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前日帰宅後、風呂に入った後、そそくさと旅の準備。ローカル線の時刻表等、行く方面の情報をネットからパソコンにダウンロード。そしてまだ暗い中、自宅を出発。 |
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高崎駅で、青春18きっぷに日付印を押してもらい、湘南新宿ラインの小田原行きのグリーン車に乗り込む。前日買い込んで暖めてきた、カツ丼をガッツリ食べて、駅で買った暖かいお茶を飲んでひたすら寝る。 |
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目が覚めたら、小田原駅手前。3時間ほど、しっかり寝たので、比較適すっきりだ。 毎度のことだが、停車している小田急電鉄車両を見ると、小田原駅に来たことを実感する。5分後の熱海行きに乗り換える。 |
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熱海駅では、島田駅行きにり換え。6分の接続なので、スムーズ。ここから、JR東海だ。 |
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熱海から30分ほどの、東田子の浦駅で下車。ここから真北に、3mほど行くと岳南鉄道の岳南江尾駅。列車本数の少ない岳南鉄道との接続(あくまでも自転車利用の接続)が悪いので、ここでの下車をためらったが、駅に着くと、下り線ホームから階段無しで駅舎から出られるのを見て、急遽下車することに決定したのだ。 駅前で自転車を組み立てて出発。駅は南口なので、少々東に走り、線路を渡ってから北上する。 |
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雲をかぶった富士山を見ながら、快適に走り、岳南江尾駅まであと1kmというところで、工事中のため、迂回指示に従い西方面に。時間はあるので、焦ることはないが、行けども行けども、北上する道路はなく、結局だいぶ西に向かったところで、右折し、新幹線を潜って、また右折し、また新幹線を潜って、やっと岳南江尾駅が見えた。コの字型に3kmの遠回り。 駅は、大通りには面して折らず、左手に見てやり過ごしてから、住宅地の中の路地に分け入り、新幹線のガード手前を左に鋭角に折れて、駅前広場に到着。駅は質素で、駅構内は広く、線路が無数にあり、片側は行き止まり。典型的な終点らしい駅だ。 時間があるので、写真を撮りまくり、乗車。私の他に一人鉄道に乗るために来たと思える人が乗車しているだけだが、意外と途中から多くの人が乗ってくる。とはいえ、利用者数が少ないのは、時刻表を見ても明らかだ。沿線には工場が多く、その関係の輸送の需要に依存している線なのか、沿線には貨物線が幾度となく分岐していて、貨物列車や電気機関車が目に付く。 |
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途中の駅で降りようか、どうしようか迷ったあげく、結局、終点吉原駅まで乗車。20分ほどの乗車時間で、のんびりする間もない、あっという間の岳南鉄道の全線乗車だ。 吉原駅では、JR駅と接続していて、連絡改札は無人。通常はスイカなどでタッチして通過するようだが、青春18きっぷなので、そのまま通過。 跨線橋を渡って、JRのホームに出る。写真を撮っている内に、静岡駅行きの下り列車が来たので、飛び乗る。 |
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静岡駅で浜松行きに乗り換える。12分の接続なので、その間に小用を足すため、駅のトイレに行くが、男性トイレですら長い列が出来ている。他にもトイレはあるのだろうが、駅の規模の割に、キャパシティが少ないようだ。 |
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静岡駅を出た電車は、ちょうど一時間で、浜松駅に到着。同じ静岡県内の、県庁所在地と、一番大きな都市が、鉄道で一時間離れている。静岡県は、横に長〜い県であると、感じる。 浜松市は何度か来たことがあるが、駅周辺は立派な建物が建っていて、近代的な街だと感じる。 |
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浜松駅まで来たのは、遠州鉄道に初めて乗るためだが、せっかくだから、鰻でも食べようと、駅前をうろうろする。しかし、すぐには良さそうな店が見つからない。結局、駅の南側にうなぎの専門店を見つけ、迷わず中に入る。考える間もなく、鰻丼2,460円を注文。お安くないが、これも旅の味だ。 |
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浜松駅から歩いてすぐの距離にある新浜松駅に移動し、自転車をパックしてエレベーターで駅に上がり、遠州鉄道に乗り込む。地上階を走る市電のような鉄道をイメージしていたが、近代的で本数も多く、浜松市民の足になっている鉄道だ。この時間帯、通学の小学生や、主婦、仕事の移動で乗っている人が多い。 |
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鉄道は、ずっとこのまま高架の上を行くのかと思ったら、数駅過ぎると、線路は地上に降りてきた。駅は道路のすぐ脇にあり、イメージしていた物に近い。脇にはすでに高架橋が出来上がっているので、順次、高架に移動になり、各駅は橋上駅になって行くのだろう。踏切はなくなるのは、自動車には都合がよいだろうが、駅ホームが地上階に有れば、お年寄りや障害者にとっては、アクセスが楽なのに、残念だ。もっとも、今ではエレベーターは必須で設置されるだろうから、問題ないか。 特に理由はないが、遠州曳馬駅で下車し、浜松駅には戻らず、南東方向の天竜川駅を目指して走る。 |
