上高地キャンプサイクリング

上高地キャンプサイクリング 詳細
2008年9月4日 木曜日 上高地からひたすら下り、軽井沢経由で帰宅


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走行ルート
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小梨平キャンプ場河童橋大正池釜トンネル坂巻温泉沢渡奈川渡ダム道の駅風穴の里梓橋駅田沢駅明科駅姨捨駅戸倉駅小諸駅軽井沢駅横川駅高崎駅自宅
天候
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晴れのち曇りのち雨
宿泊先
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自宅
走行データ
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走行距離:85km
支払い
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運賃(明科駅⇒姨捨駅)¥480
ざる蕎麦¥400
麦茶500mlペットボトル¥120
運賃(戸倉駅⇒軽井沢駅)¥1,170
運賃(横川駅⇒高崎駅)¥480
LABI1高崎moon Parkにて夕食
ディーナーバイキング¥2,100
飲み放題¥900
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小梨平キャンプ場 08:45発
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予定外に泊まることになったバンガローs5tr
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予定外に泊まることになったバンガロー
小梨平キャンプ場の管理棟s5tr
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小梨平キャンプ場の管理棟
幻想的な清水川s5tr
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幻想的な清水川

昨日とうってかわって、晴れている。すがすがしい朝だ。バンガロー泊になったので、残念ながら、野外のすがすがしさは満喫出来ないが、窓を開けて木々を眺めながら、コーヒーを入れて、昨日買ったパイを切って食べて、朝食にして、くつろぐ。

二つ隣の部屋の外国人カップルが外に出ていたので、挨拶し、出発準備をして、写真を撮って、管理棟に行き、使っていないシーツや懐中電灯等を返して、チェックアウト。

河童橋 08:50着 08:53発
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河童橋s5tr
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河童橋
上高地バスターミナルからはしっかり舗装s5tr
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上高地バスターミナルからはしっかり舗装
帝国ホテルからの脇道は自転車は押して通行s5tr
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帝国ホテルからの脇道は自転車は押して通行

キャンプ場からは、遊歩道ではなく、昨日、宅配便の車が通っていた道を走って、ビジター・センターの浦を通って、河童橋に向かう。こちらなら、自転車で走っても問題ないはずだ。

河童橋は、すでに観光客でにぎわっていた。この時期の平日にこんなに人が多いのだから、ピーク時にはすごいことになっているのだろう。簡単に写真を撮る程度にして、バスターミナルをスルーして、ひたすらバス出来た道を戻る。

大正池 09:24着 09:29発
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緑が美しい湿地帯s5tr
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緑が美しい湿地帯
大正池s5tr
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大正池
大正池s5tr
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大正池
■QuickTime動画「大正池から釜トンネルヘの下り走行」を見る(SIZE 737KB)

上高地自体は、狭いエリアだが、高級ホテル泊から、本格的登山まで、本当に楽しめるエリアのようだ。昨日は雨だったから、ガックリだったが、今日は晴れて、自転車で走ってとても気持ちがよい。朝なので、多くの観光バスが到着し、業務用の車もそれなりに走っているが、一般車は通年通行止めだから、こんなもんで済んでいるのだろう。昔は、ピークシーズンと週末以外は一般車が入れたと記憶しているが、どん詰まりの上高地だから、今一般車を解禁したら、大変な渋滞になるだろう。

少々のアップダウンを繰り返し、右側に大正池が見えてきた。その向こうには、焼岳が見える。昔は、この大正池はもっと幅があり、ボートで楽しむことも出来たというが、焼岳の噴火で土砂が落ちてきて、池の規模が縮小されたと聞く。

釜トンネル 09:39着 09:58発
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釜トンネルの上高地側出口s5tr
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釜トンネルの上高地側出口
右方面は旧釜トンネルs5tr
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右方面は旧釜トンネル
通年マイカー禁止s5tr
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通年マイカー禁止

往路は寝ていて知らないうちに通過してしまった釜トンネルの入口に到着。右側には、旧釜トンネルへ向かう道があるが、行っても通過は出来ないだろうと、素直に新トンネルに入る。新トンネルは距離が長くなっているが、もちろんまっとうな幅員が確保されている。10%前後の下りもあるようだが、怖いことで有名な釜トンネルゆえ、特に慎重に下る。ゆったりしたカーブをこなしている内に、出口に信号があるという表示が見え、突然出口が現れ、観光バスが赤信号で止まっている。その前を横切り、反対側に渡り、信号脇の土産物屋で休憩。交差点には許可車両しかトンネルに入れない様に、係員が交通整理をしている。昔はシーズン中と土日のみマイカー規制だったが、今や通年規制になっているので、現在は無許可で入ることが出来る車両は自転車だけなのだ。

