ベリーズ・ハミングバードハイウェイサイクリング

ベリーズ・ハミングバードハイウェイサイクリング 詳細
2002年11月18日 月曜日 首都ベルモパンから山岳ルートでダングリガへ


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走行ルート
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自宅ArmaniaCaves BranchBlue Hole National Park Visitor CenterSibun橋Sibun CampOver the Top CampHummingbird Gap峠(標高252mh)Poormans RefrigeMiddlesexAlta VistaPomonaDangriga
天候
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くもり時々晴れ
宿泊先
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Central Hotel
走行データ
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最高時速:44.5km/s
積算距離:3229.3km
走行距離:91.67km
走行時間:5時間24分46秒
平均時速:16.9km/s
支払い
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昼食
TamalesBZ$1.50
Grapefluit JuiceBZ$1.00
Ritchie's Dinetteにて夕食
Frid Fish with Stewed Beans and TortillaBZ$8.00
Light House BeerBZ$3.00
Ice CreamBZ$1.75
Coke LightBZ$1.50
Cristal Water 1.5litterBZ$1.50
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自宅 07:11発
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くもりの天候の中出発s5tr
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くもりの天候の中出発

昼食用にと、事前にベジタリアンの店で買っておいた中華ちまき2個を、電子レンジで温め、それをフロント・パニアに詰めて家を出る。天候は曇りだが、雨が降りそうと言うほどではなく、時間が経ち、太陽が上がってくれば、晴れ間も見えてくるのではないかという感じさえする程度だ。

Hummingbird Highwayランナバウト 07:22着
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今日の目的地Dangrigaまで<BR>54マイル(約90km)の標識s5tr
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今日の目的地Dangrigaまで
54マイル(約90km)の標識

リングロードに出て、ハミングバード・ハイウェイのランナバウトに向かう。今日の途中までのルートは、昨年、ブルー・ホール国立公園まで走って往復したときのルートと同じなので、状況は分かっている。ランナバウトの手前で、今日の目的地ダングリガまでは54マイル(約90km)という標識が目に入った。

ランナバウトをぐるっと回り、南にハンドルを向け、ハミングバード・ハイウェイに入るとすぐに、ラス・フローレスの看板が現れる。首都ベルモパンの隣の集落だが、行政上はベルモパン市の一部という話もあり、独立した村なのかどうかの位置付けがよくわからない。この集落には、私の職場の同僚と家族や親戚が住んでいて、最近何度か訪れたが、彼の出身である、エル・サルバドル出身の人が住民のかなりを占めるというので、移民集落といっても良いだろう。

マヤ遺跡跡 07:59着 08:06発
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マヤ遺跡なのか?s5tr
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マヤ遺跡なのか?
アップダウンの続くHammingbird Highways5tr
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アップダウンの続くHammingbird Highway

昨年もこのルートを通ったときに気になった場所だが、右手の炭焼き小屋の奥の山は、石が積まれていて、マヤ遺跡に見える。しかし、マヤ遺跡で有れば、かなり小さい物でも、地図上で何らかの表記がされていて、看板ぐらいは出ているはずだから、やっぱり違うのだろうか。もし、マヤ遺跡だったら、かなりの規模の物になるわけだが、やっぱり違うのだろうか。

Armania 08:17着
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Armeniaの村s5tr
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Armeniaの村

少々登ったかと思うと、アルメニアの村が現れる。ここは、ハミングバード・ハイウェイ沿いに有る集落では、かなり大きい方だ。とは言っても、ハイウェイから少し奥に入ったところに集落がある場合も珍しくないので、あくまでもハイウェイから見てそう感じるだけだが。

アルメニアの村は少々高いところにあるので、集落を抜けると、かなりの規模の下りが待ち受けている。前回来たときは、一気に下りつつも、帰路は同じ道を登ってくる必要があるので、下りも程々にと考えいたが、今回は様子も解っているし、帰路はバスの予定なので、ここを登り返す必要もなく、気軽な物だ。

