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BROMPTONで自宅を出発。予定よりかなり遅れていて、焦って、高崎駅に向かう。 |
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高崎駅に両毛線の列車出発3分前に到着。BROMPTONを手際よく畳んで、青春18きっぷに日付印を押してもらい、ホームに移動。ギリギリ間にあったと思ったら、なかなか発車せず、3分も遅れて出発。なにかあったようだ。 |
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高崎駅を出た両毛線は通勤通学でそこそこの乗車率だったが、時間と共に座席が空いたので、座る。ぐっすり寝込んでいるうちに、小山駅に到着。 小山駅の両毛線ホームは、他のホームから、ずいぶん離れていて、自転車を持っての移動はつらい。おまけに、これから乗り込む水戸線は、東北線や新幹線ホームを挟んで、全く反対側なので、乗り換え時間に余裕があるかと思ったら、それほどでもなかった。ホームにある自動販売機でペットボトルの水を買い、初めての水戸線に乗り込む。 |
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真岡鐵道に乗り換えるために下館駅で下車。乗り換えはすぐ脇のホームで、改札も無し。それもそのはず、そもそも国鉄だったようだ。観光用に蒸気機関車を走らせているのを思い出した。 整理券をとってハイカラな色合いの列車に乗り込む。 |
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下館駅を出た真岡鐵道はぐーっとカーブして、林の中を抜けて走る。すぐに、次の駅下館二高前駅に到着し、整理券を見せて150円支払い下車。とても狭いホームだ。 ホームを降りたところで、自転車を組み立て、真西に進んで、国道294号線に出る。国道を真岡鐵道沿いに下館駅に戻る形で南下し、水戸線を挟んで、真岡鐵道と対照的な位置にある、関東鉄道常総線に乗って下館駅に戻ってくる計画だ。目指すは、下館駅の一つ南側の、大田郷駅だ。 |
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国道をひたすら南下し、神明大橋を渡る。思ったより大きな陸橋で、下館駅から見えたもっと近くの橋かと思ったら、もっと西側の大きな橋だった。この橋でJR水戸線と、これから乗車する関東鉄道常総線も跨ぐ。 橋を降りた後、どこを右折したらよいのか解らなくなり、ノート・パソコンを取り出して、地図を確認する。やっぱり紙の地図を持ってこなかったのは失敗だった。長い信号待ちなどもあり、思ったより時間がかかっているので、大田郷駅にて、関東鉄道常総線に間に合うか心配だったが、余裕で、大田郷駅に到着。おもったより立派な駅で、駅員さんもしっかり常駐していて、自動販売機で切符を買って、到着した下館駅行きに乗り込む。 |
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関東鉄道常総線は、予想よりしっかりした列車だ。人件費節約のワンマン列車にはちがいないが、設備など見ると、列車にお金がかかっている感じがする。 下館駅を出た真岡鐵道同様、ぐるーっとカーブして、さっきまでいた下館駅に戻ってきた。これで、たったの1駅間ではあるが、40分で、2つの路線を輪行することが出来たわけだ。 下館駅の関東鉄道常総線ホームからは改札を抜けてから、跨線橋を渡り、ついさっき下車した水戸線のホームに戻り、ほどなく入線した友部駅行きに乗り込む。 |
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水戸線に乗り込んで、ぼーっとしていると、のんびりする間もなく、宍戸駅に到着し、下車。 途中の多くの駅同様、宍戸駅も無人駅だろうから、最後部のドアから降りて、女性車掌さんに青春18きっぷを見せる。きっぷのチェックがあまり手慣れた感じでなかったので、18きっぷを知らないのかと思ったら、この駅はちゃんと駅員さんが常駐している駅で、車掌さんは、私から、きっぷを一方的に見せられて、とまどったというのが事実のようだ。 この宍戸駅から、隣の友部駅まで、BROMPTONで走って、常磐線に乗る予定だが、時間は、たったの7分しかない。さっさと組み立てて、友部駅を目指す。 |
