ベリーズ・ノーザンハイウェイサイクリング

ベリーズ・ノーザンハイウェイサイクリング 詳細
2002年12月30日 月曜日 ハイウェイ終点に到達しベリーズ・シティーからベルモパンへ


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走行ルート
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ボランティア事務所Northern Highway終点FlagsBelize City Bus TerminalBelmopan Bus Terminal自宅
天候
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くもり一時雨
宿泊先
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自宅
走行データ
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最高時速:24.2km/s
積算距離:3632.6km
走行距離:14.49km
走行時間:1時間05分34秒
平均時速:13.1km/s
支払い
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陳媽媽にて昼食
鍋焼きうどんBZ$6.00
焼き餃子BZ$3.00
Ice CoffeeBZ$2.50
レギュラー・エクスプレス・バス運賃(Belize City⇒Belmopan)BZ$5.00
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ボランティア事務所 11:53発
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米国の陸上選手で母親がベリーズ人のMarion Jonesの名を冠したスタジアムs5tr
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米国の陸上選手で母親がベリーズ人のMarion Jonesの名を冠したスタジアム

朝ゆっくり起きて外を見ると、今日は天気がよい。今日は、ここベリーズ・シティーから、バスでベルモパンに戻るだけなので、時間には余裕があるので、ベリーズ・シティーに入ったところまで戻って走り直そうかと思う。昨日は暗くて、写真も撮れないし、全く景色を見ることができなかったので。などと思っていたら、事務所にコーディネーターのM氏が出勤してきて、話し込んでしまう。

時計を見ると、もう少しでお昼なので、いい加減サイクリングを再開する。ボランティア事務所を出て、バラックス通りを北に向かい、海沿いに行くと、宗主国である英国の王女様の名前を冠したプリンセス・マーガレット・ドライブに入る。この周辺は、高級住宅地で、首相の家や等もあるエリアだ。

海沿いから離れて道なりに西に向かうと、右側のエリアは、公共施設多くあるエリアで、陸上競技場が見えてきた。ここの競技場は、米国の陸上選手でオリンピック・ゴールド・メダリストであるマリオン・ジョーンズの母がベリーズ出身であることにちなんで、数年前にマリオン・ジョーンズ・スタジアムという名が付けられたのだ。

台湾ベジタリアン料理の店「陳媽媽」 12:08着 13:18発
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台湾ベジタリアン料理の店「陳媽媽」にて鍋焼きうどんs5tr
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台湾ベジタリアン料理の店「陳媽媽」にて鍋焼きうどん
友人になった台湾から来て間もない陳さんs5tr
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友人になった台湾から来て間もない陳さん

ちょうど昼食時で、前から行ってみたいと思っていた、この通り沿いにある、台湾ベジタリアン料理の店、陳媽媽に向かう。朝食もまだなので、しっかり食べようと、店が見えてきたので、道を横切ると、大雨が降ってきた。今日は降らないだろうと思ったのに残念だが、ちょうど店にはいるところだったので、幸運だったと言うべきだろうか。

自転車を折り畳んで、店に入ると、昼時だからか、4つのテーブルの、半分ぐらいは客が座っていた。一番入りに近いテーブルに腰掛けると、中国語で話しかけられる。英語で、日本人だというと、近くに座っていたおばさんが、簡単な日本語で話しかけてくる。みんなニコニコしてこっちを見ていて、悪い雰囲気ではない。美味しいという噂の、鍋焼きうどんだろうと思えるメニューを頼む。出てきた物は、少々薄味だが、懐かしい味だ。肉類を使わずにここまでやるとは、やっぱり中華料理はすごい。他の人も、多くの人が同じものを食べていて、この店の看板料理のようだ。

鍋焼きうどんを、ぺろっと食べきり、次に、焼き餃子を頼む。これもとても肉を使っていないとは思えないほど美味しい。ベリーズでは中華料理店に行っても、焼き餃子は、あまり見かけず、餃子が有ったとしても、水餃子だったりする。中国大陸では、餃子は茹でて食べるのが主流のようだが、他にも台湾人経営の店で、焼き餃子を出す店を知っているが、台湾では、日本と同様、焼き餃子が主流なのだろうか。

焼き餃子を食べ終わったところで、中国人の若者一人が、ここに座っても良いかと、私のテーブルに移ってきた。私が日本人と言うことで、話をしたいという。外は相変わらず大雨で、時間もあるので、大歓迎だ。彼は、台湾から1月前にベリーズに来たばかりだとのこと。名前は陳さんだがこの店とは関係はなく、昼食を食べに来たとのこと。ベリーズは、台湾と正式に国交がある数少ない国の一つで、台湾から移住してくる人が多い。彼は、台湾では数学の教師をしていたそうだが、ベリーズに来て、近くの親戚のやっている食料品店の2階のアパートに住んでいて、今は仕事を探しているという。

のどが渇いたので、アイス・コーヒーを頼む。アイス・コーヒーをお店で見たのは初めてで嬉しくなって頼んでしまった。しかし、甘い。日本でも昔は、甘いアイス・コーヒーが喫茶店でも出ていたなと、変に懐かしくなる。アイス・コーヒーを飲み終わると、店の外が明るくなって、雨が完全に上がった。今がチャンスとばかり、会計を済ませて、陳さんと外に出る。