Caves Branch 08:32着 08:39発
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Caves Branch川にかかる橋を渡ったところs5tr
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Caves Branch川にかかる橋を渡ったところ
毎度お馴染み石碑の前で記念撮影s5tr
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毎度お馴染み石碑の前で記念撮影

直線的な坂を一気に下りきって、大きく右に曲がると、ケーブス・ブランチ川にかかる橋を渡る。前回もここで小休止し、記念撮影をしたが、そのことを昨日のように思い出す。時の経つのは早い物だ。前回は、ベリーズに来て初めてのサイクリングで、道のコンディションもよくわからないし、行き交う車のスピードにも慣れなかったが、今や、ベリーズの地理にも詳しくなって、精神的にもずいぶん楽に走れるようになった。

Blue Hole National Park Visitor Center 08:46着 08:51発
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Blue Hole国立公園の<BR>ビジターセンターs5tr
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Blue Hole国立公園の
ビジターセンター

ケーブス・ブランチ川を渡ると、谷間に小さな平地が広がり、オレンジ畑が沿道に出現するようになる。それを過ぎ、山に突き当たって、左にカーブすると、ブルー・ホール国立公園のビジターセンターが右手に現れる。ここは、セント・ハーマンズ洞窟や、展望台のアウトルック・タワーなどへのトレッキング・コースの入り口で、実際のブルー・ホール自体はもうちょっと先にある。少々立ち止まって、写真を撮ってから、すぐにスタート。太陽が上がるに連れ、天候も良くなってきて、とても調子がよい。

Caves Branch Resort入り口(タイヤ修理) 08:57着 09:51発
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切れたタイヤの内側s5tr
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切れたタイヤの内側
修復したが走行に耐えられるだろうかs5tr
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修復したが走行に耐えられるだろうか

ブルー・ホールの入り口駐車場の手前の左側には、ケーブス・ブランチ・リゾートの入り口がある。前回来たときは気にもしなかったが、今回は、休憩がてら看板の前で写真でも撮ろうと思い、自転車を押して看板に近づく。いきなり、かなり大きな音で、シューという空気が抜ける音がした。その音は、一瞬にして鳴りやみ、前のタイヤを見ると、割れたビール瓶の上に乗っていて、タイヤはぺちゃんこになっている。ビール瓶の鋭い割れ目で、タイヤを切ってしまったようで、見事なバーストだ。スペアタイヤなど用意していないので、ここでサイクリングを終え、バスに乗らなければならないかと思い、ガックリしながら、入り口の反対側にある東屋で、諦め半分に修理に取りかかる。ちょうどその横を、私のことをあざ笑うかのようにバスが止まって、乗客を降ろして行ってしまった。

タイヤの穴は、10mmぐらいの長さだが、幸いにも、かろうじて地面に設置しない部分である。そして、内側から見ると、外から見るほどキズは長くない。何とかなるかも知れないと思い、タイヤが穴から飛び出さないように、大きめのパッチを当て、チューブを交換した。これ以上穴が広がりさえしなければ、走行は可能かもしれない。前輪と言うこともあり、空気圧を低めにする。

修理をしていると、マウンテン・バイクに乗った若者が来た。彼はこのリゾートのスタッフで、ベルモパンから毎日ではないが、自転車で通勤しているという。彼は、マウンテン・バイクの専門家で、リゾートでは、マウンテン・バイクのガイドもしているとのこと。私の愛車を見て、かなり興味を持っていたようだが、タイヤ修理中のためいろいろ見せてあげられず残念だ。なんとかこれで行けるところまで行ってみると彼に言うと、下りでスピードが出ている時にバーストしたら、大事故になるので気を付けて下れと、適切なアドバイスをくれた。

Sibun橋 10:21着 10:29発
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Sibun川の橋を渡るs5tr
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Sibun川の橋を渡る

ブルー・ホールから先に、自転車で来るのは初めてだが、バスやタクシーで何度か通った事はあるのでだいたいの雰囲気は理解している。タイヤを気にしながら、恐る恐る走り始めるが、少なくとも平地では大丈夫のようだ。とにかく行けるところまで言って、後はバスに乗ろう。

