RC684&房総半島鉄道サイクリング

RC684&房総半島鉄道サイクリング 詳細
2008年3月27日 木曜日 房総半島をぐるっと回ってローカル線に乗る


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走行ルート
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ビジネス旅館ふみわ福俵駅鎌取駅浜野駅館山駅城山公園館山駅安房鴨川駅大原駅上総中野駅養老渓谷養老渓谷駅上総村上駅五井駅東京駅上野駅桶川駅実家
天候
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晴れ時々曇り
宿泊先
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自宅
走行データ
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走行距離:29.7km
支払い
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館山名物くじら弁当¥1,000
いすみ鉄道運賃(大原駅⇒上総中野駅)¥630
小湊鉄道運賃(養老渓谷駅⇒上総村上駅)¥1,160
夕食(五井駅の海鮮大衆居酒屋)¥4,800
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ビジネス旅館ふみわ 07:58発
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宿泊したビジネス旅館ふみわs5tr
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宿泊したビジネス旅館ふみわ
小湊鉄道と共通の駅s5tr
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小湊鉄道と共通の駅

今日も、朝早くから移動しようと思い、早起きをするが、うだうだしていて、結局、旅館を出たのは、8時前。昨日、買い物をしたスーパーマーケットのある俵駅を目指して走る。地図で確認して、近道をする。

福俵駅 08:05着 08:16発
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昨晩買い物をしたスーパーの脇の福俵駅s5tr
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昨晩買い物をしたスーパーの脇の福俵駅
福俵駅に千葉駅行きが入線s5tr
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福俵駅に千葉駅行きが入線

少々自信がなかったが、ほぼ最短で、福俵駅に到着。昨日は、暗かったので、どんな駅か解らなかったが、無人駅で、駅舎らしき物はないのは想像の通りだ。

下り方面の電車が行き過ぎ、自転車をパックして、まだ誰もいないホームで待っていると、通勤客が続々とホームに入ってきて、それなりの人数になった。ここからだと、千葉駅周辺への通勤客のベッドタウンになるのだろうか。

鎌取駅 08:37着 08:42発
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外房線鎌取駅で下車s5tr
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外房線鎌取駅で下車

千葉行きの電車は、昨日下車した大網駅でも乗客を吸い込む。

これから、内房線に乗り換えるが、本来なら蘇我駅でなるのだが、時間があるので、手前の駅同士で有る、鎌取駅と浜野駅の間をワープすることにする。

いくつかの駅を経て、鎌取駅に到着したので、下車。新興住宅地の中にある橋上駅で、区役所もある駅のようだ。駅を出て、新しく区画整理された住宅地の中の道を、ひたすら郊外に向かって走る。

浜野駅 09:07着 09:10発
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浜野駅で内房線に乗り込むs5tr
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浜野駅で内房線に乗り込む

いかにも郊外型の店舗の多いバイパスに出て、走る。思ったより距離があり少々焦って、前方に見えてきた館山自動車道を潜って、左折して、国道16号線に合流する。

最初の大きな交差点を右折したところで、浜野駅の位置をパソコンの地図で間違っていないことを確認して、駅方向に入る。あと3分しかないので、急いで写真を撮って、自転車を畳んで、エスカレーターで橋上駅に上がる。駆け込みセーフで、内房線に乗り込んだ。

館山駅 10:51着 11:10発
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舘山駅から海方向を見るs5tr
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舘山駅から海方向を見る
南国情緒たっぷりの館山駅s5tr
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南国情緒たっぷりの館山駅

2時間弱、ひたすら内房線に乗る。木更津当たりまでは、首都圏という感じだが、富津を過ぎ、南房総国定公園に入ると、風光明媚な海の景色が広がり始める。浦賀水道を挟んで、三浦半島も大きく見える。ちょっと前に、久里浜まで鉄道に乗っていったことなど、思い出しながら、うとうとしているうちに、館山駅に到着。このまま安房鴨川まで乗っていっても良いのだが、一つ後の電車で向かうことにして、館山で1時間ほど時間をり、ポタリングすることにする。

