北海道央サイクリング

北海道央サイクリング 詳細
1993年7月14日 水曜日 富良野の丘を満喫した一日


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走行ルート
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富良野ホワイトYH山部布部チーズ工場ワイン工場北時計富良野ホワイトYH
天候
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くもり時々晴れ
4日目のルート詳細地図s5tr
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4日目のルート詳細地図
宿泊先
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富良野ホワイトYH
走行データ
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最高時速:73.6km/s
積算距離:357.4km
走行距離:35.06km
走行時間:2時間43分32秒
平均時速:12.9km/s
支払い
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牛乳¥100
ワイン寿司(昼食)¥1,000
テレホンカード105度数(2枚)¥2,000
洗面用具(セブンイレブンにて購入)
ひげそり¥155
ヘアブラシ¥480
シャンプー¥100
ぶどうジュース¥200
アイスコーヒー(北時計にて)¥350
洗濯機使用料金¥300
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富良野ホワイトYH 09:00発
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YHの裏で出発の準備をしていると、愛知県の彼がYHのレンタサイクルを借りている。今日一日、彼は私と一緒に走りたいような素振りを少し見せてくれていたが、今日は、ぼーと一人で走る予定なので勘弁してもらった。

今日は富良野YH連泊の中日でほとんど無計画。取り合えず、YHから市街地に下り切らないうちに右折し、基線と呼ばれるなにもない土地に定規を当てて作ったような道を南へ向かう。走るにつれ富良野の盆地の端になり、平地が狭くなって山が迫ってくる。

山部 10:30着
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このまま行くと山に登っていってしまいそうなので、より空知川に近い道にシフトして山部の集落を目指すことにする。この道は先ほどの道より住宅が沿道に多いせいか、投票日の迫る衆議院議員選挙の演説カーが走っていてやかましい。2台連ねて走る某候補の車からは運動員が箱乗り状態で窓から身を乗り出し、誰もいない道の両側に向って手を振り続けていた。

あかぬけた富良野の駅と違って、北海道らしい田舎の匂いのする山部の駅の脇を抜け、国道に出る。いままで曇ったり晴れたりする天候の中、ボーっと走っていたが、大型車両の多い道に出たので目が覚めた。富良野から南下するのはこの辺までにして、地図で目星を付けていたコースである空知川の反対側を走り、富良野方面に戻ることにする。

布部 11:00着
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早々に国道とは別れを告げ、右折して橋を渡ると、空知川沿いの道は期待の通りダートであった。橋の付近で別方向に向かうダンプカーに出会っただけで、自分以外なにも通らない寂しい道ではあるが、富良野と山部の間にある布部という集落の裏手に出る道なので途中で寸断されていることは考えられない。

時には随分高いところまで登って林の中を抜けるダート道をゆっくり楽しみながら走る。途中、道のすぐそばを流れる空知川を眺めて休憩していると、川にかかる鉄橋を渡る2両編成の列車が突然現れびっくりした。なかなか絵になる光景なので、カメラをかまえて次の列車が通過するまで休憩することにした。

川を渡った列車が次に停車する駅がある布部の集落はすぐそばだった。集落に入るとすぐにダートが切れ舗装路になったが、駅の付近の道路は工事中ですぐにまたダートになった。駅前には「北の国からここから始まる」と書かれたテレビドラマ「北の国から」の作者倉本聰氏直筆の文字が書かれた木製の碑がある。このドラマの第一回冒頭のシーンはここで撮影されたとのことだ。昨日訪れた麓郷にはこの駅が最寄りで、主人公である五郎がこの駅に降り立ち、麓郷に向かうというシーンのようだ。

チーズ工場 11:30着 12:30発
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再び空知川と国道を横切り、畑の中を抜け、今度はチーズ工場に向かう。盆地のへりにある丘にを登って行くとチーズ工場があった。レンタサイクルで観光する人が多いためか、自転車置場には自転車の車輪を挟むタイプのスタンドが用意されていた。