少々登り、谷と谷の間の丘を越えて、下りになるが、タイヤが大丈夫か心配しながら、スピードを徐々に上げて下ってみる。穴が広がるか、塞いであるパッチが破れたら、チューブが徐々に飛び出して来るはずだが、今のところタイヤに変化はなく、開店しているタイヤを見る限り、問題の切り傷さえ見えないほどだ。

谷が開け、道は直進し、グッド・リビング・キャンプという集落を過ぎ、シブン川にかかる橋に到着した。この橋は、先ほどの、ケーブス・ブランチの橋と比べると、一車線通行しかできない幅で、板張りの橋だ。写真を撮った後、対向車が来ないのを確認して、渡りきる。

Sibun Camp 10:34着
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一車線通行の橋s5tr
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一車線通行の橋

シブン川の橋を渡って、すぐに左にカーブしたところに、小さな川を渡る橋があり、その付近が、シブン・キャンプと呼ばれる集落のようだ。

シブン川の流域の小さな平地を一瞬に走り抜け、次の集落である、オーバー・ザ・トップ・キャンプに向かって登りが始まった。最初は川沿いの登りで、それほどの勾配ではなかったが、すぐにきつい登りが続くようになる。しかし、軽いギアの装備の無いこの自転車で登ることが出来る程度だから、山岳コースのハミングバード・ハイウェイとしては、まだまだの勾配なのだろうと、先のことを心配する。

Over the Top Camp 10:58着 11:03発
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Five Blues Lakesの入り口<BR>Over the Top Camps5tr
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Five Blues Lakesの入り口
Over the Top Camp

オーバー・ザ・トップ・キャンプに到着した。ここは、観光地、ファイブ・ブルース・レイクスの入り口であり、この辺ではかなり立派なバス停がある。ここから、ファイブ・ブルース・レイクスへは、未舗装の道を、7km程入らなければならないので、時間的にも体力的にも寄ることは諦めた。

バス停付近で、登りの疲れを休めた後、写真やビデオを撮影して、出発しようとして、地図を入れ換えていると、ハイウェイ脇の小高い場所から、子供達や、地元の人達が興味深く私の方を見ている。手を振って、オーバー・ザ・トップ・キャンプを後にする。

Hummingbird Gap峠(標高252mh) 11:56着 11:58発
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オーバー・ザ・トップ・キャンプを出ると、勾配は一段ときつくなった。ハミングバード・ハイウェイの最高点で、峠でもある、ハミングバード・ギャップへのアプローチだと思えば、これぐらいの登りは当たり前だろう。ついに耐えられないほどの勾配になったときに、自転車から降りて押しが入った。この先まだあるので、今の内に体力を使い切るわけには行かない。しかし、道はこのまま川沿いに峠まで登っていると思いきや、途中大きく下ったりして、せっかく稼いだ標高を失うことになる。

昔は峠の茶屋という風情だったのか、今や営業していないレストランの建物のある場所を過ぎ、もう一度だけ、押す必要があるレベルの勾配をこなしたら、ハミングバード・ギャップ峠に付いた。峠は、私が地図から読みとった峠のピーク地点より、1km程手前のようで、もう着いたのかと言う感じである。地図上の標高は、252mで、数字的には大したことはないが、アップダウンがあり、標高の割にはきつかったようだ。しかし、ここからダングリガ方面へは、道は素直に川沿いに下っているようで、ダングリガまでの間、ひたすら下りと平地だけのようだ。

Poormans Refrige 12:05着 12:48発
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昼食のタマーレスとグレープフルーツ・ジュースs5tr
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昼食のタマーレスとグレープフルーツ・ジュース
美味しいと評判のタマーレスの店s5tr
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美味しいと評判のタマーレスの店
お店のおばさんから聴いて寄ってみたPoormans Refriges5tr
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お店のおばさんから聴いて寄ってみたPoormans Refrige

ハミングバード・ギャップ峠を下り始めてすぐに、脇道に路線バスが止まっていて、傍らに小さな建物が目に入った。時間もちょうど良いし、ここで昼食にしようと思い、建物に近づくと、そこは食事を出すお店のようで、バスの運転手のような人が、昼食を食べていた。

