東九州サイクリング

東九州サイクリング 詳細
1992年8月27日 木曜日 外輪山を下り阿蘇山を越える


| ←前日 | 地図 | 詳細1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 | 日程 | トップ | 翌日→ |
.
.
走行ルート
s5tr
s5bls5br
瀬の本YH →[やまなみハイウェイ]→ 城山展望所阿蘇駅 →[阿蘇登山道路]→ 草千里浜高森村田屋旅館YH
天候
s5tr
s5bls5br
晴れ一時雨
宿泊先
s5tr
s5bls5br
村田屋旅館YH
走行データ
s5tr
s5bls5br
走行距離:60km
支払い
s5tr
s5bls5br
やまなみハイウェイ通行料金¥50
スポーツドリンク¥110
スポーツドリンク¥110
昼食(サイコロステーキ)¥1,010
阿蘇火山帯地質地図(2枚)¥2,600
YH宿泊費¥3,300
洗濯機使用料金¥150
乾燥機使用料金¥110
宴会費用¥2,200
.
.
瀬の本YH 09:20発
s5tr
s5bls5br

ペアレント氏とモーターバイクの2人に別れを告げ、瀬の本高原を下り、阿蘇外輪山へ向かう。前方の素晴らしい阿蘇山の三つの頂を見ながら下っていると、モーターバイクの2人に抜かれた。お互い雄大な景色の中でゆっくり手を振り会う。

城山展望所 やまなみハイウェイ経由
s5tr
s5bls5br

高原を下りきり、ちょっと登るともう外輪山のピークである。下りの途中にある城山展望所で、より近寄った阿蘇山を眺める。外輪山を含め、やっぱり阿蘇は雄大である。

阿蘇駅 11:10着 12:30発
s5tr
s5bls5br

外輪山を下りきった所から、阿蘇山に向かって行くため、緩やかに登っている。阿蘇外輪山は巨大なカルデラで、中は普通の田舎町のように田畑がひろがり、幹線道路に近付くと商業施設が増えてくるような風景がひろがる。鉄道と平行に走る国道に入り、緩やかな下りの道を阿蘇山を左手に見ながら阿蘇山の登り口である阿蘇町に向かって走るがなかなか着かない。地図を見て確認すると、すでに通り越していることに気がついた。来た道を登って戻らなければならない。30分ほど時間をロスしたので昼食は阿蘇山頂で取る予定を変更して阿蘇駅のステーキハウスで取ることにした。

昼食後一服していよいよ阿蘇登山道路の登りに入る。町中を抜けるといきなり林の中の登りになる。阿蘇YHの脇を通りすぎると登りは本格的な角度になって行くが、強い日差しにもかかわらず、深い林の木々のため快適である。標高を増すに連れ木が少なくなってきて、苦しくなってくる。ついには草原の山肌を斜めに登るようになり、ゆく先の道が見え休憩のタイミングがつかめない。やっと米塚と呼ばれる小さな火口をもつ山が右手に見えてきたところで写真を撮り休憩する。

右手下方から登ってくる別の有料道路と合流したあと、道はつづら折れになり、角度はいきなりきつくなる。ここまで来れば山頂までもう少しであると自分に言い聞かせながら軽いギアでじわじわ登る。

草千里浜 15:00着 15:30発 阿蘇登山道路経由
s5tr
s5bls5br

シューッという音とともにパンクだ。まとまったアップヒルでのパンクはめげるとともに休憩の口実を自分に与える。チューブ交換のために沿道に並ぶトウモロコシ売りの屋台のそばで前輪を外す。売場のおばちゃんは、行き交う自動車に手を振り、商売相手でない私には無関心である。

10分程でチューブを交換して、また苦しい登りの再開だ。無数にある沿道のトウモロコシ売りの若い女性はみんな決まったように手を降っている。自動車でなくてもよそ見しているとハンドルをとられて危ない。そんな中の一人が、「あと1kmですよ」と声をかけてくれたのはうれしかった。

登りのピークを越え、草千里浜を見下ろす展望台に着いたとき、計ったようににわか雨が降り出した。たまらず草千里浜まで下り、阿蘇火山博物館の中で雨をやり過ごす。時間があれば博物館見物をして行きたいところだが、今日は何とか高千穂まで行きたいので我慢する。

雨があがり写真を撮り、いよいよ阿蘇の下りである。すぐに阿蘇山の火口方面に向かう道と別れる。数日前の噴火以来危険なため火口の見学は不可となっているようだ。

再びあたりが暗くなってきた。また雨の襲来となるわけだが、せっかくの下りなのでポンチョなど着てられるかと、走り続ける。トンネルの入口でちょっとあまやどりをして、トンネルを抜けるとしっかり晴れ上がっていた。

高森 16:30着
s5tr
s5bls5br

例のごとく景色を見ながらゆっくり下る。これから向かう阿蘇の外輪山の高森峠を確認しながら下りを満喫する。料金所を過ぎ、一番標高の低いところに着き、幹線道に出たところで高森町を目指し左に折れる。ここから向い風がひどく、なかなか進んでいる気がしない。阿蘇の登りの疲れが一気に吹き出した気がして、高千穂まで行く元気がなくなった。今日は高森町にある村田屋旅館YHに泊まることにする。

村田屋旅館YH 16:40着
s5tr
s5bls5br

YHに着くとモーターバイクの人が同室らしく、ヘルメットなどの荷物がある。阿蘇の登りでパンクして交換したチューブを修理していると、同室の人が戻ってきた。私より年上で、ホテル関係の仕事をしているため、夏休みをずらした旅だそうだ。今日は時間があるので明るいうちから風呂に入り疲れを癒す。夕食は一緒に経営している旅館と同じものなので量、質共になかなかのものだ。YHに泊まって夕食を頼んだのは私1人だけのようで、さびしく且つ遠慮無くむさぼり食う。

もう一人の同室の人もモーターバイクで九州を走っている。彼は某電気メーカーの技術者だそうだ。彼の夕食につき合う形で、3人で飲みに近所の料理屋に出かけた。ビールを酌み交わしながら、九州の話や仕事の話に盛り上がった。

.
| ←前日 | 地図 | 詳細1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 | 日程 | トップ | 翌日→ |

©1992 - 2006 YOSHIDA, man