城山公園 11:28着 11:35発
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桜の咲く城山公園s5tr
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桜の咲く城山公園
桜は六分咲きというところs5tr
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桜は六分咲きというところ

どこに行くか決めたわけでもないが、駅でもらった館山のガイドを見ると、南総里見八犬伝のゆかりの地ということで、博物館など有る城山公園を目指すことにする。

海沿いに走った後、内陸に向かえば良さそうだと考え、適当なところで左折すると、左側に城山らしき物が見えてきた。ぐるっと反時計回りで回り込んで、城山公園の入口に到着。まだ六分咲きだが、桜が咲き乱れ、多くの花見客が訪れていた。

のんびりポタリングしたせいで、城山公園を散策したり、もちろん博物館見学などする時間もなく、桜の花だけ眺めて、館山駅に戻ることにする。

館山駅 11:47着 12:05発
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館山駅で内房線に再乗車s5tr
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館山駅で内房線に再乗車

うろうろしながら、館山駅に戻る。

駅前が整備され、駅舎が立派なので、館山駅周辺は、てっきり海側の西側がメインなかと思っていたが、反対側の東側がにぎわっているようだ。こっち側も散策するべきだったと反省し、知人から聞いていた鯨弁当を買い込み、車中の人となる。

安房鴨川駅 12:47着 12:53発
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館山名物鯨弁当を食べるs5tr
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館山名物鯨弁当を食べる

館山駅を出た内房線は、東京湾の内側を、今まで南下していた進路を東方向にぐるっと変え、房総半島の先端を横切るように走る。再び海が見えるようになると、今度は房総半島の外側の海であり、進路は、北東方向である。もうぐるっと房総半島を回り込んだわけだ。

外房の海を見ながら、先ほど購入した鯨弁当を食べる。特別うまいわけではないが、鯨肉など久しぶりだ。こんなあじだっただろうかと思いながら、ぺろっと平らげる。やはりボックス席で食べる駅弁こそ、鉄道旅の定番だ。

外房の海沿いではあるが、乗っているのはまだ「内房線」だ。このまま安房鴨川駅までは、「内房線」で、安房鴨川駅から北側が「外房線」となる扱いだ。乗ってきた電車が安房鴨川駅で、終点で、折り返して千葉駅行きとなり、これから外房線の千葉駅行きに乗り換える。房総半島を鉄道で旅していると、どのターミナル駅に行って乗り換えても、千葉駅行きになることが多い。

大原駅 13:40着 13:51発
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いすみ鉄道の起点大原駅s5tr
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いすみ鉄道の起点大原駅
菜の花色のいすみ鉄道s5tr
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菜の花色のいすみ鉄道
大多喜駅の車庫s5tr
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大多喜駅の車庫

途中、行川アイランド駅に止まる。周りに何もない殺風景な駅を出ると、右手に行川アイランドの入口があるが、閉ざされているのは、このリゾート地はもう営業していないのだろうか。JRの駅名にもなっているのに、むなしい限りだ。

御宿など、聞き覚えのある海水浴地をすぎ、安房鴨川駅出て45分ほどすると、大原駅に到着。ここで、外房線と別れて、いすみ鉄道に乗り換える。乗り換えの駅と言っても、電車を降りて、見渡すが乗り換え先のいすみ鉄道は見あたらない。改札を出ると、JRの改札とは別に、入口があり、菜の花色の電車が止まっていた。

特に改札に人もおらず、電車内で清算するのだろうと思い、駅構内に入り鵜、時間があるので写真など撮ってから、車中の人となる。

出発したいすみ鉄道の電車は、進路を西に向け、房総半島の一番太いところを横切るように内陸に向かう。鉄道の名称の通り、夷隅郡夷隅町を通り、大多喜町の大多喜駅に到着。ここは城趾もある古くからの町のようで、いすみ鉄道も拠点となっているようで、引き込み線が豊富で車庫もある。多くの人が降り、多くの人が乗り込んできた。