持っている地形図は、例によって古いため、旧トンネルしか明記されて折らず、交差する道路の状況や、回りの地形を確認し、やっと旧トンネルへの道の分岐点に出たことが判明。ということは、旧トンネルへの古い道があるはずだと見渡すと、トンネルのすぐ左側に工事用車両の入口があり入口のゲートが閉まっている。中をのぞき込むと、古い舗装面のルートがトンネルの外側に沿って続いている。今やふさがれたこの先が旧トンネルがある場所だ。

坂巻温泉 10:03着 10:07発
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一軒宿の坂巻温泉s5tr
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一軒宿の坂巻温泉
トンネルと橋の繰り返しs5tr
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トンネルと橋の繰り返し

ここからもひたすら川沿いに下りだ。とは言ってもトンネルと橋ばかり。いくつかのトンネルを越えると、いきなり道の右側に温泉宿が現れた。一軒宿の坂巻温泉だ。トンネルは後で掘られたのだろう、川には古い橋が架けられ、昔は谷筋の道を往来していたことを伺わせる。

沢渡 10:33着 10:52発
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遙か下に見える谷川s5tr
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遙か下に見える谷川
上流と下流で温度が大きく異なるs5tr
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上流と下流で温度が大きく異なる
■QuickTime動画「沢渡の足湯」を見る(SIZE 501KB)

沢渡の手前で、長いトンネルを抜けたと思ったら、特別高い所を跨ぐ橋に出た。栂桜橋だ。川をのぞき込むと、足がすくむ高さだ。遙か下の方にトンネルが見えるが、今は使われて稲感じなので、旧道のトンネルだろうか。

栂桜橋から一気に下り、湯川渡から、梓川の対岸のルートを行く。霞沢発電所の下を通り、沢渡に出るルートで、裏道なので、ほとんど車が来ず、のんびり走れる。すぐに沢渡に出て、当初より寄る予定だった足湯を発見。早速、靴とソックスを脱ぎ、浸かることにする。

奈川渡ダム 11:12着 11:28発
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奈川渡ダムs5tr
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奈川渡ダム
アーチ式ダムs5tr
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アーチ式ダム

沢渡で足湯を満喫した後、再び、ひたすら下りのルートを楽しむが、ダムが近づくにつれ、梓川の川幅が広くなってきて、またトンネルばかり繰り返すことになる。トンネル自体も怖いが、路面が悪く、慎重に下ることになる。途中、少々登りになるところで、4サイドバッグをつけたキャンピングの自転車の人が自転車を押していた。登りはたいしたことはないが、歩道は狭く、車道の左端の路面の状況は悪いので、乗るのをためらっているのだろう。

前川渡では、トンネルの切れ目に信号があり、右折禁止の表示があり、乗鞍高原方面に行く車両は、先のトンネルを越えた先にあるUターン場を経て戻ってくる様になっている。

その先のトンネルを出ると、奈川渡ダムだ。自転車を止めて、ダムを見学。それなりの規模のアーチ型ダムだ。先ほどのキャンピング車の人が通過していったのが見える。

道の駅風穴の里 11:49着 12:21発
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遠くに先ほど通った奈川渡ダムが見えるs5tr
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遠くに先ほど通った奈川渡ダムが見える
道の駅風穴の里で買い物s5tr
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道の駅風穴の里で買い物

ダムを出て、すぐにトンネルに入る。このトンネルは、珍しく中でY字路になっていて、別な方向からきたトンネルと合流している。その地点を過ぎ、トンネルを出ると、下の方に、谷と谷筋の道が見える。当然ダムは高いところにあるので、下流側に出るときつい下りになるのは当然のことだ。

ダムを過ぎて、川幅が狭くなった梓川だが、いくつかトンネルを通過する毎に、またまた川幅が広くなってきて、水殿ダムに出る。この脇に、往路バスの中から見かけた道の駅風穴の里がある。土産購入を兼ねて、予定通り休憩。

梓橋駅 13:15着
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大糸線の梓橋駅s5tr
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大糸線の梓橋駅

