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朝早く起きるとかなりの雨。さて、高崎駅までどうしようかと考えながら、出発準備をしながら、Webで雨雲の状態をチェックしていると、西から雨雲が切れてきている。ちょうど出発する頃には、小雨になっていた。この程度なら問題ないだろうと、自宅を出て高崎駅に向かう。 |
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高崎駅改札前で愛車をパック。 マットで愛車をくるむ。前回の飛行機輪行でBROMPTONで使った手だ。 これで、かさばるマットが荷物から離れるのと、愛車の保護にも役立ち、一石二鳥。今回は、空気枕を固定するための穴と、マット自体をまとめるためのゴムバンドを新たに増設してあるが、それを使って、覆った状態をうまく固定出来た。 |
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通勤時間帯の上り列車なので、途中から混み合うことを覚悟し、スイカにグリーン料金をチャージし、グリーン車に乗り込む。2階建てではないグリーン車両だったので、パックした自転車を持っての乗車が楽だった。 予定通り、上野駅に到着し、山手線に乗り換える。 |
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品川駅で、京浜急行に乗り換えるべく、スイカで改札を通り、京浜急行線ホームへ移動。JRから、こっち方向の移動は楽だし、スイカなので、切符を買う手間も、きっぷを出して管理する手間も省ける。 ホームではほとんど待つことなく、タイミング良く、羽田空港駅行きの急行が入線してきた。 |
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羽田空港に到着し、発券機にJMBカードを入れ、往路のチケットを受け取る。そして、自転車とサドル・バッグを預け、身軽になる。1時間半ほど時間があるので、ラウンジを使うべく、どこにあるのか探す。クレジットカードが有れば、無料で使用出来るもので、昔、出張の際にここビック・バードでも何度か使ったが、現在はどこにあるのか解らないので、案内カウンターで尋ねると、セキュリティーの内側だとのこと。昔は、チェックインカウンターのフロアーに有ったと記憶していたが、今は違うようだ。さっさと、セキュリティーを通過し、少々探して、出発ゲートへ向かう途中に立派なラウンジを発見。 クレジッド・カードを見せて、中にはいると、広い内部。以前の狭さとは大違いだ。きっと利用率が高く、手狭になったので、移転し広くしたのだろう。飲み物や軽食が無料で利用出来るが、ホットコーヒーをもらって、飛行機を見たり、写真を撮りながら一服。ラウンジでは、何処かで見かけたことのある人が目に入る。マラソンのオリンピック選手の谷口さんだ。 搭乗時間になったので、ラウンジを出て搭乗し座席に着くと、その谷口選手、私のすぐ斜め後ろに座っていた。今回は、出発前にもかかわらず、すでに靴が脱げていた。いや、脱いでくつろいでいた。 |
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2時間弱で、釧路空港に到着。久しぶりの北海道だ。天候は東京の雨から一転して、晴れ。雲はあるが、日差しが明るい。 荷物を受け取り、先を急ぐべく、カウンターで釧路駅行きのバスのチケットの買い方を教わり、自販機で購入。釧路駅からの列車は本数がすこぶる少なく、乗れなかったら大変なので、まずは釧路駅までたどり着くことが先決。外に出ると、釧路駅方面のバスが待っていて、出発時間を尋ねると、もうすぐ出るとのこと。事前に調べていたとおり、飛行機が着いて、乗客がほぼ埋まれば出発するという感じのようなので、これなら釧路駅で列車まで時間の余裕がありそうだ。 |
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釧路の市内に入り、駅に近づくにつれ、沿道には大型量販店が目に付くようになる。釧路は思ったより大きな町で驚く。 バスは、釧路駅の北側に到着するが、駅には近づかず、線路を跨いで、釧路駅の南側駅前に到着。駅への入口は南側のみのようだが、駅前とはいえ、駅の改札までは、200mほど離れたところで降ろされて、途中信号もあり、荷物の多い旅行者には少々遠く感じる距離だ。 根室行き列車の出発まで40分あるので、まずは道内時刻表を購入し、この先どこで仕入れられるか解らない、カセットコンロ用のボンベを買い求めるため、コンビニエンス・ストアの場所を案内所で聴き出し、300mほど西にあるローソンに直行する。店内で、カセットコンロ用のボンベが見あたらず、焦るが、店員さんに聴いて1本ゲット。これで、あとは移動するのみだ。 駅に戻って、列車内でつまむ飲み物等を購入し、時間が来たので、根室行きのホームに移動。一番端のホームに1両編成のディーゼル車が止まっていた。 |
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釧路駅を出たディーゼル車は、すぐに森の中を進む。窓枠を見ると、列車の窓は2重になっている。北海道に来たことを実感させられる部分だ。途中、厚岸駅でずいぶん長い間停車。30分ぐらい経ってから、出発。厚岸駅を過ぎ、隣の糸魚沢駅までの間、別寒辺牛湿原の一部だろうか、とても美しい湿原の中を通り、見入ってしまう。 途中、外国人の若者が団体で乗り込んでくる。日本人の学生も一緒のようだし、引率の日本人のような人もいる。厚岸駅の手前の茶内駅でその団体は降り、列車内が空いたと思ったら、すぐに、浜中駅に到着し、私を含め、数人が降りる。無人駅なこともあり、列車が出ると、寂しい限りの駅となったが、おそるおそる、自転車のパックをほどいて、組み立てる。雲が増えてきていて、時間の割には、薄暗くなってっきた。 |
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浜中駅をでると、少々商店などがあるが、閉まっていて人気がない。雲に覆われてきて、薄暗い中、風車のある所を通り、浜中湾に向かって、ずうっと下り、ほぼ浜沿いに、南下する。まばらに家が建つ道沿いを5kmほどで、民宿きりたっぷ里があるはずだが、なかなか現れない。と思っていると、道沿いに立つ人が。よく見ると、民宿きりたっぷ里で合流することになっているK氏だ。私が到着するのを宿の前で待ってくれていて、写真を撮ってくれた。 駅からココまでの間、サイクル・コンピュータのマウントのハンドル・バーへの固定が緩く、ネジを締めなければと思っていたのだが、宿に着いたとき気が付いたら、完全に外れて、ネジが脱落していた。宿の敷地内に入る段差で脱落したのかと探しても、見つからず、諦め掛けていたとろで、K氏が見つけてくれてほっとした。 さきほど装着したばかりの荷物を外して、宿に入り、部屋に落ち着き、風呂に入ってから、早速お目当ての食事。今日は、海鮮たっぷりコースをお願いしてある。同泊のご家族も同じメニューで、先に食べていたようだが、遅れて我々も参戦。ビールを一瓶頼むと、道内でしか流通していないというサッポロ・クラッシック。ビールはほどほどに、どんどん出てくる地元で取れた、帆立や鮭等の刺身や、花咲ガニ,どでかい牡蠣等。牡蠣は、厚岸が近いので、てっきり厚岸産かと思ったら、浜中町内の火散布で取れたものだそうだ。他にも、イクラや、昆布メインで魚との煮付けや、鯖の創作料理など、写真を撮っている内に訳が分からなくなるほど。全て平らげて、完食した写真を撮っていると、女将さんに、ほめられた。 |