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めっきり夜型の生活になっているのと、忙しさで、結局一睡もせずに、旅の準備をして、駅に向かう。 朝食(夕食??)はしっかり食べている。 |
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まだ夜が明けぬ前に、高崎駅に到着。いつもの通り、改札前まで自転車を持ち込み、1分ほどでBROMPTONのパックを完了し、改札脇で青春18きっぷにスタンプを入れてもらい、駅構内に入る。 八高線のホームは、3番線。あれ? よく利用しているホームに降りるが、ここは2番線4番線で、3番線はあったかな? 等と考えながら、よく見ると、ホームの最南端が、切り欠いてあり、列車止めがあり、行き先表示板があり、2両編成のディーゼル車が止まっている。 乗り込んで、待つこと数分。数名の乗客を乗せて、高麗川行きの八高線は、走り出した。倉賀野駅までは、高崎線と同じ線路を走るが、その後は、高崎線の線路を、段階的に横切り、高崎線脇で、高崎線は止まらない北藤岡駅を経て、ここからは、非電化のローカル線らしい単線となる。高麗川まで、この八高線に乗るのは初めてなので、車窓の景色を楽しみたいところだが、徹夜のため、しっかり寝てゆくことにする。 |
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| | 高麗川駅周辺は川越線が電化されベッドタウン化され通勤通学者が多い |
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高麗川駅に到着。途中から乗ってきた通勤通学客も増え、ホームもそれなりに混み合っている。階段で線路をくぐり、出口のあるホームに出ると、東京行きの列車が止まっていた。青梅線中央線経由の列車があるのだ。大宮駅から、高麗川駅を経由し八王子駅まで、だいぶ前に電化されて、埼京線ともつながっているし、ずいぶん便利になっているようだ。 駅前に出ると、1982年に、サイクリングのために、立ち寄ったことが有るのを思い出したが、さすがに、駅の感じも、駅周辺の感じも激変している。完全にベットタウン化された感じだ。 さっさとBROMPTONを組み立てて、川越線の隣の駅、武蔵高萩駅に向けて走り出す。これで、八高線のRC684ポイントのゲットとなる。(RC684とは、日本の鉄道を全て輪行するというゲーム) 線路を越える大きな高架橋が見えるが、登りたくないので、手前の道を線路に直交する方に走っていると、歩行者と自転車しかくぐれないようなトンネルがある。高麗川駅の出口は西側にしかないので、さすがに反対側の住民が使うトンネルがあるのだ。天井が低いので、頭を下げてくぐり抜け、出口で、脇から来た自転車と衝突しそうになりビックリした。地元の人はなれた物で、かなりのスピードを出している。 |
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高架橋の見えた県道クラスの道に合流し、ひたすら東にハンドルを向けて走る。方向は間違っていないので、そのうち、武蔵高萩駅のサインが出ている交差点に出るだろうと思い走るが、思ったより距離があり、到着しない。なかなか通勤時間帯に入っているので交通量も多く、路面の状況は悪く、走りにくさを感じる。 十数分ほど走って、武蔵高萩駅の駅前に到着。良くあるスタイルの完全に新しい駅舎だ。BROMPTONを折り畳んで、エレベーターで橋上駅に上がる。反対側の出口からも同じようにエレベーターがあり、自転車や歩行者は駅を横切ることができるようになっている。 改札を入ろうとしたところで愕然。乗車予定の、7時10分台の八王子行き列車が、無く、直近は、37分だ。時刻表を確認すると、私が乗ろうと思っていた列車は休日の時刻表に記載されていた。高麗川までの八高線は、休日と平日のダイヤ区別は無かったが、電化され通勤区間になったこの辺のダイヤは、しっかり区別がある。完全に時刻表の見間違いである。 トイレで用を足し、到着した列車に乗り込む。決してラッシュというほどではないが、通勤通学者でそれなりに混んでいて、座席は埋まっている。それでも、先ほど降り立った高麗川駅に着いたら、乗り換えのためか、座席が空いたので、座って、眠りにつく。これで、川越線のRC684ポイントゲット。 |
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八王子の一つ手前の駅で、長らく止まったと思ったら、八王子駅に到着。中央線ホームに移動するために、階段を上がる。通勤時間帯まっただ中で、通路は混み合っている。 中央線ホームの自販機にてスイカでミネラルウォーターを買い、高尾行きの中央線が来たので乗り込む。 |
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高尾駅に到着すると、ホームの反対側に大月行きの中央線が待機している。10分ほどで、出発する。この調子なら、なんとか、時刻表の読み間違いも、たいした影響はなく、普通列車を乗り継いでゆけそうだ。 |