富良野の町おこしの一環であろうか、チーズを作る工場を資料館と兼ねて近年新築したようだ。2階はチーズをはじめとした乳製品の歴史や、乳製品ができる仕組を紹介した展示が屋外の光を取り込んだ明るいフロアーにゆったりと展示してあり、しぼりたての新鮮な牛乳も飲むことができる。

周辺には、別な企業の食品工場もあり、ちょっとした食品工場地帯を形成しているが、とても本州にある工場地帯のイメージはなく、とても新しくてこぎれいな建物が周囲の自然とマッチして、乳製品の産地として代表的な存在である北海道らしい雰囲気をかもしだしている。さまざまな色の花の咲くきれいな庭の芝生の中で、十数人のグループがグランドシートを広げてピクニック気分で食事をしていた。

ワインを使った寿司でテレビでおなじみと言う春ちゃん寿司で昼食を取るため、工事中の橋を渡り町の中心部へ向かう。

春ちゃん寿司 12:50着 13:20発
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入れないほどではないが、座敷は観光客と思えるグループでいっぱい。一人旅の人は迷わずカウンターである。一番スタンダードなワイン寿司¥1,000円を注文する。特別安くはないが、質はまあまあである。オリジナルのノンアルコールワインが塗ってあり、醤油にも入っている。

チーズ工場と並んでもう一つの観光工場であるワイン工場に向かう。ちょっと風がでてきたのでペダリングが重くなり、ゆっくり走る。

ワイン工場 13:30着 14:30発
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ラベンダーと十勝岳s5tr
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ラベンダーと十勝岳
ワイン工場の入口s5tr
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ワイン工場の入口

市街地を抜けて美瑛方面に向って少し行くと左手の川沿いの丘の上にワイン工場のラベンダーが見えてくる。お目当ての一つだったラベンダーは他所ではまだ咲いていなかったが、観光用に早咲きの品種なのかワイン工場ではしっかり咲いていた。

丘を一気に登って建物の裏手の駐輪場に自転車を置き、早速見学に入る。地下の貯蔵室のようなところを見て回った後、2階のワイン直販所の脇の部屋でワインの試飲を楽しみながら曇っていてあまり見えない十勝岳を眺めて過ごす。数杯飲んでいい気持ちになって外に出る。

ワイン工場の前の斜面に植えられているラベンダーの中で写真を撮って富良野の市街地に戻る。途中、愛知県の彼とすれちがう。彼はこれからワイン工場の観光のようだ。

北時計 15:30着 16:30発
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朝、YHを出てすぐに前を通ったログハウスの喫茶店「北時計」に向かう。随分曇ってきて走る気もうすれ、時間があるのでコーヒーでも飲んで時間を潰そうと思う。ここはドラマ「北の国から」のインフォメーションセンターを兼ね、ロケ時の記録を見ることができる。

一人で来ているのは私ぐらいで、女性のグループかアベックがほとんどだ。それでも、店の雰囲気がよく、よくあるような観光地のミーハーなものとは一味違った雰囲気だ。コーヒーが今時350円と言うのも黙っていても客の来る店にしては安すぎる。アルバムなどを眺めているうち、ついつい長居してしまった。とはいってもまだ16:30。ここからYHへは10分とかからない。

富良野ホワイトYH 16:40着
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早々にYHに到着したので、今日は洗濯をする。地下の洗濯機は混んでいたが、何とか乾燥機にまでこぎつけた。一回では乾かないので周りの人に目で謝りつつもう100円を投入。さすがに途中で乾いたので丁度洗濯の終わった愛知県の彼に、残りを使ってもらった。

食事の時間になり、愛知県の彼と食事をしているといきなり私を呼ぶ声がする。最近でも付合いの多い高校時代の先輩だ。こっちの方へ行く予定があるとは聞いていたが、ここでばったり出合うとは思わなかった。例の地震のために函館辺りで足止をくらったということだ。

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