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当日、午前1時頃に帰宅して、シャワーを浴び、あわただしくパッキングして出発。 |
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高崎駅にKさんとの待ち合わせ時間に15分遅れて到着。 1階のコンビニにて夜食(朝食??)を購入して、改札に入りKさんと合流。 夜行の普通快速「ムーンライトえちご」の4号車に乗り込むと、デッキにMTBの輪行が5台ほど置いてある。何処かへ走りに行った帰りだろうか。車内は思ったより混んでいて、窓際は一杯。自分の席に着くと、隣の通路側の座席で寝ていた人は、立ち上がって移動。指定席券を購入していないのだろう。 列車内が涼しくない思ったら、30分ぐらいで涼しくなってきた。空調設備に動作不良があったようで、車掌さんが設定をいじっていたようだ。 |
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途中から明るくなり、大宮駅,池袋駅と停車して、新宿駅に到着。 中央線に乗るために地下通路を移動するが、この時間は総武線のホームの利用なので、一番遠いところまでの移動となり、荷物が多いとつらい。そして、それなりに人が多いのは、さすが新宿駅だ。数分待って、高尾駅列車に乗り込む。 |
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順調に八王子駅に到着。松本行きの普通列車は同じホームから出ることを確認。 時間があるので、売店にて朝食等を買う。この時間は、まだ全ての売店がオープンしてはおらず、改札の外の売店が開いているのみだった。 |
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平日のため、八王子駅を出た列車は、思ったより通勤通学客が多く、朝食を広げるのをためらう。それも、甲府駅を過ぎると、だいぶ空いてきたので、仕入れた朝食をぼそぼそと食べ始める。 途中、高尾駅から、小径車輪行の3人組が乗ってきた。お互い珍しいと思ったのか、会釈を交わす。 4時間弱の長い乗車の最後の方で、音楽を聴きながらやっと眠りにつく。目が覚めると、松本の数駅前だ。 予定通り松本駅に到着。松本駅からは、松本電鉄で上高地方面に行くのが通常だが、バスが松本駅前から出ているようなので、いずれそれに乗り換えるなら、乗り換えが少ない方がよいと思い、パックした自転車を転がして、とぼとぼとバスターミナルに向かう。チケットを買う際にカウンターで出発時刻を確認すると、なんとバスではなく、鉄道だという。私がバスの時刻表の鉄道区間の表記を見落としたのだ。そそくさと駅に戻り、松本電鉄に乗る。時間のロスはなかったが、重い荷物を持って、とぼとぼと移動し、とんだ無駄な労力になってしまった。 |
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新島々駅に予定通り到着。駅出口で、上高地までのバス運賃含めて、松本からの運賃を清算。松本から、上高地までセット料金で、片道2,400円だ。駅前広場のバスに向かい、バスチケットを渡して、自転車をトランクルームに入れてもらう。特に問題なし。 |
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途中まで起きていたが、バスの揺れに気持ちよくなり、寝てしまう。帰路は自転車で下る予定なので、道の様子を見ておきたいが、睡魔に勝てず。Kさんも同様。 標高1,500mhの上高地に行くわけだから、圧倒的に登りの道だが、途中はダムなどがあり、まれに道が下りになると、帰りは登りになるので、この下りが長く続かないようにと祈る。 目が覚めると、もう釜トンネルを越えて、上高地エリアに入ったようだ。大正池を越えたところで、乗客が降車し始める。 新島々まで晴れていた、天気が標高が上がるにつれ、曇ってきた。そして、上高地のバスターミナルに着くと、ポツリポツリと降ってきた。一時的な物だろうと楽観的に考え、屋根のある所に待避している内に、大雨になってきた。焦ってもしょうがないので、まずは腹ごしらえと、食堂に入り、カレー・ライスを食べる。お安くはないが、こだわった内容で、まあまあだ。 |
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食堂の下の売店で、夜のためのビールとつまみを少々買い求めてから、小梨平キャンプ場に移動。雨は止まないので、ウインド・ブレーカーと、レイン・ハットで身を固め、傘を差して、徒歩での移動を覚悟する。 遊歩道の奥に、配送車両が止まっているので、車道があるようなので、そちらを行く。小雨なので、走れると思い、傘を畳んで、ゆっくり走ると、すぐに、河童橋が見えてきた。上高地のシンボルだが、雨で台無し。キャンプ場に落ち着いたら身軽になって戻ってくればよいと、通過して、とぼとぼと走っていると、ビジター・センターを過ぎたところで、道は未舗装路に突入。公園管理者の人だろうか、自転車は押してください。と注意を受け、すぐに徒歩に切り替える。確かに、河童橋まではホテルもあり、タクシーが入ってきていたが、ここから先は、遊歩道だ。 小さな川を渡ると、すぐに小梨平キャンプ場の管理棟があった。Kさんが、キャンプ場の使用しい旨伝えると、今は、キャンプ場の仕様はダメなので、バンガローを使ってくれとのこと。クマが出て、被害があったそうで、当分はキャンプはさせてもらえないとのこと。私の新しいテントのデビューはお預けだ。 |
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バンガローに荷物を置いて、徒歩で河童橋に向かう。水たまりが多く、私のフィットネス用の靴では、下から水を吸い込んでしまう。 河童橋手前のビジター・センターに入る。立派な設備で、情報が豊富。川の中の様子をビデオでライブ中継しているが、透明度の高さは半端ではない。土産を物色し、展示を見たり、ビデオ上映を見たりと過ごしている内に、Kさんは睡魔に襲われ、展示室の椅子で寝ていた。 |
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ビジター・センターを出ると、雨はほとんど止み、さきほどは素通りした河童橋がよく見える。しかし、雲が低くたれ込めているので、山の景色は今ひとつだ。 観光客からえさをもらっているのか、梓川の河原にいるカモがうろうろしている。野生の動物にえさを与えるのは禁止されているが、鳥類ならさほど問題無さそうだ。 河童橋を何度も渡って、写真を撮ったり、買い物をしたりして過ごす。 |
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すっかり雨も上がってしまったので、傘をたたんで、キャンプ場のバンガローに戻る。 バンガローは、5部屋が繋がっているが、全て満室で、もう一つの棟も何部屋か埋まっている。 新しいテントのデビューが出来ないのは悔しいので、Kさんへのお披露目を兼ねて、バンガロー内でテントを張ってみる。 バンガローには、布団類が接地され、シーツも貸してくれるので就寝にはまったく問題ないが、せっかくなので、持ってきたマットやシュラフで、テントの中で寝ることにする。Kさんも、テントは張らない物の、同様にマットを出して寝ていたようだ。 バンガローには、ガスコンロも設置されているので、持ってきたバーナー類は使わず、ソーセージを茹でたり、レトルト食品を暖めて、ビールとワインで飲んだくれる。今日は朝から飲んでばかりだ。良い気持ちになって、テントの中に転がり込んで、熟睡してしまう。 |