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爆睡している間に、大月駅に到着。当初の予定では、この駅での乗り換えは不要だったが、ここで、15分ほどの待ち合わせ。ホームに降りて、寝ぼけてぼーっとしていたが、よく確認すると、次の列車は別ホーム。自転車を持って跨線橋を移動するのが面倒だ。 大月駅は富士急の始発駅。歩いてもゆけるほどの距離に隣に駅があるので、そこまで走るか、そこからは知って戻ってくるかして、RC684のゲットも考えたが、良いタイミングでの列車はない。 |
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| 甲府駅一つ手前の酒折駅で下車し身延線善光寺駅に向かう |
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大月から出た甲府駅行き普通列車を、終点手前の酒折駅で降りる。小雨が降る中、身延線の善光寺駅に向かう。 |
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JR東日本の酒折駅から、800m程度と思いきや、思いのほか、距離を感じつつ走っていると、JR東海の身延線のガードが見えてきた。ガードに、善光寺駅と書いてあり、すぐ右側がその駅のようだ。 ガードをくぐった所をガード沿いに右に入ってゆくと、ホームらしき物がある感じ。ガードに続いた土手の上に駅があるようで、小さなトンネルをくぐって、少々戻る感じで右に行くと、駅の入口があったので、BROMPTONを畳んで、階段を上る。 駅には、数名の客が列車を待っている。よく見ると、階段を上がらずに、車でもホーム脇まで上がってこれるスロープがあった。 5分ほどで、予定の列車がホームに入線し、停車してドアが開いたので乗り込む。ワンマン列車で、整理券を機械から取るが、青春18きっぷなので、整理券は不要だったか。 |
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善光寺駅を出た身延線列車は、すぐに中央線と平行に走り、金手駅を経て、甲府駅に到着。JR東海と、JR東日本のホームの間には、乗り換えの改札でもあるのかと思いきや、何にも無し。そそくさと、中央線ホームに移動し、すでに入線していた小淵沢駅行き列車に乗り込む。 |
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小淵沢駅に着いて、小海線に乗り換えるべく、一番北側のホームに向かう。 ここでは、1時間以上待つ必要があると思っていると、野辺山駅行きの列車が入線してきて、乗客が何人か乗り込んでゆく。ホームに張ってある時刻表にもそんな列車はないが、よく見ると、臨時列車のようだ。自動販売機で購入したカップ入りホット・コーヒーを持って、私も乗り込む。 |
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出発した列車は、ぐいぐい標高を上げ、森の中を走ってゆく。小海線に乗るのは久しぶりだが、この森の中を、体感出来るほどの角度で登ってゆく感じは覚えている。この線路は、このまま行くと、鉄道最高地点の野辺山駅付近まで登ってゆくことになる。 10分ほどで、甲斐小泉駅に到着。運転手にキップを見せて、線路を渡り反対側のホームに登る。小屋ほどの小さな駅舎がある。 ここからは、先ほど小海線に乗り込んだ小淵沢駅に下るだけだ。思ったより早い臨時列車に乗れたので、かなり時間があり、駅舎内のベンチで地図など確認しているうちに、小雨だった雨が上がって、晴れ間さえ見えてきた。 ここからは、小淵沢駅に向かって下ることになる。小海線を1区間乗車し、小海線の駅で降りて、自転車を組み立てて走るので、これで、RC684としては、小海線のポイントを得たことになる。 |
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地図で確認したとおり、すぐ近くに、三分の一湧水という、日本百名水に指定されている湧水があるので、寄ってみる。おいしい水が飲めるのかと思ったら、それが目玉ではなく、わき出た水を、3つの集落に均等に分けているのが特徴のようだ。どちらかというと、名水というより、史跡という印象だ。 ちゃんと観光地化されていて、水路の回りを見て回ったりできるようになっている。三分の一湧水館という施設があり、土産屋や、食堂があって、この名水で作った蕎麦が売りのようだ。ちょうど昼も過ぎたので、蕎麦を味わってゆこうかと思い、ざるそば大盛りを頼む。しかし、時間がかかるようで、なかなか出てこない。私より先に入った客も、なにも食べていないので、時間を確認すると、小淵沢駅からの中央線の時間まで、30分ほどしかない。これは、無理と、頼んだ蕎麦をキャンセルして、店を出た。無料で、トイレを借り、お茶を頂いた結果となってしまった。 |