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宍戸駅から、友部駅へのルートは、先ほどのようなことのないように、水戸線の中でしっかり把握した。駅間はたったの2kmだから、トラブルさえなければ、なんとかなるだろう。しかし、水戸線と平行に伸びる県道に出て、細い川を渡った先から、いきなり上りが始まり、少々焦る。それでも、予想通り、駅の手前の踏切に斜めに出る近道となる道の入口があって、信号を渡ることなく、踏切を渡ることが出来、友部駅に到着。駅前でBROMPTONを畳んで、工事中の駅舎に入ると、階段など使うことなく、常磐線の上りホームに出ることが出来たので、余裕で常磐線の上りに間に合った。 常磐線は、上野行きなので、さすがに長い編成だ。常磐線に乗るのは久しぶりで、輪行をするのははじめてである。 |
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常磐線の上り列車は、ほどなく石岡駅に到着。今回の旅の大きな目的は、3月で廃線が決まった、鹿島鉄道での輪行だが、石岡駅はその始発駅だ。隣のホームは、どおやらその鹿島鉄道の物のようで、レトロな感じの列車が停車している。今乗ってきたJR線に接続している列車がすぐに発車するようで、駅のアナウンスがあったが、その列車は終点の鉾田まで行かないし、石岡駅をじっくり見たいので、30分ほど後の列車に乗る予定になっている。 跨線橋を渡り、JRの駅舎を出て、駅脇の観光案内所など覗いた後、駅舎の中のパン屋で昼食とする。トレーにうまそうなパンをいくつか取り、コーヒーも頼んで、窓際の席で食べる。 ゆっくり食べていると、あっという間に、鹿島鉄道の出発時間が迫っている。焦って、JRの改札を抜け、鹿島鉄道ホームに移動。改札があり、駅員さんがいて、きっぷをチェックしているので、青春18きっぷを見せて、終点鉾田駅までの、運賃1,080円を支払い、清算表を受け取る。ホームでは、他にも、写真を撮影している同年代の男性が多い。青春18きっぷの使用期限が近いので、廃線前の鹿島鉄道の記念乗車に来ているようだ。 経営不振もあって、ホームの設備はとても古いままだ。広告の看板は古いままだが、文字などが消えかかっているのを見ると、広告費用をもらっているとは思えず、費用もかかるので、撤去もしていないようだ。待合室に入ると、売店のシャッターは閉まり、ホーム脇の引き込み線に停車しているレトロな感じの車両と相まって、昭和の時代を感じさせるたたずまいだ。 入線している鉾田駅行きの列車に乗り込む。中は、いかにも木造と言う感じで、古さを感じ、走り出すと、線路の状態が悪いのか、とても揺れて、床に置かれた愛車BROMPTONが倒れないか心配なほどだ。 |
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石岡駅を出発した鹿島鉄道は、いくつかの駅を過ぎた後、霞ヶ浦を少々かすめて、丘陵地帯に入る。 すれ違いができる途中の駅で、鉄道マニアだろう、線路の脇に大きなレンズの付いた写真機を構える男性が、十数人。今からこんな調子だと、3月になったら、大変な状態なのかもと思っていると、反対側から、丸みを帯びた先頭の緑色の列車がすれ違う。やはり、このようなすれ違いのできる駅で、2つの車両を狙えるのが、撮影ポイントのようだ。 道から一段高くなった所を通る所でも、ビデオカメラらしき物を三脚に据えて、撮影している人もいた。緑に包まれた背景に、レトロな車両がすーっと、吸い込まれてゆくところを、下からのぞき見る形で、撮影出来るなかなか良いポイントのようだ。自転車で沿線を走ることがあったら、是非この場所で撮影したいと、地図で場所をチェックする。 鹿島鉄道は、丘陵地帯を抜けて、平坦なところに出ると、すぐに終点鉾田駅だ。あっという間に目的の列車の旅は終了。石岡駅から、50分である。 鉾田駅で下車した乗客の内、何にかは、駅舎を出ずに、列車などの写真を撮っている。私もパックした自転車を入れて、記念撮影。駅舎を出て、今度は組み立てた自転車と一緒に撮影。鉾田の駅舎も、古い感じを残す駅舎が残されている。 |
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