道の駅を出て、3番目の小振りな稲核ダムを横目で見て、通り過ぎ、上高地への徒歩ルートである、徳本峠越えの起点の、島々集落も通り過ぎて、新島々駅の手前で、ずうっと下ってきた国道158号から別れて、梓川と反対側のルートを下る。このルートは、松本の中心部より北側に出るルートで大糸線の梓橋駅に向かうのだが、つい一月ほど前に通ったルートなので、よく知っている。道の入口には、工事中のため迂回を指示する看板があるが、生活道路なので、自転車が通れないようなことはないと判断し、どんどん行く。昼時と言うこともあり、ほとんど車と出会わず、結局、工事中の区間は見あたらずに、梓橋駅に到着。ここから、篠ノ井線の田沢駅を目指して北上するのだ。

田沢駅 13:45着 13:48発
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篠ノ井線の田沢駅s5tr
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篠ノ井線の田沢駅

篠ノ井線の本数が少ないため、ちょうど良い時間の長野駅行きが無く、あえて松本駅より一つ北側の田沢駅で篠ノ井線に乗ろうと考えた。長野自動車道を潜り、梓川が合流した犀川沿いに出て、田沢橋を渡った正面が、田沢駅だ。小さな駅で時刻表を確認すると、なんと、数分前に長野駅行きが出ている。時刻表を見誤ったか。乗る予定の電車には、まだ時間があるので、懲りずに次の駅、明科駅まで走ることにする。犀川沿いの国道19号線を走れば、かろうじて下り基調で明科駅付近まで行けるはずだ。

明科駅 14:12着 14:38発
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篠ノ井線の明科駅s5tr
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篠ノ井線の明科駅
篠ノ井線に乗り込むs5tr
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篠ノ井線に乗り込む

明科駅はそれなりの規模の駅で、町も大きい。自転車をさっさとパックして、駅舎内にある蕎麦屋で軽い昼食として、ざるそばを食べる。

オレンジカードを購入し、それを記念品にして切符を買おうとしたら、この駅でオレンジカードはもう販売していないとのこと。ガックリ。仕方なく現金で姨捨駅までの切符を買い、篠ノ井線、長野駅行きに乗り込む。

姨捨駅 15:09着 15:19発
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モダンな姨捨駅舎s5tr
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モダンな姨捨駅舎
見事な棚田(千枚田)s5tr
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見事な棚田(千枚田)

明科駅から30分ほどで、姨捨駅に近づく。車窓からの展望が東方面に良く、遙か下の方に、千曲川流域の街が見える。ここを通る、しなの鉄道に乗るために、姨捨駅から下ってみようと言う、Kさんのもくろみだ。

篠ノ井線は姨捨駅に到着し、下車。乗ってきた電車の写真を撮ろうと思ったら、電車は予想していたのと反対側に動く。一瞬、電車が来た方向を勘違いしたかと思ったが、そうではなくこの駅で方向転換していたのだ。北の方角を見ると、線路は行き止まりになっている。そうか、この駅はスイッチバックの駅であったかと、唖然とする。駅を出た列車は、またすぐに向きを変えて、駅と平行に一段下の線をを行ってしまった。ということで、この駅に停車するためだけに二度の方向転換をおなうので、特急列車等の、姨捨駅に停車しない列車は、一度も進行方向を変えないので、無関係と言うことだ。

無人の駅舎を通り過ぎ、自転車を組み立てて、出発。線路沿いに少々走り、踏切を渡って、千曲川流域の方向へ下りかける。この斜面には、棚田が広がり、小さな田んぼがパズルのように、組み合わさっているのが見える。名月の季節には田毎の月で有名だ。

戸倉駅 15:51着 16:05発
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立派な千曲川サイクリングロードs5tr
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立派な千曲川サイクリングロード
戸倉駅に到着s5tr
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戸倉駅に到着

斜面を一気に下って、千曲川近くまで来た。千曲川沿いのサイクリングロードを走ってみようと言うことになり、少々遠回りして、手前の橋からサイクリングロードに入り、3kmほど走って、戸倉駅近くにかかる大正橋を渡って、戸倉駅に到着。大昔、家族旅行で戸倉上山田温泉に来たことがあり、駅前の様子をかすかに覚えている。

予定の電車まで、15分ほど有るので、余裕でパックして、軽井沢駅までの乗車券を購入し、しなの鉄道の小諸行き電車に乗り込む。

小諸駅 16:41着 16:45発
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何故か小諸駅で乗り換えs5tr
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何故か小諸駅で乗り換え

