対側の付け根にむかって下っているようだ。少し行くとほどなく「駒止」と称するゲートが有り、それより先が野性馬の保護地区となる。ここを通過する自動車は、馬の保護のために使うという名目で通行料のようなものをられるようだ。

都井岬YH 18:20着
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ゲートの管理人と会釈をかわし、そのまま通過する。道路近くまで馬がうろうろしていて、ポツポツとある馬糞をよけながら走る。見落としそうになった看板に従い、観光ホテルの前の脇道を随分下った所に都井岬YHはあった。

YHの宿泊者は大学生20人の団体の他、看護婦をしているという女性と同室の埼玉から来たモーターバイクの青年と自分の3人。地元で捕れる飛魚がメインデッシュの夕食を終え、同室の青年とビールを買いに、観光ホテルまで行く。モーターバイクの後ろに乗せてもらうのは久しぶりで、ちょっとびびってしまった。

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