上総中野駅 14:41着 14:51発
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鉄道ファンがかぶりつく先頭s5tr
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鉄道ファンがかぶりつく先頭
菜の花の土手を走るs5tr
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菜の花の土手を走る
終点上総中野駅に到着s5tr
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終点上総中野駅に到着
無人の木造の駅舎s5tr
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無人の木造の駅舎

大原駅を出てからずっと、沿線には菜の花が沢山植えられ、南側を向いた土手の斜面など、この世の楽園と思われるほど、一面、菜の花で覆われている。「菜の花号」という愛称を持つ、いすみ鉄道の車両は、菜の花色に塗られていて、沿線住民に親しまれているようだ。

大多喜駅を出てから、一度南側に進路を変えてから、再び西に向かい、上総中野駅で終点だ。それほど古くないようだが、木造の駅舎が良い雰囲気の駅舎だ。ここは、内房と外房の分水嶺になっている地点の手前となり、この駅から先は、小湊鉄道で内房に向かうわけだが、この先、小さな分水嶺を越える電車は少なく、半分以上の電車はお隣の、養老渓谷駅の始発となる。ほんの一駅間だが、接続が悪いと言わざるを得ない。

上総中野駅から、小湊鉄道に接続していないのは、時刻表で調べているので、知ってのことであり、養老渓谷経由で自転車で走るのにちょうど良いと思い、あえて接続していない、いすみ鉄道に乗ってきたのだ。途中、大多喜駅で乗ってきた家族連れは、接続がないのを知らなかったのか、タクシーに乗って、お隣の養老渓谷駅に向かっていった。

養老渓谷 15:15着
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養老渓谷を横切るs5tr
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養老渓谷を横切る

上総中野駅を出て、一時線路と平行に走り、すぐに線路を横切って、あえて養老渓谷駅への最短コースを通らず、養老渓谷に向かう。

思ったより登りがきつく、暑くなり、上着を脱いで、一生懸命走る。房総半島の内陸部で、山深いので当然と思い、小湊鉄道の時間を気にしながら走ると、やっとピークに到着。一気に下ると、養老渓谷沿いの道への分岐点である、老川交差点に到着。時間に余裕があるわけではないので、少々高いところを走る旧道らしき道を避け、トンネルを行く新道を行く。

養老渓谷駅 15:38着 15:53発
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小湊鉄道の養老渓谷駅に到着s5tr
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小湊鉄道の養老渓谷駅に到着
古い感じの列車に乗り込むs5tr
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古い感じの列車に乗り込む
駅員のいる立派な養老渓谷駅s5tr
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駅員のいる立派な養老渓谷駅
養老渓谷←→五井s5tr
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養老渓谷←→五井
房総半島を横切るルートs5tr
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房総半島を横切るルート

あまり渓谷らしきところを見ることが無く、養老渓谷の宿泊街を通り越して、市原市に入る。県道を通って、養老渓谷駅に行くのが通常のルートのようだが、あえて左に折れて、細い道を行き、養老川を二度横切って、小さな集落を抜けて、正面に養老渓谷駅を発見。何とか間に合ったようだと、安心していると、駅の南側には駅の入口はなく、駅の反対側に移動する必要があり、少々焦るが、それほど遠回りすることなく、すぐに線路を越えて、余裕で養老渓谷駅に到着した。

ほどなく、折り返しの電車が到着して、多くの客が降りてきた。みな、この辺に散策に来た人のようで、宿の手配をしている。

養老渓谷駅はとても古い駅舎で、五井駅の一つ手前の上総村上駅まで切符を買う。1,160円と、運賃の高さを感じる。切符自体は、今では珍しい、全ての駅への名称が印刷済みの、厚紙の切符「硬券」である。

養老渓谷駅を出た列車は、房総半島のほぼ中央から、分水嶺を背に、内房方向に向かって、徐々に下ってゆく。いくつもの小さな駅に止まり、上総牛久駅付近まで来ると、林の景色から、町の郊外を走る要になり、この上総牛久駅から、終点の五井駅までは、列車本数が3倍ぐらいに増えることを見てもわかるが、ここからは利用者が多いようだ。

