東九州サイクリング

東九州サイクリング 詳細
1992年8月26日 水曜日 やまなみハイウェイを満喫する一日


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走行ルート
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別府YHピーク狭霧台湯布院水分峠 →[やまなみハイウェイ]→ 朝日台 →[やまなみハイウェイ]→ 長者ヶ原 →[やまなみハイウェイ]→ 牧の戸峠 →[やまなみハイウェイ]→ 瀬の本高原 → 瀬の本YH
天候
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くもり一時雨
宿泊先
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瀬の本YH
走行データ
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走行距離:55km
支払い
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スポーツドリンク¥100
スポーツドリンク¥110
昼食¥720
サービスエリアにて??¥350
やまなみハイウェイ通行料金¥70
スポーツドリンク¥150
スポーツドリンク¥120
やまなみハイウェイ通行料金¥30
スポーツドリンク¥120
YH宿泊料金¥3,500
筋湯温泉入浴料金¥200
ビール¥300
アイスキャンディー¥100
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別府YH 08:30発
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朝食を済ませ、YH玄関正面で昨日の雨でぼろぼろになった自転車を整備する。雨のあとは、雨水で融けたブレーキシューがリムやタイヤに付着してとっても汚らしい。このYHはモーターバイクのツーリストも多く、女性ライダーも愛車の整備に余念がない。

自転車を整備していると、昨日からお世話になっているヘルパーが声をかけてきた。彼も若い頃サイクリングをやっていて、日本一周の経験があるそうだ。今日のコースについて話すと、私の今日の予定である瀬の本高原より更に阿蘇外輪山を下り、阿蘇町にある、阿蘇YHまで行くのがいたってポピュラーなコースだそうだ。

国見YHで同泊であった二人にわかれの挨拶をしようと思ったが、なかなか出てこない。それらしい靴もないので、もう先に出かけたようだ。YH前で写真を撮って出発する。

湯布院へは別府から大きく高地をこえて向かう。鉄道が迂回するような険しい地形でなので、せっかく登ってきたYHまでの標高を無駄にしないように、極力下らないコース(つまらないコースという意味では無い)をとって国道に向かう。観光バスがひしめくホテルの裏手を登り、途中の住宅地の中で道を訪ね、ほとんど標高のロス無く湯布院に向かう国道に出ることが出来た。

ピーク 10:30着
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地図で見るとかなりの標高を一気に登る様に見えるが、道は広く、大きなカーブを描いて登って行くので思ったより登りやすい。最高地点付近は峠のようにポイントではなく、湯布岳の中腹を等高線に沿っているのでフラットな道がかなり続いた。

狭霧台 10:45着 11:00発
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森を抜け景色が開けてやっと下りになる。途中に湯布岳や湯布院の町が一望出来る狭霧台で休憩をしていると、親子のサイクリストに出会った。MTBの子供とママチャリ(パパチャリ?)のお父さんである。

狭霧台で写真を撮り、景色を眺め出発する。先に出発した親子サイクリストが下りの途中で止まっていた。何かトラブルでもあったのかと思い、声をかけるが特に問題はなさそうだ。下りも休み休みの、のんびりサイクリングのようだ。

湯布院 11:15着
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寄って行きたい気持ちを抑え、湯布院の盆地を一気に駆け抜け、分水峠の登りに入る。分水峠は湯布院から福岡方面へむかうルートの峠であると同時に、今回のメインの一つであるやまなみハイウエイの起点である。

水分峠 11:50着 12:50発
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峠に着いてドライブインの大きな洗面所で顔を洗い、昼食をとる。なぜかひなびた峠をイメージしていたが、ここは大きなドライブインがあって、たくさんの観光バスが駐車場に停まり、たくさんの人が食券の販売機に群がっている。ちょうど昼食の時間なので混んでいるのはしかたがない。