グレープフルーツ・ジュースを買い求めて、バスの運転手が食べているタマーレスが美味しそうだったので、それも頼んで食べる。タマーレスはあまり好きではないが、この店のは比較的美味しい。タマーレスを食べ終わった後、ちまきを一つ取り出して、食べていると、バスの運転手や、お店のオバチャンが、興味深くこっちを見ている。これは、チャイニーズ・タマーレスだと、購入したお店で表記している英語名を伝えると、ますます興味を持ったようなので、もう一つのちまきを、数人のお客と、オバチャンに食べてもらう。少々不思議な食べ物だという顔をしているが、どこで買うことが出きるのかを私に聞くところを見ると、気に入ったのかも知れない。

バスの運転手と他の2人がバスに乗り込み行ってしまい、お店のオバチャンに現在地の地名を聞くと、プアマンズ・リフレッジ(貧乏人の冷蔵庫)だと言う。地核に冷たい水の流れ出もあるのだろうか。

脇道を入って少し行くと、2つ目の橋の所に滝があるから見てこいと言うので、行ってみると、歩いて数分の所に、小さな滝があった。この辺は一応集落のようで、途中に何軒かの家があったが、そこの子供達が私が珍しいのか恐る恐る私を見に来たようだ。

滝を見学した後、途中の家から吠え出てくる犬たちを蹴散らし、さっきのオバチャンに挨拶をして、まだ始まったばかりの峠の下りを再開する。

Mile 25 12:54着
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ハイウェイ沿いに現れた小さな集落の中を走っていると、小さな男の子が自転車で追いかけてきた。この村はなんて言う名前なのかを聞き出すと、マイル25だという。これら、ハイウェイ脇に家が十数件集まっただけの集落は、村と呼ばれることもなく、名前など無いので、ダングリガから何マイルの距離かで示されることが多いようだ。

Middlesex 13:06着
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快調に下っていると、自転車の男性が併走してきた。軽く挨拶を交わすとその自転車は、日本製かと私に聞く。私が日本人だと解るのだろうか。アジア人で、サイクリングなどしている物好きは日本人ぐらいという認識があるのかも知れないが、それにしても、このルートは、中米を走っているサイクリストは、メキシコからグァテマラに抜けるルートでもないので、滅多に通らないはずだ。

などと思いながら、その男性と雑談しながら走っていると、ミドルセックスという集落に到着したようで、道の両脇に、日本で言えば、工事現場のプレハブ住宅のような味気ない家が整然と建っている。これはオレンジの収穫のために、集まる季節労働者用の簡易住居なのだろうか。その男性は、ここに用があるようで、私に挨拶して、脇道に入っていった。

Alta Vista 13:41着
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ミドルセックスから、橋をいくつか渡り、かなり勾配が緩くなった道を快適に走って、アルタ・ビスタに到着した。この辺からは、ノース・スタン・クリーク川沿いに平地が開け始めるところで、オレンジ畑が特に多くなってくる。見える山々はだんだん低くなり、いい感じの農村風景となる。

Pomona 13:58着
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アルタ・ビスタを出てだいぶ行くと、道はかなり平坦になり、直線的で変化が無く、だんだん走りは干満になってきた。峠を越えて、ずいぶん下ったのでダングリガに着いたような気になっているが、まだあと20kmもあるのだ。

曲がり角からハイウェイに出てきたピックアップ・トラックの荷台から、グレープフルーツが30個ほど転がり落ちて、道路にばらまかれたが、お構いなしに行ってしまった。生産者としては、そのぐらいの損失は、いちいち車を止めて拾い集める手間に比べたら、安いものなのだろう。私も、サイクリングには重いので、拾おうなどという気すら起きない。

ポノマの集落の付近には柑橘系果物の加工工場と思われる施設が見えてくる。それなりの規模の施設で、この周辺で収穫されたオレンジやグレープフルーツなどの柑橘系果物を、輸出用に濃縮ジュースにしているのだと聞く。

沿道には、生産者組合の施設のような物がいくつか目に入る。日本で言えば信用金庫のような物だろうか、組合員にお金を貸してくれるような組織の建物などもあり、この一帯は本当に柑橘系果物の生産を基本に、全てが動いていると感じる。