上総村上駅 16:52着 17:07発
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小湊鉄道の列車内s5tr
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小湊鉄道の列車内
五井駅の一つ手前の上総村上駅に到着s5tr
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五井駅の一つ手前の上総村上駅に到着
小さな駅だが有人の上総村上駅s5tr
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小さな駅だが有人の上総村上駅
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上総村上駅脇の踏切

小湊鉄道は、経営方針なのか、古い状態をそのまま保っている様に感じる。さきほど乗ってきたいすみ鉄道もそうだが、どのローカル鉄道も、車掌さんを廃して整理券制度を導入するなど、ワンマン化が進み、駅も無人化を進めている。そして、列車内外には、広告が多い。それにより、東京からさほど遠くないところで、昔ながらの鉄道の情緒を残すところとして、映画のロケや、写真撮影に使われることが多いと聞く。今日は、五井駅周辺に在住する、学生時代の同輩のI君と会うが、彼も、最寄りの駅で、写真撮影をしているのを見たことがあると言っていた。

その、彼の住む最寄りの駅である、終点五井駅の一つ手前の、上総村上駅で下車。時間もあるし、ここから五井駅まで、小湊鉄道沿いに走ってみたいと思ったからだ。周囲の閑散とした風景としても、当然、この駅は無人駅かと思ったら、なんと有人であった。上総村上駅と印刷された硬い切符を見せて、記念にもらえるかと交渉すると、無効のスタンプを押してくれた。パソコン上の地図で、五井駅までのルートを確認して、写真など撮影してから、上総村上駅を出発。

五井駅 17:16着 22:05発
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五井駅に到着s5tr
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五井駅に到着
小湊鉄道の車庫s5tr
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小湊鉄道の車庫

結局、線路近くのルートをすぐに外れ、五井駅直結のメインルートを走って、10分ほどで、五井駅に到着。駅の脇には、小湊鉄道の車庫があり、朱色とクリーム色の列車が何両も止まっている。超ローカル線と思っていたが、これだけの規模の車庫を持っているのだから、侮れないなあと、感心する。

I君が仕事が終わり、合流するにはまだ時間がかかりそうなので、五井駅の西側に移動し、コーヒーショップにて休憩。携帯電話から彼に電子メールを送り、旅のデータを整理していると、1時間ほどで、I君から電話があり、久しぶりに合流。彼もBROMPTONを通勤で乗っている。

あまり居酒屋など行くことがないと言うI君に、せっかく海の近いところに来たのだからと、海の幸のおいしい店をリクエストして、居酒屋に入る。とても大衆的な店で、どのメニューも安いのだが、いろいろ頼んで、久しぶりに会って、話しに盛り上がって、1人5千円弱の宴会になってしまった。

かなり酔っぱらって、BROMPTONを押して、駅まで行き、予定の東京駅に向かう快速電車に乗る。その後は、ほとんど記憶がない。

東京駅 23:00着 23:09発
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なんとか東京駅手前で目が覚めて、乗り過ごすことなく、東京地下駅で下車。地上駅に上がり、山の手線と京浜東北線のホームに上がり上野方面の電車を待つが、最初に来た電車は、混んでいたのでパス。こんな調子で混んでいたらマズイと思いつつ、次の京浜東北線は、空いてて、すんなりと乗り込む。

上野駅 23:19着 23:46発
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東京から乗った京浜東北線は、高崎線の最終電車の1本前に間に合う時間に上野駅に到着。ピークは過ぎているとは言え、通勤客で混んでいるので、余裕を持って、最終電車に乗り込む。それでも、すでに、座席は埋まりかけていた。

桶川駅 00:29着 00:36発
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高崎線の中では眠りこけていたが、奇跡的に、実家のある桶川駅手前で目が覚める。この駅は、もう長年通勤では使っていないが、それでも、過去は何年も通勤通学で使っていたので、運行の様子は体が覚えていて、自動的に目が覚めるのだろうか。

実家 00:43着
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無事実家に到着。

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