ボトルに水を補給し、ドライブインを出てやまなみハイウエイに入る。ここから尾根沿いのコースで、長いサイクルのアップダウンが続く。

朝日台 15:10着 やまなみハイウェイ経由
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この有料道路は、森をぬけたり、見晴らしのいい所を通ったり申し分ない贅沢なコースである。九重連山がお釈迦様の寝姿のように見える見晴らしのいい朝日台展望所にドライブインがあり、休憩をとる。ここで瀬の本YHに宿泊予約の電話を入れると、今日は満員なのでヘルパーと一緒の汚い部屋になりますが....と言うことだった。協会直営とはいえ、あんなマイナーな所にあるので、すいているのではないか?と言う予想が見事に外れ、少々驚いた。

長者ヶ原 16:10着 やまなみハイウェイ経由
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長者ヵ原に着く手前で急に空が暗くなり、まともに雨が降ってきた。夕方のような暗さなのでさすがにすぐはやまないだろうと判断し急いでポンチョを着た。長者ヵ原のドライブインの軒先に飛び込み、雨がやむのを待っているとオフロードのモーターバイクに乗った二人組が同様に飛び込んできた。今晩はキャンプのつもりであった彼らと、「参りましたね」などと話しているうち、雨の中でのテント泊はいやなので、一緒に瀬の本YHに泊まることになった。

牧の戸峠 16:50着 17:15発 やまなみハイウェイ経由
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雨はどしゃ降りになり、いっこうにやむ気配を見せない。これからやまなみハイウエイ最大の難所である牧ノ戸峠を越えなければ今日の宿泊予定である瀬の本YHへは着かない。オフロードの二人組が先に出発したのち、ついに観念して出発する。

雨の流れる路面を見ながらゆっくり登って行くとやがて料金所が見えてきた。ここまで来ればもう少しだと言い聞かせ、料金を払うついでに小休止をする。突然空が明るくなり、雨がやんだ。即ポンチョをたたみ、峠を目指す。

思ったより楽なアプローチをこなし、峠に到着した。見晴らしがよく、登山コースの入口にもなっていて、北西の方向に山々を見下ろせ、とてもいいロケーションだ。ドライブインで飲み物を買い、さっきの雨雲が嘘のような景色を眺めて休憩する。ここまで来れば、YHのある瀬の本高原まで下りだけなので余裕である。

道の良さと反して、交通量の少ない道を、なんども反対側から見る久住山を振り返って下る。前方には阿蘇山が見えてきた。下りはもったいないのであまりスピードを出さず、のんびり下る主義だ。登りの苦しみを取り返すように、ゆっくり景色を見ながら下りを楽しむ。

瀬の本YH 17:45着
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瀬の本の料金所の手前の十字路で、右に入って数分走ると瀬の本YHがある。さっき会った常連のオフロードのモーターサイクリストも知らなかったとおり、目立たないところにひっそりとYHはあった。入って行くと、物静かな建物のなかに小学生がたくさんいる。尋ねると近隣の町の塾の合宿だそうで、毎年2班に分割し行っているそうだ。こんな都会から離れていても受験戦争の光景が見えることに驚いた。

この瀬の本YHのペアレントに会ってびっくり。2年前の1990年に四国を走ったときに宇和島YHで同泊であったYH協会の職員である。そのペアレントは仕事柄たくさんのホステラーと接することが多く、私のことを忘れていたようだ。しかし私から見ると年に1度の旅の中で会って話をした人はまず忘れない。特に彼の場合、YH協会の人(当時は正式なペアレントではなく、なかなか休みの取れない直営YHのペアレントの代行をする助っ人のような仕事がメインだったようだ)なので、YHの現状についていろいろ話を聞くことができ、はっきりと記憶していた。

YHはハンドブックの評価(★2個)の通り、建物は古く、設備も貧弱と言った感じ。新米ペアレントの配属先の定番YHなのであろうか?。そのせいでもないだろうが、たいてい風呂はホステラーを地元の黒川温泉によく連れて行くようだ。今回は大分県側に位置する筋湯温泉にバンでホステラー3人とヘルパー2人の計6人で出かけた。

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