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地図で見る限り、甲斐大泉駅から、小淵沢駅までは、どう見ても下りのみだが、途中、地図には載らない細かいレベルで、登りが発生するかもしれないと、覚悟しながら下る。30分有るとは言え、パンクでもすれば、予定の列車には乗れなくなるので、とにかくトラブルのない様にと、慎重に走る。 本当に予定のルート通りに来ているのか、半信半疑で走っていると、いきなり鉄道の架線が正面に見えてきた。まだまだ小淵沢駅周辺の街内は見えず、森林ばかりなので、一瞬小海線を横切るのかと思ったら、道はその架線のある線路と平行に走るようになり、すぐに小淵沢駅の近くに出た。見えたのは、小海線ではなく、中央線だったのだ。架線があるのだから、電化されていない小海線で有るはずがないのに。 跨線橋を越えて、線路の反対側に出ると、すぐに小淵沢駅前だ。小淵沢駅では、乗り換えたことは多いが、駅前に出たことはないので、駅前をBROMPTONで、ぐるっと回ってみる。観光客が多いようで、土産屋が多く目に入るが、小さな駅前だ。 駅前で写真など撮ってから、発車時刻が迫ってきたので、改札を抜けて、中央線に乗り込む。 |
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岡谷駅に到着。最初の計画では、ここでは飯田線方面に行く列車には乗り換えず、塩尻まで行って、中央線の別路線を折り返してくる感じで、竜野駅に行くことを考えていたが、明日走るエリアの地図を調達するために、この駅で下車する。事前に地形図を売っている店を調べたら岡谷駅から少々の所に書店があるのだ。 駅前でBROMPTONを組み立て、その地形図を売っている店に向かうが、途中で若干方角を間違えたのか、目的の書店があるはずの大通りに出てもそれらしき物は見あたらない。焦らず、その大通りを北上すると、すぐに目的の書店が目に入った。自転車を止めて、中に入って、店員さんに地形図売り場を尋ね、目的のエリアの地形図を探すと、2枚の5万分の1地形図を、発見。すぐに購入して、駅に戻るべく店を後にする。 |
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岡谷駅に戻るが、始発の飯田線方面の天竜峡駅行きには、まだ15分も時間がある。この間に、待合室のベンチで、地形図を折る。ちょうど地図を折り終わった頃に、天竜峡駅行列車の入線アナウンスがあったので、改札を抜けて、0番線ホームに向かう。階段を使わなくて楽だ。 岡谷駅から、辰野駅方面は、中央線の別路線となるので、岡谷駅で自転車を畳んで、一駅間乗れば、これもRC684のポイントになる。 |
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列車の中は、平日のこの時間なので、地元の高校生が多い。とにかく、平日の通学時間帯にローカル線に乗ると、とにかく学生が多い。いくら地方に行くと自動車が移動手段とはいえ、高校生では、自動車は運転出来ないので、列車やバスなどの公共交通機関に頼らなければならない。 いろいろな制服を着た高校生が入れ替わり立ち替わり、乗ってきては降りてを繰り返している内に、駒ヶ根駅に到着した。駒ヶ根には何度も来ていて、この駅は、何度も見ているが、鉄道で駒ヶ根に来るのは初めてで、いつも高速バスばかりなので、新鮮だ。早速、駒ヶ根高原にハンドルを向け、慣れた道を走る。 |
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駒ヶ根高原に着いて、まずは、昼食を食べていないので、早めの夕食だ。目標は、駒ヶ根名物のソースカツ丼が有名な喫茶ガロに向かう。しかし悪い予感が的中して、閉まっている。営業時間の表記を見ると、火曜日が定休で、週によっては水曜日も休むことがあるとなっている。閉まったと思ったが、冷静に考えると、今日は営業日だ。そうだ、まだ開店時間の17:30になっていないから開店していないのだと解り、その辺をぶらぶらしてから、戻ると、見事に開店。今まで食べたことのない、ヒレカツと、エビフライのミックス丼なる物を注文する。 あいかわらずダイナミックで、ボリュームのあるソースカツ丼をたべ、空腹の腹をなだめた後、すぐ近くの公共の湯、こまくさの湯に浸かりに行く。ここは2度目だが、良い印象なので、汗を流してゆくことにする。 |
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こまくさの湯を出て、今日の宿、過去数回泊まっている、駒ヶ根YHに向かう。 もう真っ暗なこともあり、どの道を行くのだったか、少々不安に思いつつも、道を間違えずに、駒ヶ根YHに到着。風呂上がりのビールを飲んで、YHのペアレントの中野さんと歓談し、夜遅くまで、話し込む。明日は朝早く出ることに決めたが、起きられるのか。 |