昔、この鉄道の沿線を善光寺街道サイクリングで走ったときは、まだJR東日本線だった。途中の駅「テクノ坂城」も無かったように記憶している。それにしても、駅の看板にはフリガナで「TEKUNOSAKAKI」となっていて、「テクノ」が「Tec hno」出はないことにちょっと情けなさを感じるが、「テクノ」が英語ではなく、カタカナで日本語になっているわけだから、ローマ字にするのは仕方がないか。

戸倉駅を出た、しなの鉄道は、坂城、上田を通り、小諸駅に到着。ほとんどの列車は、もう数駅先の軽井沢駅までは行かず、小諸駅行きだ。そして、跨線橋を渡って、違うホームに移動しなければならないので、自転車を持っている身にはつらい。これは誰が考えても、不便で、その点、鉄道会社として、どう考えているのかと疑問を感じるが、理由を考えると、車両の効率運用のため、小諸・軽井沢駅間は利用者数を考えて、車両数を減らすために別編成の電車に乗り換えるということぐらいしか思い当たらない。高崎線のように、15両編成などであれば、それを10両編成に短くする切り離し作業で対応出来るが、数両ではそれは無理。という理由を考えたが、それにしても、跨線橋を渡らなければならないというのは、別問題だろう。

軽井沢駅 17:09着 17:32発
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軽井沢駅で下車s5tr
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軽井沢駅で下車
古い軽井沢駅舎s5tr
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古い軽井沢駅舎

5駅ほどで軽井沢駅に到着。あっと言う間だ。小降りの雨が降っているようで、水滴が電車の窓に付着している。ここから碓氷峠を下るだけなので、この程度の雨なら何とかなるだろうと思い、自転車を組み立てて、レインハットと、ウインドブレーカーを着込んで、出発の準備をする

軽井沢駅は何度も利用しているが、新幹線が出来てからは駅舎も近代化され、昔の面影はない。一点、昔の駅舎が脇に保存されているので、それを見るとホッとするが、確かこの駅舎はこの場所にあったのではないから、移築されただろうかなどと考えていると、段々雨が強くなってきた。

横川駅 18:15着 18:27発
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雨の中碓氷峠を下るs5tr
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雨の中碓氷峠を下る
横川駅でパックs5tr
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横川駅でパック

小雨と思っていた雨は、碓氷峠を越える当たりから、普通の雨になり、群馬県側に入っても止むわけでもなく、ちゃんとしたレインウェアではないので、浸水は諦めるが、なんと言っても、前輪が巻き上げる雨水が足にかかって靴の中に浸水するのは不快だ。まあ、靴についても、アウトドア用ではなく、インドア用の通気性の良いメッシュで出来た物なので、はなから浸水は諦めてはいるが。

碓氷峠を下るのはもう何度目だろうか。数え切れないほど下っているが、このような雨での下りは初めてだ。勾配は小さいが、コーナーが多いので、濡れているどころか川のようになっている部分もある路面なので、滑らないように気をつけて下る。当然、普通よりスローペースだ。とにかく、長い下りで、やっと眼鏡橋を越えたところで、Kさんが、横川駅で乗る予定の電車に間に合わないのではないかと声をかけてきた。私も心配だが、ほどなくコーナーの多い峠道は終わり、坂本宿の直線の下りを一気に駆け下りたら、すぐ横川駅で、電車出発時刻の12分前に到着。急いで自転車をパッキングして、何とか間に合った。

高崎駅 18:58着 20:52発
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横川駅から乗り込んだ信越線の高崎駅行き電車は、乗客は我々2人だけ。私は濡れた衣類の処理に明け暮れていると、途中の駅からぽつぽつと乗客が増え、安中駅では、通勤通学客が沢山乗り込んできた。30分で高崎駅に到着。自宅の最寄り駅は北高崎駅だが、高崎駅前で食事をしようと言うことになり、終点まで行く。高崎駅から、自転車を組み立てることなく、最近駅の東口に出来たヤマダ電機の本社ビルに移動し、5階のレストラン街で食事。

自宅 21:02着
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食事を終え、外に出ると、先ほどまでは小振りだった雨が、また本降りに。駅前でKさんと別れ、帰宅。キャンプが出来ないキャンプツーリングは、不幸にも最後は雨中の走りになったが、上高地を楽しんで、走りも満足で、無事終了した。

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©2008 - 2008 YOSHIDA, man