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大通りに出たので、東に向かい、天竜川駅の入口らしき交差点を右折。ほとんどロス無く、天竜川駅に到着。 自転車をパックして、ホームに移動し、待ち時間無く、駅到着の5分後に上り電車が到着。すぐに、天竜川を渡る鉄橋にさしかかる。 さて、本日の宿をそろそろ決めなければならない。候補は、海側にある御前崎YHと、大井川鐵道に乗って行く川根七曲宿YHだ。大井川鐵道は、次回じっくりと乗ってみたいと考えていたが、御前崎YHは、金谷駅から距離もあり、風向きによってはかなり辛い移動になるというリスクを考慮し、駅から近い、川根七曲宿YHに決めて電話をする。今日は他には宿泊者はいないようで、受け入れ準備が整っていなかったようだが、こんな時間にお願いをして、止めてくれるだけありがたい。お風呂も近くの温泉に連れて行ってくれるとのことで、食事もそこで食べられる。全く問題なし。 |
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金谷駅で大井川鐵道に乗り換える。会社間の連絡通路もあるが、そちらへは行かず、あえて、駅の外に出て乗り換える。 大井川鐵道の金谷駅に入って、各種案内を見る。さっき川根七曲宿YHに電話をしたときに、ペアレントさんから、フリー切符を買うなら、今キャンペーンで宿泊する場合は割引になるとのことだった。今回は川根七曲宿YHに泊まるだけなので、地名駅への往復としては、フリー切符など買うと割高になると思って、購入しないことを伝えたが、運賃表やキャンペーンちらしを見ると、そもそもフリー切符は2日間で大井川鐵道を往復するだけでも、お買い得な上、3月末までは沿線の宿泊地に泊まるなら、2,000円割引になるということだ。これなら地名駅往復だけでも、普通に切符を買うより安い。そんなことなら、明日は、一番奥の、終点井川駅まで行ってみようと思い、4,200円のフリー切符を2,200円で買い求めた。これで2日間、大井川鐵道全線乗り放題は確かに安い。 ホームに移動すると、待っていたのは、近鉄車両。学生時代、親類の家に行くのに良く乗ったので、懐かしいオレンジと深いブルーのラインだ。 |
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金谷駅を出ると、次は新金谷駅。調べてあるとおり、ここで蒸気機関車とすれ違うのだ。往路の蒸気機関車には、間に合わなかったので、折り返しでもみることが出来ればよいかと思っていたが、予定通り見ることが出来た。 近鉄車両のリクライニング・シートでくつろぎなら、50分ほどで地名駅に到着。もう日が暮れかかっている。木造駅舎を写真に納め、北側にある日本一短いトンネルを見てから、川根七曲宿YHに向かう。 |
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地名駅周辺の集落から下り、昭和橋を渡って大井川を越えてすぐに右折すれば良いというのは、地図で確認済み。その曲がり角にしっかりとYHの案内看板が出ていた。ここから200mとのこと。それを見て、自信を持って右折し、道なりにどんどん行くと、また集落に入り登りになる。こんな斜面にも立派なお茶畑が続いている。しかし、200mは とっくに走ったが、YHらしい物は見つけられない。きっとどこかで間違えたに違いないと思い、注意深く来た道を戻ると、かなり手前に、舗装していない川沿いの道に誘導する案内看板を発見。その指示通りに行くとすぐにYHがあった。ガイドブックの通り、古民家の建物に、和風の電光サインが出ているのに、心が和む。飼い猫がすり寄ってきて、みゃーみゃー鳴く。とても人なつっこい猫だ。 |
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YHの中に入って、宿泊の手続きを済ませ、部屋に荷物を置いて一服してから、温泉に連れて行ってもらう。食事は、予定通り、温泉施設でも食べられるが、YHから見て大井川の対岸に食事ができる場所があるとのこと。温泉の後、車で連れて行ってくれるとのことなので、お勧めの通りにすることにする。 YHから、ほぼ大井川鐵道沿いに4kmほど南下した川根温泉駅の近くにある、公共の温泉施設「川根温泉ふれあいの泉」に到着。風呂から出たら電話をして、迎えに来てもらうことにして、温泉を満喫。屋内風呂はシンプルだが、露天風呂がとにかく豪華で、4種類以上の湯船がある。そして、この露天風呂の売りが、毎日のように、蒸気機関車の運行を見ることが出来ることなのだ。今日は何時何分という風に、案内が出ている。今日はもう蒸気機関車の通過は無いが、普通に鉄道が通るのが見えるので、どのように見えるのかは想像は付く。温泉自体も素晴らしいが、大井川鐵道が売りにしている蒸気機関車が見えるとなると、次回は是非その時間に合わせて、ここに来てみたい物だ。 |
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温泉を満喫して、YHのペアレントさんに迎えに来てもらい、食事をするカフェに連れて行ってもらう。車は、昭和橋の手前で斜めに左に入る。そう言えば駅からYH向かうときに、橋の手前に看板があったことを思い出した。舗装が切れて砂利道になり、大井川に近づくと、ログハウス風の建物があり、そこが「サンゴーカントリーともしび」だ。 階段を上がり、店内に入ると、まきストーブが暖かい。壁には見事なドライフラワーがかかっている。女将さんがドライフラワーの作成のプロで教室を開いて教えたりしているようだ。 風呂上がりの生ビールを飲み、しょうが焼き定食を食べ、大満足。食事に来ている地元の人や、帰ってきたご主人と話しをして、ひとときを過ごす。 |
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YHへの帰りは、車での送迎を断って、歩いて帰ることにした。ウインドブレーカーを着てこなかったので、寒いかと思ったが、温泉とビールで体は温まっているし、橋の上も風がないので、インナー用のダウンジャケットだけで、全く問題なし。そもそも、橋を渡って反対側だから歩いて5分程度の距離だ。 地名駅周辺の集落をちょっと見た感じでは、商店がちょっとだけある程度で、飲食店などは皆無だろうと思ったが、こんな立派な飲食店があるなんて、通りかかっただけでは解らない。やっぱり地元情報はすごいと感心しつつ、夜空の星を見ながら、橋を渡って、YHに戻る。 掘りごたつに入り、夜遅くまで、ペアレントさんと話し込んでしまい、深夜に就寝。明日、鉄道の時間に起きられるか心配だが、寝室には目覚まし時計もあり、それをセットして、深い眠りについた。 |