Melinda Forest Station 14:15着 14:21発
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Manatee Highwayとの分岐点s5tr
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Manatee Highwayとの分岐点

左側に直角に分岐する道が見えてきた。この道は完全に未舗装だが、ハミングバード・ハイウェイより海側を通る、通称、マナティー・ハイウェイと呼ばれる道で、ウェスタン・ハイウェイまで繋がっている。以前、この先の巨大なラグーンに突き出たゲールス・ポイントと言うところに行ったときに、チャーターしたタクシーで全線を通ったことがある。その道が、ハミングバード・ハイウェイとぶつかる地点が、ここメリンダ・フォレスト・ステーションと呼ばれる場所だ。

Southern Highway入り口 14:33着
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メリンダ・フォレスト・ステーションの先でハイウェイは大きく右にカーブして、ノース・スタン・クリーク川を渡り、2kmぐらい南に行ったところに、今度は、右側に直角に分岐する立派な舗装路が見えてくる。この先は、サザン・ハイウェイと呼ばれ、南にある町、プンタ・ゴルダに続くハイウェイで、ここが起点である。

ノース・スタン・クリーク川を渡るために南に進路を変えたハミングバード・ハイウェイは、この分岐点で再び東に進路を変えて、ダングリガをめざすことになる。

Dangriga 14:45着 15:00発
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例によってMexicoから寄贈された物s5tr
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例によってMexicoから寄贈された物
Belizeでは最大のモニュメントか?s5tr
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Belizeでは最大のモニュメントか?

ダングリガの町に入ったのだろうか、右側に大きなモニュメントが見えてきた。以前車から見て、気になっていたモニュメントだが、今回は時間もあることだし、寄ってみようと思い、ハンドルを右に切って、モニュメントに向かう。

ホンジュラスやグァテマラなど中米のカリブ海側に点在しているガリフナという民族は、ベリーズでは、ダングリガに上陸して定住が始まったという歴史を持つ。これは、それを讃えるひモニュメントのようだ。この手の例に漏れず、メキシコが援助して作られた物のようだが、これほどのスケールのモニュメントはベリーズ国内では最大なのではないだろうか。

Dangriga Bus Terminal 15:08着
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モニュメントを後にして、走り始めると、沿道に家や商店が増えてきた。そして、ついにダングリガの町の通りに直角にぶつかって、ハミングバード・ハイウエイは終点に到達。カリブ海も近く、潮の香りがする。

ランナバウトを左に折れると、すぐにバス・ターミナルがあり、ボランティア仲間の何人かが居るかもしれないので、寄ってみる。バスで来る予定のH氏が、ここで、後からバスで来るW氏を待つとのことだったが、見あたらないので、さっさとホテルへ向かう。

Central Hotel 15:08着 15:12発
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イベントの前夜祭のDangrigaの街角s5tr
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イベントの前夜祭のDangrigaの街角
夜遅くまで音楽が絶えないs5tr
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夜遅くまで音楽が絶えない

バス・ターミナルから小さな橋を渡り、次にそして大きく盛り上がった、ノース・スタン・クリーク川にかかる橋を越えて行くと、1階お店が有る建物にセントラル・ホテルの看板が目に入った。

自転車を畳んで脇の階段から2階に上がるが、受付らしき物はない。狭い階段を上って、その上の3階に上がってもそれらしき物はないので、2階にいた宿泊者に尋ねてみると、受付は下らしい。1階の階段すぐ脇の雑貨屋さんに行き、名前を言う台帳で予約を確認してくれた。私に伝言があり、友達が来られなくなったというので、一緒に泊まるはずのM氏が、仕事の関係で、バスに乗ることが出来なかったのだろうと察する。

先導する男の子の後について3階に上がってゆくと、部屋を開けて、鍵を渡してくれた。床は砂だらけで、掃除しているのかと思うが、ベッドは清潔だ。早速、水だけのシャワーを浴び、扇風機を掛け、ベッドにごろんとして、テレビを見ていると、無性にお腹が空いてきた。