ここからノーザン・ハイウェイは近いが、同じ道を戻るのは芸がないので、あえて平行に走っている裏道を北に向かい、できるだけ北上してから、ノーザン・ハイウェイに戻ることにする。ちょうど、陳さんの家も同じ方向にあり彼も自転車なので、途中まで一緒に走りはじめ、彼が2階に住んでいるという食料品店の看板が見えたところで別れる。

少々行くと、また、台湾人経営のベジタリアンの店が見えてきた。この店は、「カモメ・オリエンタル・レストラン」と言って、日本語の名前が付いた東洋料理店とでも言えばよいのだろうか、以前行ったことがある。店名が日本語だというだけではなく、日本でもなじみの料理が豊富で、半分日本料理店と言っても良いぐらいの店だ。店主も日本に住んでいたことがあるのか日本語がかなり出来る。しかし日本料理とは違うのは、やっぱり肉を使っていないからだろうか。

フレンドシップ・レストラン前 13:28着 14:32発
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昨晩に続いてフレンドシップ・レストラン前で雨宿りs5tr
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昨晩に続いてフレンドシップ・レストラン前で雨宿り

雲が近づいてきて、暗くなってきた。さっき雨が上がってまだ、10分ぐらいしか経っていないのに、小雨が降ってきた。道はT字路にぶつかり、左に行くと、すぐにノーザン・ハイウェイに出た。雨はどんどん強くなってくるので、急いで雨宿り出来るところを探すと、右側に見えてきたのは、中華レストラン、フレンドシップだ。皮肉にも昨日雨宿りをした場所で、また雨をしのぐべく、昨日と同じ軒下の場所に入る。

急に降り出したのだから、急に止むだろうと思って、待っているが、雲がとぎれても、次々に押し寄せてきて、雨を降らせる。さっき、昼食を食べたのでなければ、店の中に入ってゆっくりしたいところなのだが残念だ。もう1時間も雨宿りしていて、昨日と同様、いい加減しびれを切らして、雨具を付けて走りはじめることにする。もう、ここより北に戻るつもりはない。昨日ここまで走ったので、続きはここからだと思い、足にビニール製のスクーター用のブーツカバーを付けると、急に雨が上がった。

Northern Highway終点Flags 14:40着 14:49発
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Northern Highway終点の通称「Flags」s5tr
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Northern Highway終点の通称「Flags」

また雨が降ってこない内にノーザン・ハイウェイを走りきってしまおうと、さっき走ってきた方向にハンドルを向ける。ノーザン・ハイウェイの終点は近い。数分も走ると、ベリーズの国旗を中心にカリブ共同体の旗がはためく、ランナバウトが見えてきた。通称フラッグスと呼ばれるモニュメントで、ベリーズ国内でここまで立派なモニュメントは他には見かけない。

あっという間に、そのフラッグスに到着。ついに、ノーザン・ハイウェイを走りきった。今日は比較的風があって、旗がそれなりにはためいている。しきりに写真を撮影して、また雨が降ってこないうちにバスターミナルに行くべく、フラッグスを後にする。

Belize City Bus Terminal 15:00着 16:00発
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レギュラー・エクスプレス・バスでBelmopanへ戻るs5tr
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レギュラー・エクスプレス・バスでBelmopanへ戻る

ベルチン橋を越えて、ベリーズ・シティーのバス・ターミナルに着いた。ちょうど3時なので、ベルモパン方面に行くバスは、もう出ていってしまったのだと思いつつ、自転車を畳んで、建物に入り、窓口で切符を買うと、4時のレギュラー・エクスプレス・バスのチケットを買うことが出来た。

バスの待合いスペースに入ると、ボランティア仲間のO氏がいた。彼女もM氏らと一緒に、ダイビングをしに、島に行っていて、サン・イグナシオに帰る途中だが、さっきまた雨に降られて、さんざんだったようだ。彼女とサイクリングの道中の話など、話をしている内に、4時近くなり、バスが来たので、トランクに自転車を預けて乗り込む。

Belmopan Bus Terminal 17:05着 17:09発
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Belmopanのソーシャル・セキュリティーの時計台s5tr
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Belmopanのソーシャル・セキュリティーの時計台

レギュラー・エクスプレス・バスは、ほぼ予定通り1時間で、ベルモパンに到着した。バスを降りて、自転車をトランクから取り出し、組み立てて、自宅に向かう。この道は、いつも通勤でお馴染みの道で、マーケット・スクエアを過ぎると、左側に、ソーシャル・セキュリティーの時計台が見える。この時計は、1日に2度正確に時間が合う。要するに止まっているのだ。そして、そのすぐ右側には、ベリーズ・テレコムのアース・センターのパラボラ・アンテナが見える。

この付近は、国会議事堂から歩いて数分の所だが、ここから先は、建物はとぎれ、草原が続く空き地になっている。きっと、首都計画としては、このあたりは公共的な建物の建つ、官庁街なのだろうが、この首都ベルモパンにそのようなものが出現するのは、はたして、何十年後なのだろうか。

自宅 17:18着
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自宅に無事到着した。今日ほとんど走っていないので、楽な物だ。

ノーザン・ハイウェイを無事走りきり、ベリーズのハイウェイで残るはサザン・ハイウェイだけとなった。何とか涼しい内に走りきりたいなどと考えるながら、明日の出勤に備える。明日は、大晦日だが、日本と違って、通常勤務日だ。祭日である元旦の前日というだけなのだ。

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