北海道央サイクリング

北海道央サイクリング 詳細
1993年7月16日 金曜日 不動の滝と北英エリアの丘を走った一日


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走行ルート
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民宿「遊岳荘」拓真館不動の滝美瑛駅北瑛美瑛駅遊岳荘
天候
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小雨のちくもり
6日目のルート詳細地図s5tr
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6日目のルート詳細地図
宿泊先
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遊岳荘
走行データ
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走行距離:45km
支払い
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遊岳荘宿泊費¥4,600
昼食(Hobbit)
コーヒー¥250
カレー大¥850
ソーセージセット¥500
ビール¥300
洗剤¥30
洗濯機使用料金¥200
乾燥機使用料金¥100
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民宿「遊岳荘」 09:20発
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朝から曇っていて気が思い。朝食の時に、キャンセルがあり、部屋が空いているので連泊を勧められた。もう少しこの辺を散策したいと思っていたので素直にそうすることにする。食事が終わって部屋で支度をしていると、しっかり雨が降ってきた。連泊にして正解だ。

指を怪我したモーターバイクの彼を見送ったりしてうだうだしているうちに、随分小雨になった。今日も軽装でこの付近をぶらぶらしようと思い出発する。取り敢えず、昨日時間がなくてゆっくり出来なかった拓真館へ行ってそれからのことを考えよう。

拓真館 11:00着 11:30発
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白樺の木と美瑛の丘s5tr
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白樺の木と美瑛の丘
拓真館正面入り口s5tr
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拓真館正面入り口

途中、昨日間違えた道と別れ、最短のコースをたどっているうち、左手に見える丘の中腹に素晴らしい枝振りの白樺の木が見えてきた。タクシーで観光しているおじさん達3人組の一行も三脚にカメラを据えてパチパチやっている。農道を入って行くとその木の根元まで行けそうなので、自転車を押して行ってみる。斜めに傾いたボリュームのある幹に立てかけた自転車がとてもマッチしていい構図である。天候が悪く青空は無かったが、丘の遠景をバックになかなかいい写真が撮れたようだ。

拓真館に着いて写真など撮っていると、昨日民宿で一緒だったカップルに合う。彼らもここに来るのは始めてではないということだ。丘の景色に囲まれたこの写真館は話で聞いて想像するよりはるかに素晴らしく、何度も来てしまう気持ちがとてもよくわかる。

昨日来た道をちょっと戻って、舗装路からダートに入る。丘の中にぽつんと建つ赤い小屋を目指して丘を登って行く。近付いて見るとただの農機具小屋であるが、この丘の風景の中ではとても良いアクセントになっている。

丘のピークを過ぎ、ダートを下って行くとまた舗装路に出た。YHにある情報を中心に編集されたガイドブック「北の大地」によると、ここを東に向かいちょっと横道に入ると、「哲学の木」と名付けられた雰囲気のよい傾いた木があるらしい。その脇道を見逃さずに走って行くがいっこうにそれらしき道がないまま、随分と東に向かってきてしまった。

小雨の中道を探すのが面倒になり、このまま次の目的地に向かうことにする。この道を少しづつ登って行くとやがて美瑛の町から十勝岳に向かう直線の道の途中に出る。途中のダートと工事区間を過ぎ、その道に出たところでまた雨足が強くなってきた。

レストランHobbit 12:50着 13:50発
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白樺の森の中を走るs5tr
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白樺の森の中を走る

十勝岳に向かい直線の道を少し行くと道の左右に喫茶店のような建物が見えてきた。どちらも観光客相手の店のようで、右手の店をよく見ると「Hobbit」という手作りソーセージを食べさせる店だ。ここは旅人の宿の情報紙「とほ」にも宣伝が出ている。とにかく雨をしのぐのを兼ねて昼食にする。

ソーセージの盛り合わせと大盛りカレーライスを食べ、そのあとコーヒーを注文して1時間ゆっくりとする。そろそろ雨も上がってきたようだ。

店を出て美瑛の町の中心部から直線にのびる道を十勝岳方面に登って行くと、白樺の林に囲まれた部分が有るそうで、その先に不動の滝という大きな滝がある。ここが次の目的地だ。

走っているとだんだん白樺の木が道の両脇に見えてきた。国有林という看板がありこの付近がどうもメインのようだ。もっと並木道のようなものを想像していたが、白樺の森の中を貫く道と言う感じだ。

不動の滝 14:30着 14:40発
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不動の滝s5tr
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不動の滝

不動の滝の入口を示す看板に従い、道のかたわらに自転車を止め、右に伸びる小道に歩いて入る。200mほど歩くと森のなかに滝が見えてきた。滝は傾斜がなだらかで幅が広く、岩の上を堂々と水が駆け降りる。周囲に不規則に立てられたおじぞうさんがなければもっと落ち着いた雰囲気の滝になのだが。

早々に出発して次の目的地である美瑛駅の西側のエリア、北瑛を目指す。ここからは来た道を戻りひたすら直線的にかつゆるやかに下る。

美瑛駅 15:20着
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美瑛駅の北側の踏切を横切り、交通量の多い道を横切るとそこはもう北瑛だ。いきなり丘に登るとかなりの高さがあるポプラの木の先が見えてきた。ガイドブックによると昔自動車会社のCMで使われた木だそうだ。カメラを構えているうちに何台もの車が来ては写真を撮って行った。

北瑛 15:20着
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美瑛のケンとメリーのポプラの木s5tr
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美瑛のケンとメリーのポプラの木
美瑛のセブンスターの木s5tr
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美瑛のセブンスターの木
車も美しく見える北英の景色s5tr
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車も美しく見える北英の景色

起伏の多いコースを登ったり下ったりして段々奥の方へ足を踏み入れるに連れ、スケールの大きな景色が展開されるようになった。今まで見てきた丘の景色と比べると大きな丘のうねりが遥か遠くまで見渡せる。そしてポツポツと立つ木が丘のうねりにアクセントを加えて絵になる光景を作り出しているのだ。

こんどはタバコのCMで使われたと言う背が低くポックリとしたシルエットの木。ちょうど道と道との交差点に位置していて、昔から土地の境界などを示す目印として植えられたようだ。このような木々には誰が付けたのか「セブンスターの木」と言うような名前が着いていて、道標にも記載がされているほどだ。

道が丘の尾根の部分を通っているため、見晴らしがよく、行き交う車もよく見える。観光バスが名前の付いた木のそばで止まり、中から人がぞろぞろ出てくるのには閉口したが、自家用車も景色をたのしみながらゆっくり走っているようだ。駅で借りたレンタサイクルのグループも多く、同じ様なコースを走っている。

美瑛駅 17:10着
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美瑛駅裏の展望台s5tr
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美瑛駅裏の展望台

青空が見えないまま走っているうちにまた雨が降り出した。途中ダートを走り、人気のない展望台に寄って休憩し、なんとか北瑛エリアを大きくまわって美瑛の駅付近に戻ってきた。

遊岳荘 17:35着
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駅からは「新栄の丘展望台」の看板に従い線路沿いに南下すると民宿遊岳荘だ。登りとはいえ自転車であれば駅から20分ほどの距離であるが、歩いてくるにはちょっと遠い。駅から歩いてきたという人もいたが歩いて旅をしている人にとってはさほどでもない距離なのだろうか。

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