日没前に、町を見ておこうと、外に出て、ベランダから通りを眺めていると、M氏が、管理人のおじさんに連れられて、上がってきた。彼はダングリガに来ることが出来たのだった。来るのを取りやめたのは、もしかしたらホテルに転がり込むかも知れないと言っていた、H氏の方だったようだ。

Ritchie's Dinette
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特徴のある面をかぶっているs5tr
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特徴のある面をかぶっている
ガリフナの民族衣装で踊るグループs5tr
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ガリフナの民族衣装で踊るグループ
■QuickTime動画「Garifuna民族の踊りその1」を見る(SIZE 757KB)

M氏と部屋に入り、少々休憩した後に、食事に出ることになった。ホテルを予約してくれた、ダングリガ出身で職場の同僚のスージーに、ガリフナ料理を食べさせるレストランを教えてもらっているので、そこでフドゥという、ガリフナの魚料理を食べるのが目的だ。

既に、前夜祭のようなものは盛り上がりはじめていて、街角で音楽が鳴り響く中、M氏と歩いて目的のガリフナ料理レストラン、リッチーズ・ダイネッテに到着。奥の座席に着くなり、目的のフドゥが有るか尋ねると、今日はなくて、明日なら有るとのこと。魚料理なら、煮豆とトルティーヤが付いた物があるとのことで、諦めてそれを頼むことにして、ビールで乾杯した。M氏は、私が完走したお祝いにと、ビールを一本ご馳走してくれた。

食後は、ガリフナ・デー前夜祭で沸き立つ、ダングリガの町の散策だ。まず、レストランのすぐ前では、PAを使って、宗教的な若干モダンな音楽の演奏と歌で、大勢の人が踊っている。それを見ていると、W氏が職場のダングリガに住む同僚と歩いているのと出会う。やっぱりH氏は来るのを辞めたそうだ。

ちょっと裏道に入ると、ガリフナ民族の伝統的な衣装で、踊っている一団がある。一見、日本のひょっとこのようなお面が特徴的だが、本来、クリスマスの時の踊りでかぶる物だとのこと。ガリフナの伝統的な物を紹介する写真などで良く見かけるお面で、生で見るのは初めてだ。それと、なぜか、段ボールで作った水牛の面をかぶって、コートを着て腰を曲げて、牛の格好をして、踊り狂っているのも、伝統的な踊りのスタイルだとのこと。

Dangriga Bus Terminal 19:25着
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メインストリートを歩いていると、ホテルの前で、職場の隣のセクションのボス、ダングリガ出身のMs.ラミレズに出会った。イベントで、いくら人が多く集まっていると言っても、だらだら歩いているだけで、必ず知人に出会う程度の規模だ。ホテルを予約してくれた、スージーにも出会う。

ずっと南に歩いて、行くと、ノース・スタン・クリーク川の橋のたもとでも、民族音楽と、踊りで、盛り上がっている。良く見ると、さっき見た牛の格好をした人が乱入して、盛り上がっていた。

明日、ベルモパンに戻るためのバスの時刻を確認するために、もうちょっと先にあるバス・ターミナルまで行ってみる。それなりにバスはあるようだ。

ホテルに戻る途中に、ガイドブックにも出ている、橋のたもとにあるキング・バーガーというファスト・フード店を覗いてみる。ホテルの1階にあり、店の作りは古いが、しっかりした店構えで、メニューを見ると、かなりのバラエティーがあることに驚かされる。M氏は、試しにハンバーガーを注文し、私は、アイスクリームを食べてみる。ハンバーガーはオーダーが有ってから作っているようで、味見をさせてもらったが、なかなか本格的な味だ。安くはないが、ボリュームもあり、適切な値段だろう。こんな店があるとは、やっぱり、それなりの人口と、観光客が定期的に訪れる場所なんだろうと実感する。

中華系の店で、飲み物を買って、ホテルに戻って寝る。まだまだ音楽は鳴りやまず、一晩中続きそうだが、今日一日走って、疲れているので、問題なく眠りにつくことが出来そうだ。

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Copyright ©2004 YOSHIDA, "man" Mitsuru