霧多布岬とは反対方向に向かい、途中から、霧多布湿原を横切るMG(Marshy Grassland)ロードに入る。途中、ホームセンターや、コンビニエンス・ストアのセイコ・マートがあったりと、思ったより何でもある町で、昨日、カセットコンロ用のボンベを、釧路駅付近で必死に調達したのがばからしくなる。事前に調べておけば済んだことだ。
湿原に黄色い花のエゾカンゾウが群生しているのが見る中、MGロードをひたすら走ると、湿原が終わり、丘になる。この小高いところにあるのが、霧多布湿原センターで、ここから湿原を見渡すことが出来るのだ。車両でアクセスする入口が解らず、少々悩んだ末、奥から回り込んで登り、建物に到着。入口の軒下に自転車を止めて、中にはいると、居心地の良い雰囲気で、外の悪天候をよそに、子供たちが、何か作っている。濡れた着衣を乾かしながら、展示を見たり土産屋を覗いた後、展望ラウンジに入り、まずは、ケーキとコーヒーのセットを頼んで、くつろぐ。このラウンジは、展望所として解放されていて、食事などしなくてもずっと居ることが出来るので、助かる。今日はここにずっと居ても良い感じだ。
たまに雲が切れて、霧多布湿原の全貌が見えてきたり、浜中湾の南側の琵琶瀬湾に浮かぶ嶮暮帰(ケンボッキ)島がうっすらと見えてきたりする。ラウンジに二機有る双眼鏡も無料で使い放題で、まれに丹頂鶴も見える。
昼食として、鹿肉カレーと牛乳のセットを頼んで食べる。これがおいしい。お腹が満たされると眠くなり、図書館のソファーでこの周辺の情報誌を見ながら、居眠り。K氏はフリー・アクセス出来るネットを使って、電子メールのやり取りや、情報収集に余念がないようだ。